名月や人の心に曇りなし
十五夜を指折り数え迎えけり
満月の心に沁みる良夜なり
秋の雲パンに惹かれて靴を履く
途切れずに秋暁までを眠りけり
明けきれぬ町を歩けば秋気かな
萩の声静かな町が動き出し
月光のビアノの指の静けさや
露けさや庭の桜に休む鳥
遠列車少年乗せて秋野行く
数句だけ賢治の詠みし菊花展
生き生きと物現れる秋思かな
十五夜を指折り数え迎えけり
満月の心に沁みる良夜なり
秋の雲パンに惹かれて靴を履く
途切れずに秋暁までを眠りけり
明けきれぬ町を歩けば秋気かな
萩の声静かな町が動き出し
月光のビアノの指の静けさや
露けさや庭の桜に休む鳥
遠列車少年乗せて秋野行く
数句だけ賢治の詠みし菊花展
生き生きと物現れる秋思かな