細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

仕事の能力

2022-08-06 20:39:56 | 人生論

8月に入りました。本日も土木学会示方書施工編の改訂の幹事会で、岡山大学での会議のための日帰り出張です。
明日の日曜日は今度は四ツ谷で、これも施工編改訂の幹事会で終日会議。。。

2週連続で土日が休みでなく、平日も休みなど取れませんので、疲れが蓄積しているのが明らかです。。。
この間、7月26日夜には、西武新宿線東村山駅の高架化工事の夜間コンクリート打込み視察、7月30日には炎暑の中の暑中コンクリート実機打込み実験、も無事に終了し、何とか乗り切ってきております。

この先も9月中旬ごろまで、すでに仕事で埋まっている土日もかなりあり、上手に乗り切れますように。。。

所属組織の土木の主任教授の2年の任期が2022年3月で終わったので、少し楽になるかな、と思っていましたが、逆に明らかに忙しくなりました。いろいろと理由はあると思いますが、
・上記の示方書施工編の改訂作業が佳境に入ってきたので、対面・オンラインの会議が非常に増えたこと
・自然災害ミチゲーション研究拠点の拠点長としての仕事が相当に増えたこと

が主たる理由かと思います。4月から留学生プログラムのディレクターに着任したため、この仕事の負荷も軽くはないのですが、こちらはスタッフが充実しているので、しっかりと支えられて仕事させていただいております。

仕事の能力は、実際に仕事をすることで培われます。

結局は、それぞれの仕事をやり切らないと、仕事を遂行する能力が身に付かないのは当然なのですが、まずはそれぞれの仕事に着手できるように自分のレベルを向上させておく必要もあります。

昨年度までの主任教授の仕事もそう。終わってしまえば、やり方も身に付いていますが、着手する前は不安に思ったこともありました。30代の特に前半は、自分の仕事だけでも精一杯なのに、とても土木工学教室全体のマネジメントなどできないなー、といずれやってくるであろう業務に漠然と不安を感じていました。

留学生プログラムの仕事もそう。実は、30代の前半のときに、留学生プログラムの仕事に携わってほしい、とシニアの先生に緩めにお願いされましたが、結局、ほとんどお役に立てませんでした。具体的に仕事を任されなかったことも理由かとは思いますが、やはり私の力不足でした。今は、49歳となり、留学生プログラムのディレクターをそれなりにこなしています。

示方書の改訂の仕事もそう。学生のころ、育った研究室の先生方(岡村先生ら)から、示方書にまつわる話は幾度となく聞いてきました。学生の身で示方書の施工編も読んではみましたが、とにかく詰まらない。今は、改訂作業に相当にディープに関わっているので、肝の部分が分かってきているので、ようやく面白さが分かってきたかな、という状況。まあ、今回の改訂に限らず、今後もしばらくは関わるでしょうから、ようやくプロとして仕事ができるレベルに向上してきた、ということでしょうか。

いろいろな仕事をさせていただけることをありがたく思う気持ちは強くなっています。重たい仕事も誰かがやらなくてはならないし、重たい仕事ほど、誰でもできるものでもありません。未熟な人間なりに努力とともに日々を重ねてきて、それらの仕事を任せていただける状況に立っている、とありがたく捉えるようになっています。仕事を通じて直接貢献すること、仕事の能力を身に付けて後進にアドバイスすること、などなど、この年代の役割をしっかり果たせるよう、努力を重ねます。

明日の日曜日は、大学はオンラインのオープンキャンパスを開催するので、私も昼休みに模擬講義を30分ほど提供します。「土木と、国の発展・エネルギー・環境問題について考える」というタイトルにしました。示方書の会議ですが、12:30~13:00の間は、四ツ谷の主婦会館で別の会議室を借りて、オンラインで高校生たちに模擬講義を提供します。楽しみ。

これだけ忙しいと、心身の調子が崩れると破綻するので、暇があればスーパー銭湯でくつろぐ、睡眠は削らない、毎朝体操するなど、健康にはかなり配慮しています。

断酒も本日で123日目。4か月経過しました。。。