のりきゅうオリジナル OnStep基板 Rev2を作った時点で一息入れたいところですが、ケーブルも作らなければなりません。
ステッピングモーターを購入すると大抵ケーブルも付いてきます。
このケーブルをのりきゅうオリジナル OnStep基板 Rev2に接続するためにmini DIN 4Pプラグにしなければなりません。
DRV8825のA1, A2, B1, B2がそこに配線されている。
僕が使用したのは17HS3401Sというステッピングモーターです。
友人から譲り受けました。
ステッピングモーターのケーブル接続部には6本のピンがあります。
ステッピングモーターの回転の原理は省きますが、二組のペアとなる配線が必要です。
DRV8825なら、A1とA2のペアと、B1とB2のペア。
まず最初に、ステッピングモーターのピンのどれとどれがペアなのかを確認する必要があります。
ピン同士がモーター内部でつながっていれば、テスターで抵抗値がゼロになります。
下の写真の場合、左から1番目と4番目のピンがモーター内部でつながっており、ペアであることがわかります。
左から3番目と6番目のピンもペアでした。
内部でピンとピンがつながっていない場合は、抵抗値は1と表示されます。
左から1番目と4番目、3番目と6番目のピンがペアであることがわかりました。
どちらかがAで、どちらかがBです。
どちらでも構わないそうです。
モーターに繋げてみて、回転が逆だったら、ペア内で配線を入れ替えれば回転が逆になるそうです。
つまり、1番と4番をそれぞれA1、A2とし、3番と6番をB1、B2として配線し、その結果、モーターの回転の向きが逆だったら、A1とA2を入れ替えれば回転を逆にできるそうです。
なお、ペアでない配線をしてコントローラーに接続すると、DRV8825が破損するそうです。
というわけで、モーターを回してみましょう。
こんな感じに仮配線してみます。
モーターの回転軸に旗を立てて、回転方向を確認します。
反時計回りに回転するように配線します。
少なくともVIXEN GP赤道儀の場合、RAもDECも両方とも、反時計回りでした。
なお、配線の色ですが、注意が必要です。
下のケーブルの写真を見てみてください。
配線の色の順序が異なります。
これに気づかずに色でミニDIN 4Pプラグに配線してしまうとえらいことになります。
ペアでない配線をしてコントローラーに接続すると、DRV8825が破損するそうです。
これは避けたい。
なんで同じ規格のケーブルで色の配置が異なるのか。。。
ケーブルをミニDIN 4Pプラグに半田付けするにあたり、まず最初にプラグカバーを配線に通します。
これを忘れて半田付けをしてしまうと、プラグカバーをどうやっても嵌めることができなくなります。
半田付けを外して、最初からやり直しになります。
ステッピングモーターケーブルの配線の先端にハンダをつけて、細かい銅線の束をまとめます。
これをしないで細かい銅線がバラバラな状態だと作業しづらいです。
各配線に(黒い)熱収縮チューブを通すのを忘れないでください。
熱収縮チューブがないとショートが心配。
半田付けするにあたり、ミニDIN 4Pプラグのハウジング(というらしいです)を固定します。
固定できればなんでも良いのですが、僕はモンキーレンチしか思いつきませんでした。
ハウジングの4つのピンに少量のハンダを流し込みます。
間違いがないように、正しく配線します。
ここで間違うと、DRV8825を破損します。
ハウジングの4本のピンにそれぞれ配線したところ。
あとは半田付け部分を黒い熱収縮チューブで覆い、ホットエアガンで熱収縮させて、ハウジングをメタルシールド、シェル(ABS樹脂製)、カバーで包んで出来上がりです。
なお、ステッピングモーター17HS3401Sですが、モーター本体の6本のピンの配置が個体によって異なることがありました。
たいていピンのペアは、左から1番目と4番目、3番目と6番目のペアになるのですが、1番目と3番目、4番目と6番目のピンがペアになる個体がありました。
ケーブルの配色といい、モーターのピンの配置といい、なぜ統一されていないのか?
ステッピングモーターは配線を間違うと動作しないし、モータードライバーが破損するのでこういういい加減な作りは困ったものです。
つまり、僕のOnStep GPは、17HS3401Sの個体によってピンの配列が異なるので、モーターごとに個別のケーブルを用意する必要があり、尚且つ、他のケーブルと取り違えると、DRV8825を破損するということです。
Oh, my GOD !!
なんて厄介な!!!
なんて厄介な!!!
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