東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

YDK(やればできる子)シリーズ最終章

2015-08-08 10:13:26 | 学習・塾に関する中身
 さて、久しぶりの更新です。単純に忙しかったんです。

 で、私が最低だと思う塾さん。1年生の入塾者が恐ろしい数のようです。まあ、自分で勉強できる生徒はどこへ行っても(最低な塾へ行っても)ある程度の結果は出してしまうでしょうし、ある程度以下しか結果が出せないの生徒は辞めさせてしまうから、最終的には常にいい実績だけが残ると。経営者としては完璧ですね。

 私の教室では現在「夏休みの宿題を終わらせる」ことに、最重点を置いています。よその塾さんからは「そんなもんで来て当たり前や」と思われるんでしょうね。ところが、「◎◎日までに終わらせろ」という言い方をすると、本当に「終わらせ」るんです。子供たちは。そう!事務的に。
 中身なんか頭に入っていません。よく「学校の宿題は作業量ばっかりで効率が悪い」という言い方をする方がいますが、勉強なんて効率が悪いもんです。例えば、数学で途中式を徹底して書かせること。これはものすごく大切です。あとで指導者が見たときに間違いの場所が分かる上に、間違い方も分かるんです。勉強する本人も繰り返すうちに、気づくべき点、注意すべき点が理解できてきます。これを「途中式はできるだけ省略しろ、スピードを上げなさい。書かなくていいものはできるだけ書くな」なんて指導をすると、物事の本質が見えなくなるんですね。
 高校入試の先にある高校での勉強、そしてさらにその先を見据えていれば、そんな薄っぺらい指導はたとえ目先の点数が上がるとしても、とても怖くてできません。というか無責任すぎますね。

 「夏休みの宿題を早く終わらせる」ということの意味は「提出できる状態にする」のではなく「少しでも宿題の中身を自分のものにする」という意味なんです。でないと「紙に鉛筆の芯をこすり付ける大会」になるだけなんですよね。

 ようやく、私の生徒の中にも「夏休みの宿題」を一通り終えた者が出てきました。今後は少し先へ進んでおくこと、復習をより深いものにすることの二本立てで進んでいこうと思っています。

 で、本題ですね。YDK(やればできる子)とは、

 Y:やるための的確な指導を受けて
 D:努力することを怠らない適切な勉強方法が身について
 K:きちんとこなしていける

 そんな生徒のことだと思います。「Y」が100%できているかと言われれば、全く自信がありません。少なくとも「その場しのぎの適当な」指導や、「先を見据えないその場限り」の指導は絶対にしていない自負があります。
 今は生徒たちに「D]を徹底しています。そして数名は「K]の段階に入りつつあります。そろばん教室で学ぶ生徒が、自分の希望の進路を掴んでいくことが当たり前になってくれることを目指して、これからもがんばります。

 そろばんはやっと自信が持てるようになりました。教室開設15年で珠算・暗算ともに1級合格30名以上。そして1級満点合格も出てくれました。少なくとも「間違った」指導はしていないと胸を張って言えます。8月27日以降、体験授業・入学のお申込み受け付け再開です。こちらもよろしくお願いいたします(小学2年生以下限定です)。

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