8月18日(月)
道の駅「ころ柿の里しか」での朝。
外は曇っていた。午前中小雨かも、の天気予報。
(結局、降らずにむしろ徐々に晴れ上がっていったが)
能登半島を西から反時計回りで海岸線をドライブしていこう。
能登金剛沿いでまず出会ったのが、巌門(がんもん)だ。
▲ 「巌門洞窟」と標識のある穴を下りて行くと海に面した大きな洞(ほら)に出た。
▲ 洞を出ると、崖にもう一つの洞があった。これも日本海の荒波が長い時間で造った大穴だ。
巌門から海岸線を更に北上すると、道の駅とぎ海街道に来る。
この道の駅の裏手の海岸線に、「岸壁の母」の記念碑が有る他に、
▲ 世界一長いベンチ(460.9m)が有る。
ここで一人、潮風に吹かれて海を眺めるのがロマンチックでいい、のだそうだ。
が、今日は暑くてこんなところに陽をあびながら座る気にはなれないな。
更に北上すると、decoが行ってみたいというから来たこのお寺、
▲ 總持寺祖院(そうじじそいん)がある。禅宗の曹洞宗の大本山ということだ。
わが永平寺との関係は?? やはり大本山をめぐって論争があるようだ。
緑に囲まれた、非常にきれいなお寺であった。
まもなく輪島(市)に来た。輪島といっても、島ではない。
(ご存知?それは失礼。 私は恥ずかしながら島のイメージを持っていた)
能登半島の北端、奥能登とよばれるところに位置する古くからの港町だ。
しかし、輪島で有名なものはダントツに朝市だ。日本三大朝市のひとつで、1200年以上の歴史があるそうだ。
8:00~12:00の時間帯で露店が並ぶ。我々が着いたときは、もう10時過ぎ。
▲ 朝市通り(本町通り)を見て歩く。
草履にも興味があったようだが・・
▲ やはり、本当に関心のあるものは、露天で並べてある海産物とか野菜というよりも、漆器、輪島塗。
朝市通り沿いの漆器店に入ってご商談。輪島塗のどんぶりを一つ買った。
これで、家にある輪島塗丼は4つになり息子夫婦との食事に対応できる。
お腹がすいた。
朝市通りを出て、近くの店の前で掃除をしていたおばさんに、美味しい店はどこか尋ねる。
「あそこの、能登丼が美味しいよ」と教えてくれた。
▲ まだら館。二人とももちろん能登丼を注文した。後からはいってきた客も、ほぼ全員能登丼を。
能登は日本の農産物の北限と南限が重なるうえ、海の幸も豊か。能登の豊かな食材を凝縮した丼物は特に能登丼と呼ばれるようだ。
これは、まあ海鮮丼だが。入っている海鮮の種類が多かった。もずくとわかめ汁が付いた。
▲ 輪島のメインストリート。黒塗りのピカピカ瓦、格子の入った窓。昔の景観を備えた家を保存しようとしているのがわかる。
駐車は、道の駅「輪島・ふらっとっ訪夢」にした。朝市からは歩いて15分ぐらいか。
駐車は1時間以内にしてください、との標識があるよ。(すいていた。節度あるオトナの判断を)
朝市近くの大きな駐車場は午前中だけ有料。普通車500円、キャンピングカー1000円(やめてくれ)。
食事に満足したあと、輪島から少し西の、海に隣接した海岸道を走って西保海岸(にしほ)へ行った。
▲ 小さい集落がある。
それぞれの家の前には、塀の代わりに「間垣」(まがき)と呼ばれる竹やアシで編んだ背の高い垣根がある。
▲ 間垣の高さは5mぐらいあるだろう。これで、夏は日差しを遮って潮風を通し、冬は吹き荒れる潮風から家屋を守るそうだ。うん、なるほど。
ばあちゃん、ゆっくりだよね。
再び、輪島を過ぎて海岸線東まわりを進める。
道の駅「千枚田ポケットパーク」に停める。
ここから見下ろすのは、もちろんこれ。
▲ 白米千枚田(しろよねせんまいだ)。
青い海と、緑の稲穂のコントラストが美しいなあ。
駐車場から階段を下りて下へ行ける。確認してきたが、確かに稲が小区分区画に植えられていた。
水も上から下へ廻って流れるように配慮されていた。
上と下の高低差は50m以上。
