猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2013/07/20 西表島 シュノーケリングツアー バラス島

2013-08-04 16:40:49 | 沖縄

上原港沖リーフエッジの珊瑚群落消滅は、僕にとって衝撃的な出来事でした。
5年間経っているとはいえ、あれほど大規模で見事な群落が消え去ってしまうとは…。
中野海岸の珊瑚も見事ですが、もっともっと元気な珊瑚をみたい!
希望を見せてもらいたくて、手っ取り早くシュノーケリングツアーを申し込みました。
レンタカーをしている民宿がツアーをしていたので、そこで声をかけました。
事情を話し、上原港沖の珊瑚群落の消滅に衝撃を受けているので、元気な珊瑚が一面に広がっているところに案内して欲しいと頼んだところ、それに応えられるコースがあるのだが、明日はそのツアーが出ないとのこと。
やむなく、明日出るツアー、バラス島ツアーに申し込みました。

バラス島は上原港から船で15分ほどの海上にある珊瑚のかけらからできた小さな島です。
あいにくとこの日もパッとしない天気。
XZ-1の防水プロテクター越しとは言え、この程度。
ときおり、太陽がのぞくという感じの天気でした。


バラス島は端から端までで50mないくらいの小さな島です。
日によって島の形も変わるそうです。



僕の持っているシュノーケリングガイドには、バラス島の南側がすばらしいと書いてありましたが、この日は北側で泳ぐように指示されました。
まあ、安全を考えてのことでしょうし、集団行動なので敢えてなにも言わず、従いました。

バラス島の北側もすばらしい珊瑚の群落でした。
ただ、透明度が今ひとつでした。
台風7号が通過してまだ1週間程度しか経っていない影響もあるのかもしれません。



すばらしい。
惜しむらくは、もう少し海水の透明度がよくて、日が照っていてくれたらさらによかった。












カクレクマノミを見つけました!
見事なイソギンチャクです。


カクレクマノミは動きが速いので、少しでもシャッター速度を稼ぎたい被写体です。
やはり日が射してくれてないと厳しい。








ツアーということもあり、時間制限があります。
作品を狙うには条件が悪い。


結局、まともなカットは一枚もなし。
まあ、制限が無くてもうまく行かないことも多いのですから、今回は見れただけでもよしとせねば。


このあと、海亀に高頻度に会えるというスポットに案内されました。
なんと、中野海岸でした。
前日、同じキャンプ場の釣り人が「うじゃうじゃいるのを見た」と言っていましたが、中野海岸は海亀スポットだったんですね。
ところが、残念なことに、今回も海亀の影すら見当たらず・・・。
場所もわかったことだし、これは改めて来なければ。



存じませんでしたが、このツアー、鳩間島が組まれてました。


鳩間島は2005年に訪れて以来です。
そのときは学生で、診療所の先生と一緒に村人の定期回診に同道しました。
島に上陸するに当たって、ガイドから島のウタキの入り口にある鳥居の撮影を禁じられました。
(2005年に訪れたときは、そんなことを聞いたこともなかったので、撮影してます)
島人から苦情が来たそうです。
まあ、たしかに神聖な場所に観光客がズカズカ入って、パシャパシャ写真を撮られたのでは気分が良くはないでしょう。
他にもいくつか禁忌事項を説明されました。
島の生活と観光の間に摩擦が生じているようでした。


こんな看板、当時はなかったなぁ。
こういう看板一つあるだけで、だいぶ効率が変わってきます。
鳩間島でも一度、ノンビリしてみたいなぁ。



なんと豊年祭をやってました。
棒術の奉納。
なぜか黒人が入ってました。
何かの交流で鳩間島に滞在しているのでしょうか?


それでもやはり鳩間島は鳩間島でした。
今でも住人は60人程度のようです。
島の一般的な家の撮影もしたいのですが、やはり個人宅であり、許可もなしに撮るのも失礼なので、撮ってきませんでした。


与えられた1時間ほどの時間を使って、島を歩き回りました。



屋良浜。
この沖にも珊瑚がたくさんありそう。


てくてくてくてく。
道以外、何にもありません。



鳩間島のあとは、鳩間島東というポイントに案内されました。
ここにもカクレクマノミがいました。



セジロクマノミ。
浜辺からのシュノーケリングで、僕はあまり見かけたことのないタイプのクマノミです。
唯一見かけたのは伊良部島でだったと思います。



これも日が射してくれてたらなぁ。



まあ、またのお楽しみということで。



にしても、付き合いのいいセジロクマノミ君たちでした。



ソフトコーラル。
やはり珊瑚の名前も知りたいと思い、このブログの更新をしながら、アマゾンで珊瑚の本を注文しました。



ソフトコーラルのアップ。


ツアーだと、集団行動ですし、ガイドがいて気を使いますし、時間制限が厳しいし、僕は他人が近くにいると水中で放尿するのが苦手なので、オシッコに困るしで、あまりいいことがないのですが、やはり船でないとアクセスできないポイントというのがあり、やはり参加して良かったと思います。


さてさて、夜です。
この夜はターゲットをヤエヤマハラブチガエル一本に絞りました。
明日、西表島を去るというのに、まだハラブチガエルとオオハナサキガエルとコガタハナサキガエルを見ていません。
ハナサキガエルは山の中深く入らないとなかなか見れない。
(オオハナサキガエルは低地でもいないことはないのですが、森の中を移動中の個体であることが多く、出会いは運任せになります。)
ハラブチガエルが鳴いているポイントは押さえてあるので、ターゲットをハラブチガエルに絞ったというわけです。

ヤエヤマハラブチガエル、実は難敵です。
居場所を30cmまで絞るのはたやすい。
しかし、沼地の泥の穴のなかで鳴くので、見つけるのが難しいんです。
一晩をハラブチガエルに捧げても、一枚もゲットできなくても決して恥ずかしいことではないと思ってます。

気合いを入れて、そのポイントに向かって林道を歩いていると・・・・ヤエヤマハラブチガエル!!!
ポイントにたどり着くまでにゲットできてしまいました!
森の中を移動中の個体でした。
水辺を離れたハラブチガエルを見るのは、初めてのことです。



タイワンサソリモドキ。
この夜も出てくれました。





で、いよいよヤエヤマハラブチガエルが鳴いているポイント到着。
サガリバナのポイントでもあります。
しかし、今年はサガリバナがほんの少ししか咲いてない。

で、ヤエヤマハラブチガエル、さんざん粘ったのですが、あと一歩のところで結局撮影できず。
やはりあと30cmのところまでは絞り込めるのですが、それ以上アプローチをかけることができず。
昼間にツアーとはいえ3時間以上泳いでいることもあり、低い姿勢でのアプローチに足腰があっという間に悲鳴を上げて2時間かからずにギブアップしました。


あの移動中の個体は、森からのプレゼントだったのでしょう。

こうして、2013年の西表島の夜は終わったのでした。



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