幼少の雲の遠さや巴里の秋
墓標まで登る途中の彼岸花
童顔の様なかたちの木の実かな
信号の無き車道なり秋の蝶
残されし糸瓜炒めと後半生
月の夜消し忘れたるテレビの間
秋涼や薄きジャケツが役に立ち
秋桜がオレンジ色に町を染め
唇は柘榴の色や旧校舎
里の奥落ち葉の宿に人疎ら
秋の園身を反らしつつ輪舞かな
木枯らしに舞い散る落ち葉赤子の手
墓標まで登る途中の彼岸花
童顔の様なかたちの木の実かな
信号の無き車道なり秋の蝶
残されし糸瓜炒めと後半生
月の夜消し忘れたるテレビの間
秋涼や薄きジャケツが役に立ち
秋桜がオレンジ色に町を染め
唇は柘榴の色や旧校舎
里の奥落ち葉の宿に人疎ら
秋の園身を反らしつつ輪舞かな
木枯らしに舞い散る落ち葉赤子の手