青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

締めはやはり 秋の遙かな尾瀬で

2016年11月04日 06時00分00秒 | 同上 (山歩き)
10月25日(水)

朝の7時前、その登山口に立ったのはここだ。



▲ 尾瀬・鳩待峠 標高1591m 。

さあ、行こう。

え? 尾瀬は東北じゃないって?

鳩待峠は確かに群馬だが、燧ケ岳は福島の山で東北の最高峰なのだよ。
つまり、尾瀬は群馬・福島の両県にまたがった大湿原だ。

尾瀬ヶ原へは、ここから標高差200mほど降りていったさらに奥地にある。




▲ 石階段を降り切ると、緩やかな平坦地に出た。

ここでは紅葉は終わって、枯れ葉が山道を覆っている。
向こうの山並みに陽がさして、前方が薄っすらと赤い。




▲ しかし気をつけないといけないのは、日陰になるところは霜が降りていて、木道が滑ることだ。

何度もきたところ。
とっと、と歩いていく。




▲ 大分歩いて、この川を横切る。

ここまでくると、尾瀬ヶ原の入り口の山の鼻へはすぐだ。





▲ 山の鼻1400mへ到着。45分ほどかかった。






▲ 閉まっているビジターセンターを過ぎて、尾瀬ヶ原を進んでいく。

この人、さっきからここに座り込んでじっと下を見ていて動かない。




▲ ずっと見ているのはこの川面のようだが。

なにか自然観察をしているのか、いろんな思いにふけっているのか。

どちらも良しの尾瀬。




▲ 池塘(ちとう)が現れる。




▲ 一面の草紅葉。

こんなに秋遅くに、尾瀬ヶ原を訪れたのは初めてだ。

うす赤茶色に染めあげられた湿原、いいね・・・。



うしろを振り返ってみると、



▲ 若い(と思う)二人が歩いて来る。

山歩き雑誌のカバー写真にでもなりそうな雰囲気♪で。


そして二人の背後には、



▲ 至仏山(しぶつさん)2228m が、どっしりと控えている。

うむー・・、やっぱりいいなあ。
やっぱり登るか。

いつものごとく、ワイドでも眺めてみよう。

PC、タブレット用;


スマホ用;


至仏山は登ったことがあるが、こんな晴天で、あんなに迫ってくるとまた登りたくなるなあ。

どうしようか。
どうしようか・・


歩いていく前方には、これまた



▲ 燧ケ岳(ひうちがたけ)2356m が奥に鎮座している。(2014年7月登山済

ヒウチは、これもいいなあ。
山の形が、なんとも恰好いいなあ。

夏が来れば思い出す、遙かな尾瀬・・
のイメージは、ここからヒウチを眺めるイメージだとボクは思う。

今だって、いつだって遙かだ。



そして、ボクは、



▲ 脚が長いなあ。


よし、やっぱり、こんな日はシブツに登っていこう。

Uターンする。


山の鼻に戻って、



▲ 至仏山への登山口がある自然園の中を進んでいく。





▲ あそこが、入口だよな。





▲ 入口の絵地図。

頂上まで登り3時間半。
頂上から鳩待峠まで下り2時間。
計5時間半の山行だ。

今8:30 だから、鳩待峠には2時ごろに戻れる。
ちょうどいいじゃないか。

殆ど行きかけたが、待て!
午後からは天気予報は雨だったな。
こりゃ、途中で雨に降られるな。

やめ、止めっ。





▲ 実際、朝一は雲ひとつないドピーカンだったが、雲が広がりつつある。

今日は、晩秋の尾瀬ヶ原を探索したということでいいじゃないか。十分だよ。

よし、帰ろう!





▲ 山ノ鼻では、小屋が一軒改造中だった。

ここは、確か屋根付きの土間休憩所だった。
おお来年には、お店?宿泊所?になるのだろうか。



鳩待峠へ戻る山道で。



▲ 誰か、来る。

こんにちは。

こんにちわ。




▲ 歩荷(ぼっか)さんだった。

ご苦労様です。





▲ 鳩待峠にお戻りー。9:30AM

結局、2時間半のトレッキングだったな。

ちょうど最後の山歩きとしてはいいんじゃない。
へとへとになったら、今日に自宅へ戻れないよ。




▲ 駐車場。

クルマでほぼ埋まっていた。
そんなに(人が)来てたかな。

スタバを淹れて、散策中携行していた菓子パンを食べた。


10時半ごろ鳩待峠駐車場を出発。
(空は全部、雲に覆われていた)

