青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

ポピーの丘で

2016年06月01日 13時29分37秒 | 青い空の日は旅立(全般)
5月29日(日)

数日前にNHKのローカルニュースで、ポピーが見ごろという報道に釘づけになった。

おおすごい!
これは見たいなあ・・

で、晴天の日を待ってここへ来た。



▲ ここも地元、秩父の秩父高原牧場だ。

グルグル回って、上の臨時駐車場に停めて。
さあ、歩こう。




▲ う~む・・ 一面のポピーだあ。

1,500万本のシャレーポピー。
去年の秋口に種を蒔いたものが、今一斉に開花しているのだ。




▲ 背丈は結構あるよ。

耐寒性の一年草で、草丈50cm~1m位になる。葉は根生葉で、羽状の切れ込みがあり無毛である。初夏に花茎を出し、上の方でよく分枝し、茎の先に直径5~10cmの赤・白・ピンクなどの4弁花を開く。(Wiki)

シャーレーポピー(以下単にポピー)は、別名のヒナゲシのほうが通りがいいだろう。
ちょっと文学チックには、漱石の小説にもある虞美人草(ぐびじんそう)もまた別名だ。




▲ きれいだわー





▲ ウン、綺麗だ。

ポピーの花言葉;

・恋の予感
・いたわり
・思いやり
・陽気で優しい


 花弁の色には、いくつかバリエーションがあったので撮ってみた。



▲ 緋色(ひいろ)というべきかな、赤。

これが最も多かった。



▲ ピンク色。

次に多いのがこれ。
緋色とピンクで、9割かたを占めるか。

真っ赤な中にところどころこのピンクが混じって、ポピー畑は一層華やかになる。




▲ ごく稀に、白色があった。

白い花弁の花言葉は、「忘却」「眠り」だって(笑)。

いずれボクも、アタマの中が真っ白に。




▲ 白のフリルが入ったようなものも。

突然変異によるものだろう。




▲ 下地の色が違うが、これも白フリル。




▲ サシみたいな花脈が浮き出ているのも、ごくわずかにあった。



 ポピーは、青い空の下でこそ映える。




▲ 青い空とポピー1


このポピーは、文学者にも創作意欲をかきたてるようだ。
かの与謝野晶子は、

ああ皐月(さつき)
仏蘭西(フランス)の野は
火の色す  
君も雛罌粟(こくりこ)
われも雛罌粟(こくりこ)


5月にフランス留学中の鉄幹と再会。
そこで見たものは、燃えるように赤いポピーの野原。
コクリコはポピーの仏語名。
あなたの心も私の心も互いに赤く燃え立つ。

すごいですねー。さすが熱情の晶子だ。




▲ 青い空とポピー2

イギリスには、たしか ポピーズ・デイ というのがあった。
その日近辺になると、昔の日本のカーネーションの造花みたいなものを、胸に付けて歩く人が多くなって。聞いてみると、poppy's day だからと言われた。
今回調べてみると、poppy'dayとは俗名。正式にはリメンブランスデイRemembrance Day、第一次世界大戦での戦没者追悼記念日(11月11日)だ。言われは、ヨーロッパで激戦のあった地で戦いのあと、血の色のような真っ赤なポピーが一斉に咲いたことによると。

こんな野原だったのだろうか。




▲ 青い空とポピー3

この日は、空にうろこ雲のようなものが出ていた。
雲のうねりは、ゴッホの絵みたいで、野の花と女性の取り合わせは印象派モネの絵みたいに鮮やかで、イイネ。




▲ コンデジ魚眼機能で撮って遊んでみた。

おお、ボクもポピーの赤さに、目が眩んで、眩んで・・・



 日曜日だから、多くの人がこのポピーの丘に来ていた。



▲ 上の駐車場からみなさん下りてきて、ポピーを楽しむ。




▲ ポピーの丘で、ポピーに囲まれて歩く。

そう言えば 
昔、アグネスチャンちゃんが歌っていたなあ・・(追憶ムードに)

丘の上ひなげしの花で
占うあの人の心
今日もひとり
来る来ない 帰る帰らない
あの人はいないのよ
遠い町に行ったのよ


(「ひなげしの花」)



▲ 丘の上を歩く小さな子

ピンクのリュックが、可愛いねー。
もう少し大きくなったら、

おっかのうーえ ひィなげしィのはーなでー

とポピーの花びらをちぎりながら、占うのだろうか(笑)。





▲ アザミとポピー

やっぱり、野の花はいいなあ。


そうこうして、丘の下にたどり着いた。



▲ 「天空を彩るポピー畑」でした。

絶美人を虞美人といいますが、
あなたを魅了する、虞美人草に会えましたか?


~  ~  ~  ~



帰りは秩父市内へ出て、遅めのランチ。

お目当ての豚みそ丼の「野さか」は、2時過ぎだというのに10組待ちで、あきらめる。
次に平日に来たときだ。



▲ で、道の駅ちちぶ に寄って。




▲ 豚みそ丼、だんご定食 1000エン

豚ロースの焦げた味と味噌たれ、良かったあ(^^)。


おっかのうーえ ひィなげしィのはーなでー ♪

(オマエが歌ってどうする?)