フランスから帰国して、2ヶ月が経過しました。10月2日に秋学期の講義も開始し、今学期は間違いなく、過去最高のペースで講義を実施しています。
国立大学の教員としては相当に多い方かと思いますが、先ほど手帳を確認したところ、ここまでの2ヶ月で46回の講義を終えました。そのうち4回は外部からのゲストティーチャーを招いての維持管理計画学の講義(大学院)でしたが、私も4回すべて聴講しました。大学の講義は基本的に、1回が90分ですから、結構な負担にはなります。
ここまでのところ、一回も予定を変更することなく、無事にスケジュール通りにこなしてきました。学部の講義は特に、ガチガチのスケジュールとなっており、300名近くもの学生を対象にする土木史の講義などは、とてもとても予定変更などできません。大学院の講義は、比較的柔軟に対応できますが、なるべく当初の予定通りに進行するべくベストを尽くしてきました。
講義はすべて、火曜日と木曜日に集中的に配置しました。教室のご理解があっての臨時対応です。そのため、火曜日と木曜日は3連続や、4連続での講義となり、大変ではありますが、その他の日を研究に有効に使うこともできるので、何とかうまく回っています。
今のところ、講義に関してのストレスはほとんどありません。さすがに12年目なので、経験値が大きくなっていることもあるでしょうし、本当に講義が好きになっているのだと思います。
学生たちの研究の取りまとめの時期が近づいて来ていますが、研究の成果も出始めており、楽しみです。
一時期よりも、私自身も研究の最前線に立つ機会が圧倒的に増えており、以前より「研究室」らしくなっているようにも感じ、楽しいです。
真の現場で研究する大変に貴重な機会を与えていただいていることに心から感謝し、実践研究の醍醐味を私自身も感得し、その楽しさを周囲に伝えていければと思っています。