東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

うれしい春がまたひとつ

2013-03-24 01:18:57 | 学習・塾に関する中身
 それぞれの入試がそれぞれの結果をもって終了しました。

 前回にも書きましたが、たった一回の試験で人間の値打ちは決まりません。しかしながら、その一回に全力を注ぎこんだ結果、自分の想いを成就する者がいることもまた事実です。

 この春高校を卒業する学年の生徒たちは、まだまだヒナに近かった私を、少しずつ胸を張ってみんなを指導できる先生に育ててくれた、私の先生たちでもあります。わかるまで何度も聞いてくれたこと・叱ると次の授業でごめんなさいと謝ってくれたこと・納得いくまで先生とけんかしたこと・自分の人生に悩み相談してくれたこと…。ちょっと想い返すだけでも、いろいろなことが脳裏によみがえってきます。

 そんな学年が今も7人つながってくれています。時には教室を訪れ、節目にはメールをくれたりします。そして残っていた最後のメンバーが次なる進路を決めました。結果・就職1名・専門学校1名・大学進学が5名です。現役で大阪府立大理工学域を決めた彼は、最後の最後まで決まりませんでしたが、みごとに合格をつかみ取りました。小学校の頃、漢字の読みに四苦八苦していた彼は関西学院大学工学部に決まりました。小学校の頃から近大マグロを夢見た彼は無事、近大マグロに進みました(うん?なんか表現変ですね。まっいいか)。甲子園の切符をつかんだ彼は、さらに四年間大学で野球を続けます。夢がないと進路に悩み続けた彼女は、無事に就職を決め、社会人になる準備をしています。幼いころから料理人になるのが夢だった彼は、アルバイトも飲食店で勤め上げ、調理師免許を取得する道へと進みました。勉強めんどくさいと言い続けた彼女も、まさかの大学進学を決めました。
 このメンバーには、私も体当たりでぶつかりました。ともに進路も悩みぬきました。そして今もつながり報告してくれること、本当にうれしい限りです。

 そして今日は朝から、進路に悩んでいるこの春高3になる彼女が教室に来て、二時間以上いろんなお話をしました。彼女は先生への道を考えています。特別な支援を必要とする子供たちに寄り添いたい。そのためにどうすればいいか?。私が教育大学出身ということもあって、真剣に話を聞いていました。そしてあと一年、走りきる決心をしたようです。

 こうして、いったん卒業した後も、何かの折に訪ねてくれる、そして頼ってくれる。教師冥利に尽きると思います。

 本当に生徒に、そして保護者のみなさまに恵まれているなあと思います。春からは、私の夢のひとつであった、教え子が今の教え子を教えるという体制がやっと正式にスタートします。頑張ることの大切さ。努力は結果を裏切らないということを身を持って経験した彼らが、今の生徒たちに生きた体験を伝えてくれることがとても楽しみです。

 こうやって書いてみて、本当に本当に幸せな人生をおくっているなあと感じます。

 ではおやすみなさい。
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