今度こそ、自宅へ向けて(笑)。

途中、紅葉の綺麗なところが目にとまって



▲ 写真を撮りに降りた。

少し高度を下げると、尾瀬でも紅葉がピークだ。




▲ さあ、これで最後だ。

みちのくのやまやまさま、ごきげんよろしゅう

機会があればまたいつか


さようなら。







紅葉の中禅寺湖そして今回最終地の・・

2016年11月03日 06時00分00秒 | 青い空の日は旅立(全般)
10月24日(月)

昨日は栃木県に入って、道の駅・湯西川で車中泊。

きょうは鬼怒川にそって日光へ。
そして中善寺湖を見てこよう。

(この日のことは既に10月24日に速報で掲載済。内容は一部重なるがご容赦)




▲ いろは坂の紅葉は、まだ見ごろを迎えていないようだ。

中禅寺湖の歌ケ浜駐車場を過ぎて、どんどん上昇。
終点にある半月山駐車場へ来た。



▲ ここから半月山1753mへ登る。

駐車場から100m余の標高差がある。
スニーカーで十分。
20分ほどで展望台へ。



▲ 展望台デッキは狭いが、中禅寺湖が見渡せる。

(初めて来た)



▲ 男体山2484m が前方にデーンと。

手前に、八丁出島が見えるのがここの長所。




▲ 八丁出島

遊覧船はこの半島を周っていく。


では遊覧船も撮れたから降りよう。



▲ 半月山駐車場が下に見えてきた。


いつも常宿になる歌ヶ浜の駐車場は満杯。
それでも停めて、写真をちょっと撮って離れた。

中禅寺湖を北上して、戦場ヶ原散策の拠点・三本松駐車場に停める。



▲ 観光客はここまで来ないが、茶屋の裏手には男体山のベストスポット↑がある。

男体山には2014年の5月に登った。累積標高差1500m近くで、ほぼ直登のしんどい山だった。
今年の閉山は11月11日と長い。例年は10月25日なのに。
紅葉狩りも兼ねて登るにはいい山だろう。




▲ 駐車場から道路を横切ると、戦場ヶ原が広がる。

PC、タブレット用;


スマホ用;


いいところだ。




▲ 茶屋に戻って、餃子コロッケとゆばコロッケを買った。

得体が知れないのが面白い(笑)。

のちほどの昼食にしよう。



金精峠へ向かって更に北上して、



▲ 湯元手前にある小さな湯ノ湖

この辺りがちょうどいい紅葉見ごろ時だった。


金精峠1880mは、チラッと脇見運転すると(良い子は真似しないように)、中禅寺湖と紅葉山の良い展望スポットだった。
停めそこなった。

この道は地図を見たら「日本ロマンチック街道」(日光⇔信州上田)というそうな。たいそうな(笑)。
知らんかった。

日本ロマンチック街道を、西へ向かって下っていくと



▲ この吊り橋が右手に見える。

ここを曲がると、おお、また別世界へ。

どんどん高度をあげて、



▲ この駐車場へ2時ごろ着いた。平日でないとそもそも停められない場所。

しかし駐車料金が一日2500円とベラボーに高い。
ボクの場合、車中泊すると申告したらさらに1000円追加請求された。

さあ、先ほどの餃子コロッケとゆばコロッケで、遅い昼食としよう。


ここが今回の東北山遠征の最終地で、明日が最終日になるだろう。

(もうここがお分かりですね。そう遙かな地、あそこです。)




会津を南下~ 喜多方⇒大内宿⇒湯野上温泉駅へ

2016年11月02日 06時00分00秒 | 青い空の日は旅立(全般)
10月23日(日)

