東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

本来は、進学先なんて書きたくないんですけどね

2015-01-23 12:49:56 | 日記
 右のカテゴリーの欄に(PCでの閲覧には出ています)、「そろばん学習者の進学先」があります。

 そろばん教室をスタートして、今年が15年目です。まだまだですが、卒業生がいろいろと報告に来てくれます。私自身は「進学先がどこだったか」には実はあまり興味がありません。本当に重視しているのは

その生徒の希望が叶った進路であったか


ということなんですね。

 たとえば、私はこっそりと中学生のお勉強も見ています。小学校高学年にこちらへ来て、九九もあやしいし、家庭学習の習慣なんて微塵もない。忘れ物も平気、宿題だってさぼり放題。姿勢も悪く、あいさつひとつまともにできない。なんてお子さんをたくさん(トータルで30名以上はいましたよ)お預かりしてきました。

 2・3年かけて上記のことが改善される時点でもう中学生です(改善されない生徒は結局中学生までにやめてしまいます。だってその方が楽なんですもん。「こどもがめんどくさいと言っているので、今月で辞めます」っていう感じの辞め方を幾度経験したことか)。

 それから、危機感を持ち始めるのですが、時すでに遅しです。ここから小学時代の穴を埋めながら中学生の学習をできるようにするなんて、恐らく無理だと思います。だから私はあわてず、基礎を少しずつ固めることに全力を注ぎます。

 そうなんです。この時点で「高校に合格させればそれで終わり」なんてことは微塵も考えていないわけです。ということは目先の点数をあげてしまうわけではなくて、「その生徒が何をしたいのか・何が嫌なのか」「夢や希望があるのか」そして「どんな人生を歩みたいのか」を3年かけて引き出していきます。その結果「学歴が必要な進路」であれば鍛えますし、さらにトップレベルの学習が必要となるまで伸びて、私で役不足と判断すれば、ノウハウ豊富な大手への転籍をお勧めします。(天王寺・高津合格者はこのいきさつの生徒です。八尾・夕陽丘・清水谷は複数の生徒が進んでいますし、真ん中あたりの高校へ進んでも、結果的に本人希望の進路へ進んでくれればうれしいことですし、進路指導は間違いではなかったと胸を張って言えますよ)

 だから、私の学習指導は「やりたいことが見つかったときに、それに立ち向かえる力をつける」ということが大前提なんです。そのあたりのお話は「夏休みチャレンジ」に詳しいのでそちらもご参照ください。

 したがって、「○○高校・大学合格」をこのブログに掲げることは、実は私の考え方からは少し外れているんです。ところが、結果を出せていないものにこれを言う資格はないだろうということで、あえて掲げることにしたいきさつがあります。

 そして、天王寺・高津・夕陽丘・八尾・清水谷高校合格の生徒は、遅くとも小学校卒業までに、「本人のやる気が伴えばそのレベルに受かりますよ。よく話し合いをしてください」。と、保護者の方々との懇談の中で、本人と保護者の方々に伝えていました。例外はありません。小学校卒業時点までにこのお話をして、本人のやる気が伴った生徒は、例外なく私が宣言したレベルか、より上のレベルの学校に進んでいます。

しかし、これは子供が頑張った結果です


大人が頑張った結果ではありません。このことをわからずに「○○高校△△名合格!」とかやってる塾はこどものことを真剣に見ていませんよ。合格させればそれで終わりですから。

 そして広告やホームページで、高校合格実績を声高く訴える塾ほど、成果至上主義になっていることを理解したうえで、いろいろな塾の広告やホームページを見てください。こどものことを真剣に考えているか否かが見えてきます。

 私の教室でも、そろばんを通してしっかりと基礎・基本を身に付けたい生徒のみなさまを募集しています。2月より一般募集開始です。優先入学受付期間が終了いたしましたら、このブログでもお知らせいたします。うるさい先生ですが、よろしければお問い合わせくださいね。お待ちしています。
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