9月末まで、読書量も非常に減っていました。激務で心身がやや疲労していたのかな、とも思います。
フランスへ来て一週間近く経ちましたが、まだまだこちらでの生活の立ち上がりの時期ではありますが、読書欲も復活してきて少し安心しています。
稲盛和夫さんの「働き方」という本を、電子図書で読んでいます。電子図書の使い方も少しずつ上達しており、付箋を貼ったり、マーキングしたりということもできるのですね。
稲盛さんの本は過去にベストセラーの「生き方」も読みましたが、今回の本でも改めて真摯に仕事に打込むことの重要性を学んでいます。この考え方は日本人の特質でもあり、稲盛さんの記述を参考にすると、もしかするとキリスト教の方々との根本的な違いの一つかもしれないので、フランスの方々との職業観の違いもおいおい観察していければと思っています。
この本の中で印象に残っていることの一つに、「潜在意識」があります。
稲盛さんは、潜在意識となるまで仕事のことを考えろ、仕事に打込め、仕事に恋をせよ、と言われます。確かに、顕在意識で仕事をしている間はまだまだ、ということは私にも分かります。
私が仕事をしていても、潜在意識により発見があったり、潜在意識が答えを導き出してくれたり、ということもよくあるようになってきています。曲がりなりにも10年以上、自分の仕事を通してコンクリートのこと、構造物のこと、社会のこと、教育のこと、人間のことを真剣に考えてきたからだとは思います。
現在、勉強中のフランス語(スピード・ラーニング)も、顕在意識での学習も重要とは思いますが、潜在意識に刷り込まれるくらい聴き込む、ことが大事なのだと思います。人々の会話の中に、自分の潜在意識の中の文章と同じものがたくさん見つかるようになると、聴き取れる状態になるのかと思います。
通勤の長い時間を、読書とスピードラーニングに活用しようと思っています。勉強の良いところは、前進することはあっても後退はないこと。勉強の方法がまずければ貴重な時間をロスすることになるのでやればやるほど後退することもあり得るかもしれませんが、この年齢で勉強の手段を間違うことはあり得ませんので、地道に前進を続けたいと思います。
5日、6日の週末、長女の通うパリ日本人学校の文化祭(40周年)でした。学習発表会もあり、日本人学校の設立、運営の大変さについても学ぶことができ、また学習発表会でも感激し、有意義な時間でした。
家族と海外に長期滞在することは、自身の経験だけでなく、家族の経験も共有できるので、非常に意義深そうであることを、体感し始めています。
文化祭の様子は、また別途、報告します。
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