細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

感じながら

2013-12-09 17:51:28 | 勉強のこと

日本出張を終えてパリに戻ってからちょうど4週間が経過しました。この4週間の間に、パリでの生活基盤がかなり整い、子供たちも調子をつかみつつあります。

今週から二週間の日常が終わると、子供たちが冬休み期間に入るので、クリスマスやら、奥さんのもう一人の親友の実家を訪ねてパリからかなり離れたところに旅行も予定しています。また、12/21-22の週末には家族にわがままを言って、ノルマンディ地方に一人旅に行かせてもらいます。もちろんインフラ調査を兼ねております。

私の研究活動も次のステージに入ろうとしており、建設マネジメントの勉強を本格化することになりそうです。「ひび割れ抑制システムによるコンクリート構造物のひび割れ低減と表層品質の向上」という論文の原稿を仕上げて投稿しましたが、次の日本語の論文のタイトルは「施工状況把握チェックシートによるコンクリート構造物の品質向上と協働関係の構築」というものになりそうで、こちらは建設マネジメントの論文集に投稿すべく、準備を始めました。あまり頭でっかちにならないよう、いつものように具体的な各論を通して全体の肝を突くつもりで、まずは浅目に情報収集したいと思っています。小澤一雅先生にプレゼントしていただいた、木下誠也氏の「公共調達研究」という著書が非常に勉強になります。まずはこの本を熟読して、俯瞰的な見方を体得しようと思っています。

読書も乱読のようになってきておりますが、facebookでも紹介した「逝きし世の面影」を10数年越しに読めており堪能しています。東野圭吾の作品も大好きですが「新参者」という加賀刑事の本に感心しながら読み入っています。

昨日は、奥さんの親友のパトリシア家族が我々の家に遊びに来てくれ、子どもたちも4人でワイワイと遊び、とても楽しい時間を過ごせました。

旦那さんのジェロームが、私と次女が水曜日散歩で訪れるとよいおすすめスポットを複数教えてくれたので、しばらくは水曜日散歩も充実しそうです。

いろんなことを感じるいつもの余裕も少し戻ってきたように思いますので、いよいよ持前のアクティブさが発揮されるかもしれません。

今週、来週と、オフィスに夕方まで滞在できる日が一日も無い、という厳しい制約条件がありますが、研究、勉強にいそしみたいと思います。