青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

「君の名は。」 を観て

2016年11月23日 21時22分43秒 | 文芸・アート
11月23日(水)

久しぶりに映画(アニメ)を観に行った。



▲ 地元のシネマコンプレックスへ。11時上演。

お決まりのキャラメルポップコーンを食べながら(笑)。

観たのは、もちろん超話題作 「君の名は。」



▲ 映画を楽しみたいというより、この映画が人気を博し、話題になるのは何故か? ということに一番の興味があった。
とはいうものの、自分も楽しめたらそれに越したことはない。

【楽しめたか】

楽しさを上中下でいえば、中の普通かな。
ストーリーとしては起承転結が弱い。転でのドラマチックさ、意外さはあまりないのでは。


【なぜ人気があるのか】
若い男女がある日入れ替わっていた、という筋立ては目新しく、興味をかきたてるであろう。これは丸。

成りたいと思うイメージに、ある日自分がなっていたらという変身願望は特に若い世代にはアピールするであろう。同時に、若者に特有の自分イメージの不確かさ、不安定さ、そして自分が何を求めているのかもはっきりしない、主人公たちの在り方は、彼らの共感を得るだろうな、とは思った。

それと運命的な異性との出会い願望、もこの映画では提供される。

年寄りが、変身願望、不安定なアイデンティティ、人生目的の混迷に悩む・・ことがないとは言わないが・・
固くなってしまった心情にはあまり響かないのではないだろうか。



【なぜまた見たくなるのか】

見たあと、もう一度見てみるリピーターが多いと聞くが。
もしあの時こうしたならその後の運命展開はこう変わったという観点から、元々のAシナリオ人生と変更後のBシナリオ人生が混在してストーリーが展開するので、分かりにくい点がある。その分かりにくい部分を二度見ることによって明確にしたいということなのだろう。
しかし、荒唐無稽なストーリーをそこまで理解しようとしなくても・・とボクなどは冷めて思ってしまうが(笑)。




【アニメの絵は本当に綺麗か】
アニメの絵が綺麗だという感想は多いようだ。これは確かだと思う。

遠近差を際立たせて立体感のあるシーン↑、マクロで接写したようなシーン、背景をボカシて近景を印象づけるシーン、太陽光線での陰影シーン、これら写真撮影のテクニックを多用している。それらを手描きではなくてCGを用いて写真画のような精緻なアニメ画に仕上げているのは見事だ。おそらく、宮崎駿のジブリアニメとの違いではないか。


60歳以上の方は、シニア価格1100円でご覧になれますよ。
世の中の動きに関心のある方はどうぞ。



「君の名は。」予告編から