青い空とわたし

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櫛形山を歩く~ 自生のアヤメは・・

2018年06月19日 21時09分09秒 | 同上 (山歩き)
6月17日(日)

南アルプス前衛の櫛形山(くしがたやま)は、自生のアヤメ群落で知られている。
ただし、7月初旬から中旬にかけての開花だ。

開花時には、ボクはもう北へ向かう旅がらすの身だし・・。
ま、アヤメが見れなくても行ってみよう。
先のことはわからないからな。


ということで、だれもいない真っ暗の池の茶屋の登山口で前泊した。



▲ 朝方7時に登山口を出発。

期待どおり晴天。
鹿を避けるネット戸を開けて、いざ櫛形山へ。




▲ 往きは緑色。下の駐車場から、櫛形山 → 裸山 → アヤメ平へ。

返りはオレンジ色で、新設のトレッキングコースとやらで、戻ってこよう。

コースタイムは4時間10分ほどだ。
登山口の標高が1855m、櫛形山頂上が2054mで標高差がわずか200m だ(笑)。

こんな花もあって
 



緩い傾斜地を登ったり下りたりして


▲ 1時間ほどで、櫛形山頂上へ。

右側の樹林の合間から、これが何度も見えた。



▲ そう富士山。




▲ ずっと雲海で、富士山の近辺は更に一段高い雲海が広がっていた。

その横に広がる段差は、雲のナイアガラのよう。




▲ この山は、ツガやオオシラビソ、カラマツなどの針葉樹林帯だ。

適当に間引かれているためか、木漏れ日で明るい山道がうれしい。


裸山の手前に来た。



▲ おおっ、あれは!

ほんのわずかだが、アヤメがポツ、ポツと自生している!




▲ アヤメのこういうかたまりが、




▲ 3,4箇所だけわずかに、あった。

これは裸山の裏手で人目につきにくいところに。

どうりで、先行して下りてきた二組の人が、アヤメは全然見なかったと答えたはずだ。

ラッキー!




▲ 裸山の頂上 2003m 。

みなさんここでランチ/朝食をしていた。

ここは眺望がいい。




▲ 前方は、北岳 間ノ岳 方面で、





▲ 富士山に次いで標高が2番目3番目の山が見えるのだ。

右から、北岳3193m、間ノ岳(あいのだけ)3190m、農鳥岳3025m が連なる南アルプスだ。


更に右側には


▲ 久しぶりの甲斐駒ケ岳が顔を覗かせていた。

きょうは天気が良くて、見通しがいい♪




▲ 裸山から30分ほどで、きょうの最終ポイントのアヤメ平、にきた。

ここでは、アヤメの群落地ということになっているが、ひとつも開花しているのは無かった(と思う)。7月にならなければだめなのだろう。ツンと突き出た細い葉は、あちこちにあるのだが、あれが開花したら見事だろうな。

ただ、鹿にかなり食われてダメージを受けているそうで、現状ピーク時はどんな具合なのだろう?




▲ 代わりに、この花びらが黄色でコーティングされたようにキラキラと照る、なんとかキンバイかな、花が群生を見せていた。

ここからの復路は、トレッキングコースと名づけられた山道で、けっこうアップダウンがあった。樹林道で、富士山も南アルプスも見えない。往路のピストンのほうが明らかに楽だ。





▲ 1時過ぎに、池ノ茶屋林道終点駐車場に戻ってきた。

いつものようにスタバフレンチローストを淹れて、一休み。

ソーラーパネルのおかげで、昨晩から今も冷蔵庫は付けっぱなしだが順調に冷えてている(^^)。
いいんじゃない

ここに上がってくるまでの林道が狭くて長かった(40分は要した)。
さあ、対向車が来ないことを念じながら、麓へ下りよう。