深々と心を洗う虫の声
後半生真知に映る流れ星
石像に眠りしままの黄金虫
秋の森木菟眠る奥に入る
秋の宵一つ二つと柿を剥く
秋の野に幼き蜂と戯れる
柘榴の実余りの赤に目を逸らす
秋満ちて樹液滴る町の奥
秋思う空の絵筆が美の故郷
やがて来る冬を知らずや野紺菊
月落ちて目覚めし人に秋の虫
剥き栗や凱旋門を歩みつつ
後半生真知に映る流れ星
石像に眠りしままの黄金虫
秋の森木菟眠る奥に入る
秋の宵一つ二つと柿を剥く
秋の野に幼き蜂と戯れる
柘榴の実余りの赤に目を逸らす
秋満ちて樹液滴る町の奥
秋思う空の絵筆が美の故郷
やがて来る冬を知らずや野紺菊
月落ちて目覚めし人に秋の虫
剥き栗や凱旋門を歩みつつ