10月も一週間が経過しました。土日も仕事だったので、まさにあっという間に7日に至っています。
昨日、「土木史と技術者倫理」も開講しました。理工学部の中では最大級の教室かと思いますが、溢れかえって、座れない人がたくさんいました。「抽選」というひどいことをしたくなかったので、講義の趣旨説明・運営方法を15分程度説明し、やる気のない人に去ってもらいました。私の説明が上手過ぎたのか、あまり去る人が多くなく、結局立ったまま講義を受けた人も多かったです。レポートを見たところ、最初の15分で惹きつけられてしまった学生が少なくなかったようですので、作戦ミスでした。。。
さっそく昨日から今朝にかけてレポートの半分程度に目を通しました。ありとあらゆる学部、学科から受講に来ておられますが、大学に入って初めて本当に面白いと思う講義を受けた、というような感想が少なくないです。先生方、もっと講義、頑張りましょう。。。
初回の受講生は350~400人くらいかと思います(レポートを数えればわかるけど数えるだけで大変)が、読むことで私も大いに刺激される場合が多いし、学ぶことも感じることも多いです。そして、私は次回にそれらをフィードバックします。レポートも次週に返します。その繰返しが相互コミュニケーションと思っています。最終的には受講人数はもう少し落ち着くはずと願っていますが、それにしても昨年の200名程度をはるかに上回る人数を相手の、エネルギー消費の大きい講義になりそうです。
大学教員、土木技術者、研究者である私にとって、世の中に貢献できることはいろいろあると思いますが、この講義を私の持てる力をすべて注ぎ込んで行うことは、私が想像しているよりも大きな影響を持ちうる、と思っています。とても大事な仕事だと思っています。そのことも受講生たちに伝えています。
9月が終わるまでも決して手を抜いていたわけではありませんが、フルパワーで働いていたわけでもありません。
人間にはリズムが必要で、10月の繁忙期に入るとトップギアに入れざるを得ないので、本能的に9月末までは自衛していた面もあると理解しています。
昨日、ギアがトップギアに入りました。帰りのバス・電車も、寝る前も、 今朝の行きの電車・バスも、土木史のレポートを採点していました。今日は講義や会議以外の空き時間は、滞っている原稿の執筆に専念します。
私に求められている役割は職業以外にももちろんたくさんあります。今朝も次女のお弁当を作り、テレビ体操もしっかりとし、次女と20分の徒歩での通学時間に大切なコミュニケーションを重ねました。後半はお互い、大笑いでした。
忙しいのは当たり前ですが、これが秋の日常です。充実するので、体のキレも良くなり、体重もベスト体重に近づき、ストレスは感じなくなります。
2015年の10月に、42歳として、社会や私の周囲に貢献できることはたくさんあることを幸せに思い、まさに音を立てて壊れていく日本が少しでも良い方向に改善されるよう、日々を大切に過ごしたいと思います。