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新年最初の記事ということで、
初詣の話。
先日、東京・港区にある、
「豊川稲荷・東京別院」に行った。
今まで一度も行ったことがなく、
初めてのお参りとなった。
愛知の豊川稲荷には、
これまで二回ほど行っている。
近くの東京別院のほうが、あとになった。
1月4日、初詣客が相変わらず多かったが、
三が日を過ぎ、場所柄会社が多いことから、
仕事初めのこの日に、会社ぐるみで初詣、
とおぼしきグループが多かった。
そして、列の先頭では、
賽銭を入れる音とともに、
パン、パン、という柏手の音が「時々」聞こえてくる。
全員ではない。「時々」・・。
そう、
豊川稲荷は、神社ではなく寺なのだ。
曹洞宗の寺であり、別院のこちらも当然同じだ。
狐が奉られており、たしかに神社と間違えられても無理はない。
しかし、知らずに来ているのか、
柏手を打つ人が結構いる。
だが、大半の人は毎年来ていたり、
地元の住民・会社の人達なのだろう。
8割方の人は、寺のお参り通りに、
静かに頭を下げて合掌する。
せっかくの初詣。
そこの神様(仏様)に、一年の祈願をするのだから、
多少の予備知識は持っていきたい。
柏手を打つ目の前で、
僧侶の読経が聞こえ、
線香の匂いや、南無阿弥陀仏の文字がある。
おかしい、と思わなければいけないのでは?
以前、東京・江東区の深川不動尊に行った時、
若い大学生グループだろうか、
「テレビでやってた。まず二礼二拝」
と言いながら全員でお辞儀をし、柏手を威勢よくたたく。
そして、「鈴は?・・あれ、鈴ないぞ」
「ここ、神社じゃなくね?」
まあここは、
年末に事件の起きた、富岡八幡宮と隣り合わせ。
一緒にお参りする人も多いので、
勘違いも仕方ないか、と思う。
その富岡八幡宮も、事件の影響で、
この正月の人出は、例年の十分の一だという。
日本人は、宗教に対して、
けっこう無頓着だったり神経質になったりするものだ。
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