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将棋駒作家のつぶやき

ピンホール修理 ~その1~

2019年07月21日 | 駒修理
芙蓉書の成香です。

かなり古く私の予想は昭和初期の作品、

骨とう品店で偶然見つけました。

作者銘が無くどなたの作品かは分かりません。

大阪駒だと思いますが、珍しい事に彫埋めです。

残念なことに、ご覧の様に無数のピンホールが発生しています。

大阪駒=彫駒というイメージですが、

どなたかが彫埋め駒制作に挑戦したのでしょうね。

失敗の原因は、

サビ漆の練り込み不足あるいはとの粉の分量が多すぎた、

といったところでしょうか。



全ての駒がこのような状態になっていますので、

修理するのは相当大変ですが、

現代の技術を使って修理してみます。

目止め剤を塗布してから、粘度の高い漆を盛ってみました。

成功するでしょうか?







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