下で誰かが手を挙げているのが見えるかな。
更に、潮風を感じながら海岸線を駆け抜ける。
そして、能登半島の最北端の地へ来た。
▲ 禄剛崎灯台(ろっこうざき)。
能登半島の最奥。最果ての先を照らす白亜の現役の灯台だ。
海から昇る朝日と沈む夕日、その両方をここからは眺めることができるらしい。
そして今日の最後は、半島先端のパワースポットへ。
decoさんご希望の地へ行こう。
古くから良好な漁場で、良い気が集うと言われてきた珠洲(すず)岬。
この岬は、能登の語源となった岬で、空飛ぶ仙人が住んでいたと称される神話の地。
(天へ登る⇒ 能(よ)く登る)
▲ 岬を一望するこの展望台はビュースポットが崖から9.5mも突き出ている。
しかも、歩くと上下に揺れるらしい。
オイオイ、大丈夫かよ。
▲ パワーを全身に受けて、ばんざーい(らしい)。
▲ この岬の下には、日本三大絶景温泉、ランプの宿が見える。
十数年前に女友達らと泊まったというdecoによると、夜の照明は全部ランプだけ。
ランプだけだと秘湯の感じいっぱいで、いいのだとか。
そんなランプだけの宿には泊まるわけにはいかない(笑)。
パワースポットを離れて、能登半島を今度は南下。
見附島(みつけじま)と名付けられた地にある、宿へきた。
▲ 珠洲市・国民宿舎のとじ荘。
正確に言えば、(道の駅にあったパンフで見た)国民宿舎の立ち寄り湯(500円)を利用しに来ただけだが。
この建物の裏は海岸線になっている。
女湯は、露天風呂になっていて日本海が間近に望めてよかったと、絶賛していた。
国民宿舎の駐車場とは別に、海水浴客向けだろうか広い駐車場が隣接していた。
私達は、きょうここで潮風に吹かれながらお泊りだ。
ランプではなくて、ちゃんと蛍光灯のつく専用のお部屋だ(笑)。
他に誰もいなくて、遠くから潮騒が聞こえる以外は、静かなところ。
では、また明日の朝まで。
ごきげんよう。
道の駅「ころ柿の里しか」での朝。
外は曇っていた。午前中小雨かも、の天気予報。
(結局、降らずにむしろ徐々に晴れ上がっていったが)
能登半島を西から反時計回りで海岸線をドライブしていこう。
能登金剛沿いでまず出会ったのが、巌門(がんもん)だ。
▲ 「巌門洞窟」と標識のある穴を下りて行くと海に面した大きな洞(ほら)に出た。
▲ 洞を出ると、崖にもう一つの洞があった。これも日本海の荒波が長い時間で造った大穴だ。
巌門から海岸線を更に北上すると、道の駅とぎ海街道に来る。
この道の駅の裏手の海岸線に、「岸壁の母」の記念碑が有る他に、
▲ 世界一長いベンチ(460.9m)が有る。
ここで一人、潮風に吹かれて海を眺めるのがロマンチックでいい、のだそうだ。
が、今日は暑くてこんなところに陽をあびながら座る気にはなれないな。
更に北上すると、decoが行ってみたいというから来たこのお寺、
▲ 總持寺祖院(そうじじそいん)がある。禅宗の曹洞宗の大本山ということだ。
わが永平寺との関係は?? やはり大本山をめぐって論争があるようだ。
緑に囲まれた、非常にきれいなお寺であった。
まもなく輪島(市)に来た。輪島といっても、島ではない。
(ご存知?それは失礼。 私は恥ずかしながら島のイメージを持っていた)
能登半島の北端、奥能登とよばれるところに位置する古くからの港町だ。
しかし、輪島で有名なものはダントツに朝市だ。日本三大朝市のひとつで、1200年以上の歴史があるそうだ。
8:00~12:00の時間帯で露店が並ぶ。我々が着いたときは、もう10時過ぎ。
▲ 朝市通り(本町通り)を見て歩く。
草履にも興味があったようだが・・
▲ やはり、本当に関心のあるものは、露天で並べてある海産物とか野菜というよりも、漆器、輪島塗。
朝市通り沿いの漆器店に入ってご商談。輪島塗のどんぶりを一つ買った。
