陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

「大コメ騒動」DVD

2022-02-18 23:20:16 | Weblog
<富山県出身で「超高速!参勤交代」を手がけた本木克英監督が井上真央を
主演に迎え、大正時代に富山県の海岸部で発生した「米騒動」で活躍した
女性たちの姿を痛快に描いた。1918年(大正7年)8月、富山の海岸に暮らす
おかか(女房)たちは、毎日上がるコメの価格に頭を悩ませていた。
夫や育ち盛りの子どもたちにコメを食べさせたくても高くて買えない現状に
困ったおかかたちは、コメを安く売ってくれと米屋に嘆願に行くが失敗し、
おかかたちのリーダーであるおばばが逮捕されてしまう。おかかたちの願いも
むなしく、コメの価格高騰はとどまることを知らなかった。そんな中、
ある事故をきっかけに、我慢の限界を迎えたおかかたちがついに行動に出る。
主人公・松浦いと役を井上、姑役を夏木マリ、夫・利夫役を三浦貴大が
それぞれ演じるほか、室井滋、立川志の輔、西村まさ彦、柴田理恵、左時枝ら
 映画.comより>
 実際にその時代にあったコメ騒動を題材にしたという映画。

コメを買うためには仕事をしなくていけない。
コメ俵を女房達が一俵づつ背中に繩で担いで海ベまで持って行く作業を
していた。それでも升一杯で33銭とか?食べ盛りがいてもおかゆしか
食べられない。それでもおかゆ食べられるくらいならまだ良かったのだ。
2~3日一回しか食べられない家もあったというから。
(その後升一杯で38銭、次は42銭とか張り紙がしてあった😲
貧しい家と商家の差が激しい時代のことだ。乳飲み子抱えた母親は
大変だっただろう。
なぜ若い男がいない?男達は出稼ぎで町や村を後にしていたからね。
女房、乳飲み子までおいて出稼ぎにいく。貧しい町村ではそうした暮らし
はいくらでもあった。食い扶持が多いと幼子を手放して・・・お金をもらって
・・・『おしん』の世界だよね。
女房達が一団となって悪徳コメ屋に乗り込んでまではよかったが、
リーダー格のおばば(室井滋)が捕まってしまって。
さてその後誰が女房達をまとめるか・・・
いと(井上真央)がコメを奪還するために立ち上がったのだ。
この辺が少しわかりづらかったかな~。
いとが女房達を説得したわけじゃなかったからな~
(一人の母親の娘がコメを盗もうとして俵に押しつぶされた?
それが発端だったのかな~。米がないから少しでも・・・という
幼い子供心で起こしてしまったのだろう。こういうことがないように・・・
と思って決起集会を催し、米奪還に一致団結した女房達。
奪還成功して、コメの値段も下がったという話し。

いとに対して意味言われない中傷もあったが、それはそれで決起集会の時
「ごめんなさい」で受け流していたいと。
この時代の女性は強かったんだろうね。女性中心の映画ってそうないので、
良質の映画に見えた。『大奥』は別ものだけど😁 
女性に力をくれるような映画になっている。
米奪還時の井上真央の目力が良かった。(強い母ちゃんの顔だったね)
(時代が時代だったからねと言っちゃ語弊があるかも)
コメント
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