こんな感じにステッピングモーターをVIXEN GPに取り付けます。
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揃える部品は、
・NEMA17ステッピングモーター(僕の場合は17HS3401S)
・NEMA 17 ステッピングモーターブラケット
・M5 六角ネジ 長さ20mmと40mm
・M5ワッシャーとスプリングワッシャーとナット
・2GT タイミングプーリー20歯、幅6mm、ボア径5mm
・2GT タイミングプーリー60歯、幅6mm、ボア径6mm
・2GTタイミングベルト 幅6mm、160mm(RA用)と158mm(DEC用)
・ダイソーのPPシート、暑さ1.4mm
2GT系の部品は日本で買うと高いのでAliExpressで購入しました。
到着まで2週間弱かかりますが、破格の安さで手に入ります。
まずDECから。
NEMA 17 ステッピングモーターのブラケットをこんな感じに取り付けます。
長さ20mmのM5 六角ネジでブラケットを固定します。
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必要なもの
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M5六角ネジがブラケットの隙間を通らないので、ネジを通す位置を同定して、やすりで削る必要があります。
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やすりはこんなものを使いました。
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DECのブラケットに17HS3401Sを取り付けたところ。
17HS3401Sのモーター軸には2GT 20歯、幅6mm、ボア径5mmのタイミングプーリーが、DECのウォームシャフトの軸には、2GT タイミングプーリー60歯、幅6mm、ボア径6mmが取り付けられています。
タイミングベルトは幅6mm、長さ158mmです。
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お次はRAです。
こんな感じにブラケットを取り付けたい。
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必要な部品。
M5 六角ネジ、長さ40mm
M5ワッシャーとスプリングワッシャーとナット。
DECと同様に、M5六角ネジが通る位置を同定して、ブラケットを削る必要があります。
下の写真のブラケットは、間違えて2カ所、削ってしまいました。
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GPの極軸望遠鏡の下にある台座の穴からM5 六角ネジ40mmをワッシャーとスプリングワッシャーをつけて通します。
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穴の前方からM5六角ネジの先端が出てきたら、ブラケットを通して、ワッシャーとナットでブラケットを固定します。
ただ、ナットをただ締め上げるだけだと問題が生じます。
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M5ナットを締め上げて、ブラケットを固定すると、ブラケットが斜めに傾いて、ウォームシャフトのケースを押してしまいます。
ウォームシャフトとウォームホイールの噛み合わせは非常にデリケートに調整されています。
ウォームシャフトのケースにブラケットが強く押し当たると、せっかく調整したウォームシャフトとウォームホイールの噛み合わせが狂ってしまいます。
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そこで、ナットを締め上げてもウォームシャフトのケースにブラケットが当たらないようにブラケットを削ります。
ブラケットはアルミなので、比較的容易に削れます。
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ナットを締め上げて、ブラケットを固定しても、ブラケットがウォームシャフトのケースに当たらなくなります。
これに気づくまで、赤経軸のウォームシャフトとウォームホイールの噛み合わせを調整しても、実際の動作が思った通りにうまくいかない理由が謎でした。
ただ、これだけで全ての問題が解決したわけではありませんでした。(続く)
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ブラケットを削ったことで、ブラケットがウォームシャフト側に傾くことになります。
それは、ウォームシャフトの軸とステッピングモーターの軸が接近することを意味します。
つまり・・・モーターとウォームシャフトのタイミングプーリーにかけたタイミングベルトが緩くなることを意味します。
タイミングベルトを160mmから158mmに変えて短くしてみたら、今度はベルトがキツすぎます。
そこで、GPとブラケットの間にスペーサーを入れることにしました。
素材はなんでもいいのですが、ちょうど手元にDAISOのPPシート(厚さ1.4mm)があったのでそれを使いました。
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PPシートを切り抜きます。
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このように、ブラケットの根元に挿入します。
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PPシートをブラケットで固定します。
こうすると160mmのタイミングベルトがちょうど良い張り具合になります。
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「最初っからブラケットとGPの間にスペーサーを入れてりゃぁ、ブラケットを削る必要はなかったんでない?」
もしかしたら、そうかもしれません (-_-;)
GP、数が出回っていて安いので、OnStep GP、ついつい3台も作ってしまいました。
6月以来、丸4ヶ月、週末に晴れてくれないので、せっかく作ったOnStep GPをまだ使えていません。。。
暫くブログを更新しないなぁ。。と思っていたら、
やはりやってましたネー(^0^8
しかも今回は3連荘でupしてました!
デジタル改造にハマっているようですが、観測も忘れずに。。
接続コードピン配列は如何にも整然としているようですが、抜けが多いと思い、
それがいつも回路の接続に不安を生じており、(^0^)の改造とか修理に
ブレーキとなっております。
いつぞやは赤道儀のコードがどこへでも接続可能なので、うっかり刺し違えたら
内部の回路を破損させていまいました。
仕方なく販売店に苦情を入れたら、問題無く保証の範囲とかで交換してくれました。(^0^v
それにしてもupした背景にあるお子様作の絵は微笑ましい。。(^0^)