今月もまた新月期が訪れました。
今回は寒さもあり、天体観測熱がそれほど上がってませんでした。
でも、とにかくどこかへ行きたい。
仕事で閉塞感を抱えておりました。
都合よく山へのお誘いを頂いて、レッツゴー!
思うところあり、高速道路での運転を変えてみました。
走行車線を走ってみたのです。
今まで僕は高速道路に乗ると、必ず追い越し車線をひたすら走ってました。
可能な限り早く目的地に着くためです。
ルーフテントを乗せてから、高速道路での燃費が10km/Lくらいに落ちました。
ルーフテントを乗せるまでは、高速道路走行での燃費は15km/L前後を期待できました。
ルーフテントを乗せた前後で、走り方はそんなに変えていない。
ルーフテントを乗せると、空力的に不利だということでしょう。
でも、ルーフテントはなくてはならない。
燃費は、ある程度諦めてました。
ところが、この正月のことです。
奥さんの実家からの帰り道、高速道路に雪が積もっていて、平均70km/hくらいで走りました。
家について、燃費を満タン法で確認すると、なんと14.0km/h!
久しぶりのいい燃費。
ルーフテントを乗せていても、スピードを出さなければ、そこそこの燃費を出してくれるのかもしれない。
というわけで、今回は高速道路で走行車線を走ってみたのです。
今まで追い越し車線をひたすら走っていた時は、緊張感を持って走ってました。
周囲よりスピードを出すという行為は危険を伴うので、緊張感も、判断力も求められる場面が少なくなかったのです。
ところが走行車線を前の車に合わせて走ってみると、全然緊張感が出ませんでした。
ただひたすら前の車に合わせて走るだけ。
なんの判断も求められない。
緊張感もない。
緊張する場面があるとしたら、前の車が急ブレーキをかけた場合くらい?
脳の活動が一定で、ストレスが少ない。
そして、あまり疲れない。
運転の仕方を変えるだけで、同じ高速道路がこうも違って見えるとは。。。
今後しばらく、この運転方法で行こうかと思った次第です。
さて、秩父到着。
道の駅 ちちぶで夕食。
わらじカツ丼とおっ切り込み定食。
「わらじカツ」初耳です。
B級グルメ?
ソースがちょっと利きすぎですが、美味しかった。
腹を満たして、再出発。
18時過ぎに現地到着。
雲がひっきりなしに通り過ぎていて、北極星が見えない。
仕方がないので、おおよその方向に赤道儀を向けて、セットアップ開始。
そんなに何度も来ている場所ではないのですが、意外と北極星の方角は当たっていました。
オリオン座方面の雲がよく切れるのですが、それでも次から次へと雲がきて、結局、オリオン大星雲のパノラマ合成写真は撮れず。
しかも、こんなボケボケ写真となりました。
ソフトフィルターをかけたがごとき写りです。
夜半、雪がちらつき始めました。
BLANCA 130EDTのレンズに雪がついてはかないません。
レンズに袋をかぶせて、雪が収まるのを待ちます。
今度は北極星方面が晴れてきたので、久しぶりに子持ち銀河を狙います。
ちょっとトリミングしたのがこれ。
再び雪がちらつき始め、収まる様子が全くないため、AM1時過ぎに店じまいとなりました。
時間的に早いので、家に帰って寝ても良かったのですが、今日はルーフテントで寝たい気分でした。
非日常を感じたい。。。
が、寒い。
半端なく寒い。
電熱ジャケットの強さを「中」にしていますが、寒くて眠れない。
やむなく屋外ガスヒーターをルーフテント内で炊いて、ウトウトするまで温まります。
眠くなったところで、ガスストーブを消して眠りましたが、しばらくすると寒さで目覚めてしまいました。
再びガスストーブをつけようとしましたが、ガスが出ません。
「ガスが尽きたか。。。」
そのまま寒さを我慢しながらうとうとして朝を迎えました。
寒さに耐えながら、学生時代の冬の自転車旅行を思い出しました。
あの頃もこんな風にテントの中で寒さに震えながら過ごしたなぁ。
脇の道路を自動車が通過する音が頻繁になってきた8時過ぎに起床。
ガス缶を確認すると、たっぷりガスが入ってました。
寒すぎて、ガスが気化しなかったようです。
車内で朝飯を食おうとサラダを出すと、カチコチに凍っている。
溶けたら食べる気がしないであろうことから、勿体無いので、凍ったままバリバリ、シャクシャク、食べました。
9:30の気温が氷点下3度。
雪解けの季節が近づいているのですが、寒い。
出発して、道を降っていくと、ダム湖が凍っていました。
うーむ、非日常だ。。。
帰路に、三十槌の氷柱に寄りました。
今まで何度もこの看板の前を通過してますが、営業時間外だったり、冬でなかったり。
「今寄らずに、いつ寄るというのだ!」
なかなかステキでした。
つづいて大滝温泉に浸かり、道の駅あらかわで、山菜の天ぷら定食を食べて、家に帰ったのでした。
今回、運転の仕方を変えてみた結果ですが、ガソリンが半分以上残っていたので、満タン法での燃費を確認できませんでした。
しかし、自動車の燃費表示は、いつもより2km/Lほどいい数字を出していました。
今後もこの運転法を続けて、燃費の変化を確認したいと思います。
ひさしぶりに震えながらのテント泊は、ある意味、心地よかったです。
非日常が楽しめました。
ただ、肉体的にはやはり負担でした。
風邪を引きました。
というわけで、学生時代には諦めた、ダウンシュラフ購入を決意しました。
僕は大人になったのです。
許される範囲で、自分の好きなものを手に入れて生きていきたい。
ダウンシュラフは僕に新たな世界を見せてくれることでしょう。