東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

変えるということ

2023-02-12 09:00:00 | 日記
 基本的に人間というのは変化を嫌うものです。とはえい日進月歩世界は進化していきますから、変化を拒絶することは難しいものです。

 私は教育分野において、拙速に指導内容・方法を変化させるべきではないと考えています。

 「これからの指導はこうあるべきです」とか、「これまでの指導では成果が出にくいのです」とか、「さらにより良い指導を追求した結果こうなります」とか。
 え?これまでのどこがダメで、変更する方法のどこが良くて、そしてどのような効果が期待できるのか?少なくともシミュレーション上では成果の方が大きいと考えられるならその根拠は?

 そういうものを示すことなく美辞麗句が並んでいると、私は言葉を失います。少なくとも今まで「それまでのやり方」で学んだ生徒は被害者じゃないですかね?

 もちろん、新しい知見をもとにこれまでのやり方を検証して、ダメなものは辞める・より良きものは取り入れる。これを否定しているわけではありません。
 目新しいから飛びついてみた。生徒が集まらないから手を替え品を替えで改悪になっている。そんな状態になっては良くないと思うのです。

 そろばんそのものは昔も今も変わり映えするものではありません。ただその指導方法はずいぶんと変わりました。そういう変化は必要だと思いますが、伝えるべきことが伝わらなくなる変化は良くない。そんなことを新年度の方針を考えるにあたって思いました。
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