高橋由太さんの作品は好きで良く読むが全く今までとは違う作品で驚いた。
ライトノベルか?😅 なんちゃって。
川越での猫の喫茶店、小江戸料理などの話もあるが、今回のは泣けてくる。
ドラマ化やアニメに出来るね今回のは・・・😊
家と職を失って路頭にに迷った真琴が頼ったのは山奥にある『鳴瀬裁縫店』の
店主鳴瀬と幽霊のユキオ。
死者と会えるというのがこの『鳴瀬裁縫店』。
祖父の忠治が亡くなる前「困ったことがあったらそこへ行け」と聞かされていた。
身も心もズタズタになってしまった真琴が向かったのが『鳴瀬裁縫店』。
なんやかやいいながら鳴瀬のいいなりに働く真琴。
働くと言ってもお客さんをバス停に迎えに行くこと。
何せ山奥なので一日にバスは一度しか来ないような所。
(読む人が想像して・・・埼玉県西部あたり?の山の中らしい)
事故死した娘に会いに来た母親、病気と闘いながら妻に会いに来た男性、
恋人に会いに来た女子高生など。一つ一つが心に染みる。
真琴も亡くなった忠治に会うと、ユキオのことがわかる。
オチは鳴瀬の父親のことだった。どこにも行く所が再びなくなった真琴は
また働くと言って話が終わった。
でも一回の相談料100万円は高いな~とは思ったが、いろいろ考えると
それくらいもらわないと家業として成り立たないだろう。
(鳴瀬は一応腕のいい仕立ての縫い師なんだけどね)
読んだ人の感想は様々だろうけど・・・私的には非常によかった。
(山の中で不思議な現象で思い出したが、郵便ポストや郵便の話があったと思うが、
タイトルが思い出せない)
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