以前、屋根裏 換気排熱ファンについて、記事にしました。
屋根裏 換気排熱ファン V-20MEX2-SW
夏、2階の天井付近に溜まる暖かい空気を天井裏に送り込むことで、屋根裏に溜まった熱い空気を外に追い出す排熱ファンです。
これを取り付けることで、屋根裏の温度が若干下がりました。
しかし、それでも不十分でした。
夏、仕事から家に帰ると、1階は涼しいのですが、2階は猛烈な暑さです。
奥さんが夕方に帰宅した時の、2階の平均気温は37度程度です。
2階の窓を全開にしますが、僕が夜に帰宅した頃の2階の気温はまだ35度弱あります。
外気温がまだ30度以上あるので、ある程度仕方がないのですが。
2階の天井から、猛烈な赤外線を感じます。
もう少し天井裏を換気したい。
一番いいのは、屋根裏から外に排熱する換気扇を設けること。
でも、リフォーム会社にそれを依頼したら、
「雨漏りの原因になるので、できません」
と断られた経験があります。
自力で屋根裏の壁に穴を開けるか。
石膏ボードと構造用合板はともかく、DIYでサイディングに穴を開けるのはハードルが高い。
なんとかならないか。
知恵をしぼること数週間。
サイディングに新たな穴を開けずに天井裏の熱い空気を外に排熱する方法を思い付きました。
まず、手持ちの電動ドリルで使用できる直径100mmのホールソーと、直径100mmのダクトホースを入手しました。
ホールソーで壁に穴を開け、ダクトホースを屋根裏に設置する。
屋根裏の気温は、46度ありました。
扇風機を持ち込み、全開で回しましたが、それでも汗が止まらない。
使われていなかったロフトの換気扇にダクトホースのもう一方をつなぐ。
(ロフトは、小窓を開けると風が通るので、ロフトの換気扇はまったく使われない状態にありました。)
換気扇を回すと、ダクトホースが暖かくなり、外の換気口から暖かい空気が流れ出てきます。
この作業を通して、気づいたことがありました。
我が家の屋根裏は、どういう理由か、3つのコンパートメントに別れています。
一つは1階の吹き抜けの上の(ロフトの上の)屋根裏。
もう一つは、南向きの屋根の屋根裏。
最後は、北向きの屋根の屋根裏。
屋根裏に入り、真っ暗にすると、屋根の下端方向に光が見え、外と交通していることがわかります。
(屋根裏の受動換気が可能なことがわかります)
しかし、3つの屋根裏同士は、ほとんど交通がありません。
正確にいうと、南向き屋根の屋根裏と、北向き屋根の屋根裏は、仕切り壁(石膏ボード+構造用合板)の下にほんのわずかな空間があります。
しかし、これでは換気が良いとはとても思えません。
なので、今回、屋根裏の各コンパートメントを交通させる直径100mmの通気口を設けました。
すると、設けた通気口を空気が流れるのがわかりました。
真っ暗な中、ホールソーで舞い上がったホコリが、開けた通気口に吸い込まれるのが見えますし、通気口に手をかざすまでもなく、風を感じるのです。
通気口を開けるまで、風ひとつ吹かず、ダラダラの汗をかきながら作業をしていた身には、ありがたい風でした。
つまり、今まで、屋根裏が3つのコンパートメントに仕切られていたこととで、屋根裏の空気の流れが淀んでいたということです。
日没後、屋根裏に入ってみると、以前と比較にならないほど屋根裏の気温が低い!
効果ありです。
<追記 2020/01/04>
確かにこれでマシになりました。
換気扇からモクモクと湯気のような暖かい空気が排出されるのですから、効果があるのは間違いありません。
が、二階が快適になったかというと、それは否です。
まだ不満足なのです。
日没後でも外気温が35度とかあるんだから、仕方がないのですが。。。
それでも、やれることは全てやり切りたい。
というわけで、2019/12/15に、追加工事をしました。
二階のトイレの換気扇をダクトで屋根裏と繋いだのです。
二階のトイレ、窓を開ければ換気されるので、結局、ほとんど使われたことがなかったのです。
それに、ロフトの換気扇の場合、ONにするのが億劫なのです。
当たり前ですが、ONにするためにはロフトに登らなければなりませんから。
二階のトイレの換気扇スイッチなら、ハードルがかなり低くなります。
これで、換気扇は合計で3台になりました。
さて、2020年の夏は少しでも快適に過ごせるのでしょうか?