道の駅・裏磐梯での朝。

そろそろここを出るか。



▲ 檜原湖を一周する。

これは大きい湖だった。


いったん会津若松に向かったが、やはり喜多方ラーメンを食べたくなって(笑)。
再度、少し北上。



▲ 喜多方市内の入口付近にあった、このラーメン屋に飛び込む。

「大みなと 味平」

駐車場は、たまたま一つ空いて、ラッキー。





▲ 当店おすすめと書いてあったチャーシューメン850 と ギョウザ350 を注文した。

チャーシューメンは、メンマの味が効いていて元職場近くの喜多方ラーメンとよく似ている。

羽つきギョウザも

良かった、良かった。ボクが庶民の舌を持っていて(笑)。


会津若松市を素通りして、前から寄ってみたいと思っていた大内宿へ。



▲ 大内宿。

ここは、会津と日光を結ぶ下野街道の宿場町として栄えたところ。保存されている。




▲ 上にある神社から眺めた大内宿のストリート。

ガイドブックによると、会津の郷土料理やスイーツの宝庫。
食べ歩きに最適とか。

でもなー、オトコ一人が食べ歩いてもなー。
ここは、いつか出直しスポットだ。




▲ せいぜい食べ歩きは、手焼きせんべい大内丸250 だ。

お茶が飲みたくなった。


次に訪れたのはここ。大内宿の近くだった。



▲ 会津鉄道の駅、湯野上温泉駅だ。

藁ぶき屋根という珍しい駅だ。




▲ 駅舎の横から撮影。





▲ 線路を挟んだ道路側に回って、15:17分発の電車到着を待って。

オレはもう立派な鉄チャンだ(笑)。





▲ きょうの宿場は、道の駅・湯西川。

ここは温泉が併設されているので便利。

あしたは日光を通るが、ここまできたらついでだ。

中禅寺湖いろは坂を上がってみようか。




道の駅・裏磐梯にて小休止

2016年11月01日 22時46分28秒 | 青い空の日は旅立(全般)
10月22日(土)

前日の東吾妻山周辺のトレッキングを終えたあと、浄土平を離れて西へ移動。



▲ 檜原湖の近く、道の駅・裏磐梯に到着。




▲ 温泉は10分ほど走ったところの「ラビスパ裏磐梯」で。


翌日、22日(土)も終日この道の駅で動かず。

週末ということもあって、紅葉狩りの観光客、野菜を求めての旅行者で道の駅はごった返した。

ボクは17日以来、新しい記事を書いていないので、ようやく久しぶりに10月16日の鳥海山登山をクルマにこもって書いた。

記事を書きながら旅行するというのは、なかなか大変だ。
特に山記事となると、詳しく書きたい載せたいという気持ちが強い一方、体力的にはもう疲れているから夜書くのは不可能。で積みあがってしまった(苦笑)。

なんか手を打たねばならないな。

秋の浄土平から一切経山・東吾妻山を巡る

2016年11月01日 12時00分11秒 | 同上 (山歩き)
10月21日(金)

前日は米沢市内にて、米沢牛ステーキを食し、上杉米沢藩の史跡を訪ねた後、とある処で仮の宿り。
朝6時に即そこを出発。

米沢から再度福島へ入り、磐梯吾妻スカイラインの山並みをくぐって浄土平を目指した。




▲ あるブロガーさんが紅葉の名所として紹介していた「つばくろ谷」の駐車場へ停める。

早朝だから駐車もラクラクだ。

この山側の駐車場から、前方を見やると




▲ つばくろ谷とその上に架かる不動沢橋

逆光だが朝日で谷が輝き始めている。

橋の上を車が走っていく。


自分もこの不動沢橋を走って、しばらくするともう一つの絶景スポットへ。




▲ 天狗の庭

この庭で天狗が舞い遊んだという故事にちなんだ名所。
撮影のためには路上駐車せざるを得ないのが難点。

ではコンデジワイド画面では、

PC、タブレット用;


スマホ用;



さらにスカイラインを浄土平へ向かって走ると、



▲ 中央のとんがり吾妻小富士の右側に火山一切経山に連なる白い山肌が見えてくる。

先ほどのつばくろ谷の駐車場で地元のおじさんが言うには、火山警戒レベルが数日前に下げられて今は一切経山に登れると。

ラッキー!

一切経山のふもとに近づくにつれて、硫黄臭が強くなった。

まもなく、浄土平の大きな駐車場に到着。
レストハウスもあり、この辺りの登山・トレッキングとスカイライン観光の拠点だ。

下車、準備。



▲ とにかく、登山開始だ。8:50AM


きょうのコースは、



▲ 中央の浄土平駐車場1575mを出発し、左回りでまず一切経山1949mに登り行けたら五色沼へ。

戻って鎌沼を廻って東吾妻山1975mへ登る。反対側を下山し景場平、鳴子平の湿原を周って浄土平に戻る。

最後に、吾妻小富士1707mにも登ってくると(笑)。明確なCTはないが、5~6時間はかかるだろう。





▲ 前に目指す、一切経山(いっさいきょうやま)が見えてきた。





▲ 道端にあった!