これで、家にある輪島塗丼は4つになり息子夫婦との食事に対応できる。
お腹がすいた。
朝市通りを出て、近くの店の前で掃除をしていたおばさんに、美味しい店はどこか尋ねる。
「あそこの、能登丼が美味しいよ」と教えてくれた。
▲ まだら館。二人とももちろん能登丼を注文した。後からはいってきた客も、ほぼ全員能登丼を。
能登は日本の農産物の北限と南限が重なるうえ、海の幸も豊か。能登の豊かな食材を凝縮した丼物は特に能登丼と呼ばれるようだ。
これは、まあ海鮮丼だが。入っている海鮮の種類が多かった。もずくとわかめ汁が付いた。
▲ 輪島のメインストリート。黒塗りのピカピカ瓦、格子の入った窓。昔の景観を備えた家を保存しようとしているのがわかる。
駐車は、道の駅「輪島・ふらっとっ訪夢」にした。朝市からは歩いて15分ぐらいか。
駐車は1時間以内にしてください、との標識があるよ。(すいていた。節度あるオトナの判断を)
朝市近くの大きな駐車場は午前中だけ有料。普通車500円、キャンピングカー1000円(やめてくれ)。
食事に満足したあと、輪島から少し西の、海に隣接した海岸道を走って西保海岸(にしほ)へ行った。
▲ 小さい集落がある。
それぞれの家の前には、塀の代わりに「間垣」(まがき)と呼ばれる竹やアシで編んだ背の高い垣根がある。
▲ 間垣の高さは5mぐらいあるだろう。これで、夏は日差しを遮って潮風を通し、冬は吹き荒れる潮風から家屋を守るそうだ。うん、なるほど。
ばあちゃん、ゆっくりだよね。
再び、輪島を過ぎて海岸線東まわりを進める。
道の駅「千枚田ポケットパーク」に停める。
ここから見下ろすのは、もちろんこれ。
▲ 白米千枚田(しろよねせんまいだ)。
青い海と、緑の稲穂のコントラストが美しいなあ。
駐車場から階段を下りて下へ行ける。確認してきたが、確かに稲が小区分区画に植えられていた。
水も上から下へ廻って流れるように配慮されていた。
上と下の高低差は50m以上。
下で誰かが手を挙げているのが見えるかな。
更に、潮風を感じながら海岸線を駆け抜ける。
そして、能登半島の最北端の地へ来た。
▲ 禄剛崎灯台(ろっこうざき)。
能登半島の最奥。最果ての先を照らす白亜の現役の灯台だ。
海から昇る朝日と沈む夕日、その両方をここからは眺めることができるらしい。
そして今日の最後は、半島先端のパワースポットへ。
decoさんご希望の地へ行こう。
古くから良好な漁場で、良い気が集うと言われてきた珠洲(すず)岬。
この岬は、能登の語源となった岬で、空飛ぶ仙人が住んでいたと称される神話の地。
(天へ登る⇒ 能(よ)く登る)
▲ 岬を一望するこの展望台はビュースポットが崖から9.5mも突き出ている。
しかも、歩くと上下に揺れるらしい。
オイオイ、大丈夫かよ。
▲ パワーを全身に受けて、ばんざーい(らしい)。
▲ この岬の下には、日本三大絶景温泉、ランプの宿が見える。
十数年前に女友達らと泊まったというdecoによると、夜の照明は全部ランプだけ。
ランプだけだと秘湯の感じいっぱいで、いいのだとか。
そんなランプだけの宿には泊まるわけにはいかない(笑)。
パワースポットを離れて、能登半島を今度は南下。
見附島(みつけじま)と名付けられた地にある、宿へきた。
▲ 珠洲市・国民宿舎のとじ荘。
正確に言えば、(道の駅にあったパンフで見た)国民宿舎の立ち寄り湯(500円)を利用しに来ただけだが。
この建物の裏は海岸線になっている。
女湯は、露天風呂になっていて日本海が間近に望めてよかったと、絶賛していた。
国民宿舎の駐車場とは別に、海水浴客向けだろうか広い駐車場が隣接していた。
私達は、きょうここで潮風に吹かれながらお泊りだ。
ランプではなくて、ちゃんと蛍光灯のつく専用のお部屋だ(笑)。
他に誰もいなくて、遠くから潮騒が聞こえる以外は、静かなところ。
では、また明日の朝まで。
ごきげんよう。