超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

短歌や俳句で山も越えれる

2019-05-18 20:36:41 | 無題
西東三鬼全句集おもしろい。
季語に拘らなくていいと言うので
歳時記をめくらなくても俳句は書けると気づく。私も俳句を数句。

軽妙なリズムを刻む楽聖も
新しい垂れ耳うさぎ縫い終わる
帰りがけ列車の音はワルトシュタイン
蜜蝋に遠い詩人の声を聞く
好きだった映画が棚で買えと言う
ラテン語の聖書イエスの顔を見に
登別入浴剤に溶ける闇
本棚に置いた天使に泣き崩れ
届かないマリア観音夢に見る

俳句も短歌も作ると楽しい。

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三鬼読み初めて俳句を作る

2019-05-18 16:52:53 | 無題
通販で楽なズボン届く。知り合いの先生からまた洋書教えて頂く。
今日は五月半ばなのに真夏日。
西東三鬼の全句集読む。
「手品師の指いきいきと地下の街」「算術の少年しのび泣けり夏」
「葡萄あまししづかに友の死をいかる」『道化出てただあゆめり子が笑う」
「絶壁に寒き男女の顔ならぶ」「おそるべき君らの乳房夏来たる」
「卒業近し髪揚げ耳を掻く片目」「水ありて蛙天国星の闇」
「電報の文字はユルセヨ梅雨の星」「春のミサ雨着に生まの身を包み」
「今つぶすいちごや白き過去未來」「蜂蜜に透く氷片も今限り」
「うつくしき眼と会う次の雷待つ間」「クリスマス馬小屋ありて馬が住む」以上西東三鬼作。
午後専門店街に行き、夏服を探す。
川辺にタンポポとライラックが咲いていた。いい季節である。
帰ってブッフビンダーのピアノ独奏曲全集を聞く。
さて、私が生まれて初めて作った俳句を披露する。
夏服を探し疲れて塩えんどう
配達夫過ぎて独奏曲を聞く
月寒の川辺でリラに沿う野花
よく冷えたアボガドの皿初夏の晩
悲しみを瞳に映すぬいぐるみ
帰宅して素顔に還りソナタ鳴る

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