切手収集、果てしなき旅そしてロマンを求めて...

小学校2年生の国語の教科書で挿絵に日本の記念特殊切手が紹介されていました。その魅力に取り付かれて早50年近く...。

押印された年代で済み切手の価値評価が異なる!

2019年03月06日 | 消印

 私が小学生の頃、郵便局で新しい記念特殊切手が発行されると、学校を終えて郵便局へ行くと売切れで買えなかった。記念切手は儲かると云う神話で多くの人がシート購入されていました。

 その人気時代に憧れの切手でもあったのが、(1次)国宝シリーズ。消印別に収集していますが、外信用額面50円は収集が難しいです。

 例えば、このマテリアル。雪舟の秋冬山水図は1969年(昭和44年)2月10日発行です。郵便局で購入してはシートで死蔵されていた時代に初日以外に使用されるのは稀だと思います。

 押印された消印から、発行月で16日後の使用。欧文日付印でなくて和文櫛型が満月消しです。これは驚きのマテリアル。欧文印ならいさ知らず...。速達か書留郵便に使用されたのでしょうか?

 ところが、同じ切手の使用済でも、こちらは和欧文機械印消し。消印だけで判断すると、「凄~い!」ってなるのですが、日付を見ると発行後9年。もうこの当時から切手離れが始まっていたのかも知れません。

 死蔵されていた1960年代の記念特殊切手が郵便に使われ始めました。1978年の封書基本料金が50円で切手として使うには、発行時の外信用50円という額面はもってこい。この消印が1969年~70年であったら、正に“国宝級”のマテリアルになっていたと思います。今、過去を振り返って、9年なんて大したことないと思われがちですが、済切手を熱収する上では大変重要なファクターですね。

 こういう事等念頭に置いて、まだまだコレクションを充実させて行きたいです。でも...道は未だ険しいですね。

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