先週の13日(金)のことでした。
午前に研究室ゼミがあり、私は今年度の私の研究テーマについて30分程度で説明を行いました。それに先立ち、17日の国際会議で発表をする修士1年生の岩間君が英語での発表練習を行いました。
英語のスライド、英語での原稿は私も一字一句チェックして、添削も行いました。
発表練習を聞いて、改善すべき点をアドバイスするため、13日の午後にミーティングを行いました。これで、私の指導は終わり。
その後、質疑の練習もした方がよいだろう、ということで、英語の上手な留学生、岩間君と似たような研究をしている留学生、小松助教らの前で、もう一度発表をし、質疑の練習もしていました。私は、その場(302室)にはおらず、近くの自室(305室)に戻って仕事をしていました。
私は普段から部屋のドアを開け放っているので、302室からの発表練習の声も聞こえてきました。また、その後の質疑は聞こえてきませんでしたが、談笑している声が何度か聞こえてきました。
私は仕事をしながらですが、非常に微笑ましく思い、幸せな気分になりました。
修士1年生がこの時期に、卒業研究(トンネル覆工コンクリートのひび割れの数値シミュレーションと実構造物での検証)の内容を国際会議に発表する、というのは私の研究室では過去に例が無いのですが、そのようなことにチャレンジし、そして皆でポジティブに談笑する。
仲が良い、楽しい、ことは良いのですが、それが目的になってはいけない。
誠実に生きてチャレンジをし、厳しい議論も行い、しかしその雰囲気がポジティブで楽しいことが理想です。
このような雰囲気、環境が当たり前である研究室になれば、と願っています。