超人日記・作文

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

徒然俳句・輪舞曲

2024-09-30 08:05:04 | 自作俳句
幼少の雲の遠さや巴里の秋
墓標まで登る途中の彼岸花
童顔の様なかたちの木の実かな

信号の無き車道なり秋の蝶
残されし糸瓜炒めと後半生
月の夜消し忘れたるテレビの間

秋涼や薄きジャケツが役に立ち
秋桜がオレンジ色に町を染め
唇は柘榴の色や旧校舎

里の奥落ち葉の宿に人疎ら
秋の園身を反らしつつ輪舞かな
木枯らしに舞い散る落ち葉赤子の手
コメント
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