これは、シラタマノキ

そもそもこの東吾妻山を登ろうと思ったのは、ブロガーはなねこさんの記事を見てだ(ボクは真似ばかりしているのだ)。
そこではこのシラタマノキを指でつぶしてこすると、サロメチールの匂いがするとあった。

ヌルヌルにはなるけど、しないよー、無臭だと思う(笑)。




▲ こんな花も。枯れ花かもしれないが。





▲ 酸ヶ平での一切経山への分岐点。

前方に見える酸ヶ平避難小屋の前を通過して登る。


避難小屋を過ぎて、ガレた道を登りつめると、



▲ 一切経山の山頂付近に着いた。

広い山頂付近はさえぎるものがない。
そのかわり、風が一気に強くなった。
下りてくる人が、鼻水が全部吹っ飛んでいくと言っていた、まさにその通りだ。

こんな強い風の中をボクは歩いたことがない。
稜線ではないから吹き飛ばされても危険は無いが、体を低くしてヨロヨロと頂上スポットへ歩いていった。




▲ 頂上1049m。10:00AM

こんなところにはとどまってはおられない。

さらに、北前方へ進む。
アレを見るために。



▲ ああ見えてきた。





▲ 眼下に鮮やかな深いブルーの湖面、五色沼だ。

別名 「魔女の瞳」 ともいう。

一切経山に登る目的は、多くの人にとってこの色を湖を見るためのようだ。

魔女の瞳というからには、色が変わるのかもしれない。




▲ 右端は、薄い青になっている。

魔女の瞳に吸い寄せられるように湖に降りて行きたいと思ったが、思いとどまった。
この風では、空に飛ばされる・・
オズの魔法使いだ。(なんのこっちゃ)



周囲を見渡して、



▲ 福島市内の方向。



さあ、山頂は撤収だ。



▲ 来たガレ場を下って戻る。

左端の大きなアバタ火口が、吾妻小富士。
右端手前ないし奥の山並みが(どっちか分からない)、東吾妻山。




▲ だいぶ降りてきた。

前方の湖が、これから通る鎌沼。





▲ 鎌沼の西側外周を半周して、姥ヶ原の湿原に出る。

向こうに東吾妻山。




▲ 姥ヶ原に出て、目の前の東吾妻山に向かって進む。


オオシラビソの樹林帯を上りつめると視界が開けた。



▲ ここも広々した山頂だ。11:50AM





▲ 視界が開けたと書いたが、かろうじて開けているのは登ってきた方向、一切経山方向のみだ。

午後近くなって、ガスが出てきてそれ以外(磐梯山の方向とか)は見えなかった。




▲ ま、弁当を食べよう。

きょうの弁当は昨日米沢市内のスーパーで調達したものだから、いつものコンビニ助六寿司よりは手がこんでいてウマかった。


さあ、降りようか。



▲ 降りたあとは、展望台、ここ景場平の湿原を通って、スカイラインを横切って鳥子平を通過していった。

どちらかといえば、単調。



あたりの紅葉はほぼ終わっている。そんなトレッキングに飽きたころに、



▲ 再度スカイラインを横切って、ここに戻ってきた。

一切経山の見える浄土平に。




▲ 浄土平の駐車場に多数の車とバスが来ていた。14:30PM

ほぼ5時間半の周回山行だ。
お疲れさん。

おっと、まだ付録の山行があった。




▲ スカイラインをはさんで、駐車場の反対側にある吾妻小富士にも登ってこなくては。

おお、みんな軽装で木段を上がってくよ。
リュックはクルマに置いて、ではボクも。




▲ 頂上の火口全景。

確かにアリ地獄だ。


火口ふちから、駐車場方面のワイド画面を。

PC用;


スマホ用;







▲ この火口の外縁を一周しよう。





▲ 半周して反対側から眺めた火口。

大きさは浅間山の火口と同じくらいかな。
浅間山の火口は更に火口口があって噴煙が出ていたが(キケンだよ)、ここは大丈夫。




▲ 福島市内の方向。




▲ 東吾妻山の方向。


ウン、よく見たね。よく登ったよ。




▲ では、駐車場に戻ろう。

思い残すことはないよね。

そして、じゃあ出発だ。