あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

フルモンティ(DVD)

2005年07月24日 | 映画
オススメ!
って誰におすすめ???う~ん、『クレイマークレイマー』が好きな人、『ビッグ・ダディ』が好きな人にはおすすめです。
私の父もこれだけ私に執着してくれたらもうちょっと縁があったのかもしれないのに。(笑)

危なっかしい感じなのに、実は全然危なっかしくない。なんだか安心して見ることができちゃう。ずっと目が潤みっぱなしだった。
日曜日の午後に見るのにはとてもいい作品だと思います。
それとイギリスの田舎ってきれいだね。空気がおいしそうだな。

エンディング曲がなんとな~く岡村靖幸チックでした。色っぽい♪

OUT(DVD)

2005年07月24日 | 映画
桐野夏生さんの『OUT』劇場版です。ドラマでもやっていたようですね。私は本もドラマも気になっていましたがどちらも未体験です。

なんとなくどっぷり日本のサスペンスに浸かりたいのならいい作品だと思います。「人間には役割があるんだなぁ」って思う作品ってあるでしょ。これはまさしくそれだと思います。

それにしても原田美枝子さんって本当にきれいだなぁ。あぁいう人になってみたいよ。きれいでかっこいい。

うげーっていうシーンがあるので、小さなお子様、お食事中には不向きです。
私は香川照之さん好きです。(基本的に頭のいい人にアンテナが向いてしまう)どんどんいい役者さんになる。って私に言われたくないかー。だって最初の頃はボンボン&インテリたっぷりだったけど、最近はそれを武器にしてスレてきて、いい感じに使い古された鞄みたいになってきた。

哀しい予感(吉本ばなな著)

2005年07月24日 | 
P.82「平屋の西武」
P.110父は言った。「あんまりたくさんありすぎるものを見ると、人間は不思議と悲しくなっちゃうんだよ」

私のこの本に関する言葉はこの2つ。

以前にも読んだことがあって、それを気づかずにまた文庫を買っちゃったの。
だから同じ文庫が2冊ある。ばかだなー。
冒頭数行を読んだら「あれ?読んだことがある、この本」と。
なぜ買うときに冒頭数行を読まなかったんだろう。

私はあまり読書が好きじゃなかったんだけど、なぜか吉本ばななさんの本は数冊読んでいました。多分『キッチン』と『TUGUMI』が好きだったからだと思う。
そしてこの本もなんの嫌悪感もなく読んでいたみたい。ずっと引っかかっていた「平屋の西武」と「あんまり~」と言うセリフ。どこでこの言葉を聞いたんだろう、読んだんだろう、って思っていたらこの本の中にあった。巡り合うものはまた巡り合うんだろうなあ。

私も父と母と妹と軽井沢の平屋の西武に行ったことがある。
家族で旅行するなんて殆どなかった我が家で、その印象はすごく鮮明。そしてなんだかちょっと悲しげでもあった。それとこの本のイメージが重なっている。とは言え、本のタイトルと内容が一致していなかったんだからあんまり説得力ないか。

ちょっと悲しいけど(哀しいけど)でも前向き。

蛇を踏む(川上弘美著)

2005年07月24日 | 
この間『センセイの鞄』を読んで影響を受け2冊目です。
川上弘美さんの本は時間という概念を超えて、その曖昧な部分がクリーミィだなぁって感じたんですが、この本はさらに生物の概念も超えちゃいます。

3つのお話でこの1冊の本は出来ているのですが、「芥川賞」の類はまだまだ難しくて分かりません。(笑)ごめんなさい。
なんだか不思議な世界にどんどん引きずり込まれて、自分の中でもどう処理していったらいいか分からなくなるんです。
通勤時に読む本じゃないのかもしれない。

さて、話は変わって・・・彼女の本は女版池波正太郎・・・。
なんだかねうまそうに酒を飲むんですよ。うまそうに肴を表現するんですよ。