あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

小学生日記(hanae*著)

2005年07月30日 | 
このうさぎの絵が気になって書店で手に取った1冊です。
平積みって大好き。だって背表紙だけじゃおもしろさが伝わってこないでしょ。前回読んだ『哀しい予感』もなんだか引き寄せられる表紙だし。こういう表紙も見て買わないと。

買ってみて・・・
すごく良かった。
小学生の時にこれだけきちんとした文章が書けるなんてすごいなぁ、ただただ感心してしまった。
このhanae*ちゃん、モデルとしては『ku:nel』などでも見ていたんだけど、眉毛に力のある子だな(笑)くらいにしか思っていなかった。いや、なんだかボーっとした顔の子だな、ムーミン谷に住んでいそうだな、とは思ったな。

ディズニーが大人から子供まで魅了するように、この作品も大人から子供まで魅了するいい作品だと思いました。(なんだか説明が下手だな)
子供の頃こんなこと思ってた思ってた、なんていう簡単なものじゃなくて、今の自分ですら「こんな風に思えたらいいのにな」って言うことまで気づかせてくれる。

巻末でシゲマツさんが感極まってこの作品についてだらだら書いているけれど、それはちょっと「書きすぎだ!」と思っているので、まず、読んでみてください。それからです。

あ、でもこれを読んで「ミュージックオブハート」と「ペイフォワード」をセットで見てみよう、とか、重松清さんの作品も読んでみよう、と思いました。