青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

秋の祇園、先斗町、木屋町、河原町を歩く

2019年12月04日 22時00分07秒 | 青い空の日は旅立(全般)

11月25日(月)

 三条Pでの朝。曇り空だが雨は降らないだろう。

きょうは、この界隈の祇園・河原町を少し歩いてみよう。

 ▲ 三条大橋たもとのコインパーキングから鴨川沿いに南へ少し歩いて、四条通に出る手前で左に折れていく。白川南通へ。約200m続く石畳の道。柳が揺れる。

 

 

 ▲ 辰巳大明神まで来た。芸事の上達を願って、舞妓さんたちも参拝するというが、まだ朝早い(笑)。

 

 ▲ 朱色の玉垣が並び、紅葉が落ちる。なんとも情緒あるなあ。

白川に掛かる石橋・巽橋もさまになるね。橋を渡って切り通しの先で四条通に出る。

 

 ▲ 切り通しも石畳だ。

両脇に店が立ち並び、道が狭いことから切通の名になったのだろう。

 

 ▲ ところどころに、裏手に続くと思われる細い通り道がある。

京都の商家の特徴的な建て方で知られているよね。表手の幅の長さで課税された税金対策の結果だったはずだ。

 四条通に出て、花見小路通を更に南に下る。

 ▲ 花見小路の両脇が、祇園と呼ばれる地区のようだ。

 

 

 ▲ この通りには、祇園らしい京料理店やお茶屋のほか、カフェなどが連なる。

レトロな通りは日本各地にあるが、この上品、はんなりな風情はおそらく京都だけだろう。

 

 

 ▲ ポールコーンもプラスチックでなくて、ここでは竹製だ。

 

 花見小路通の突き当りは、建仁寺だ。

 ▲ 臨済宗大本山・建仁寺 栄西さんの寺

入ってみよう。

 

 ▲ 大雄苑(だいおうえん)

白砂に緑苔と巨岩を配した枯山水の庭。

 

 ▲ 手を漱ぐ。

 

 

 ▲ 潮音庭

四方から眺められる枯山水庭園。中央に三尊石を配置。

 

 

 ▲ 俵屋宗達の風神雷神図屏風。これは教科書等でおなじみだろう。

ここに展示されているのは複製で、ホンモノは京都国立博物館にある。

 

 

 ▲ 法堂に入ってみよう

 

 

 ▲ 法堂の天井には、2002年に創建800年を記念して小泉淳作による「双龍」が描かれている。あと何十年かたったら重文になるかも。

 

 

 ▲ decoが顔を出す

 

 

 建仁寺を出て、右手に回って歩くと安井神社へ。

 ▲ 正式の名前は、安井金毘羅宮

主祭神の崇徳上皇がいっさいの欲を断ち切って参篭したことから、悪縁を切って良縁を結ぶ神社として信仰されているとか。恋愛はもちろん、ギャンブルや病気などの悪縁も切れる効果が期待される(笑)。

 

 ▲ しかし、拝むだけではだめなので、切りたい悪縁をまず自分でも明確に意識して書き出して、行動的に祈願する必要があるようだ。

 

 

 ▲ 願いを書いた形代(かたしろ)を持って、あの穴をくぐったうえで形代を張り付けるのだ。

ここをくぐるの?

・・・

 

 ▲ やったるでー じゃなくて、縁を切りたいさかい、ウチやるわ

 

 

 ▲ ほなら、ウチも

おっとと(^^)

 

 ▲ 願い事は絵馬にも書かなあきまへんどすえ

 

 

 ▲ 「脂肪と縁切れますように」か、かわいいね。

 しかし、中には夫の会社での不倫相手の実名を挙げて、「夫が早く会社を辞めて〇〇〇〇と二度と会えないようにしてください」と書いている深刻な絵馬もあったよ。

ま、皆さんの(といってもほぼ全員女性のようだが)悪縁切の熱情がほとばしる神社だった。

 

もう一度花見小路通に戻って、ランチだ。「祇をん 豆寅」へ行って一口サイズの豆すしを食べてみたいと思ったが、予約なしでは叶わなかった。で、その店の前にあるところで食事を。

 

 ▲ 彩御膳 2000円

おばんざいを盛りつけたもの、とも見える(笑)。

お腹に入ってしまえば同じで、美味しかったよ。

 

 ▲ 板さんの包丁技。カブか大根か分からないが、ずいぶん薄く、延々と切っていたよ。

 

 きらら という店でした

 

 

▲ 花見小路通を起点の四条通まで再度歩いていった。

 四条大橋を渡って、先斗町通の入り口へ。

 

 ▲ 先斗町通を歩く

店は開いているが、お客さんというか観光客は殆どいない。京都一の繁華街地帯といっても、祇園とか河原町は夜にならなければ賑わいがないのかもしれない。

 

 

 ▲ 細い小路の店にも人影は見えない。

だいじょうぶかな、京都。

 

 

 ▲ 三条通に出てから、今度は隣の木屋町通を南へ下る。

 焼き肉屋がよく目立つ。おそらく外人観光客にも焼肉のほうが分かりやすいだろう。でも客は少ない。

更にとなりの河原町通に出ると、二つのデパート、馬鹿でかいユニクロ等が商圏を競っていた。ここらへんになるとやっと新宿、池袋の繁華街レベルに近づく。

 

商店街めぐりは疲れるし、もう帰ろう。

 ▲ 三条大橋から鴨川をのぞむ

これは京都だけの、いつまでも風情ある景色だ。

夕方近くなって、晴れてきたな(^^)。

 

 

 ▲ 三条橋のたもとにある、「待ち合わせは三条の土下座像前で」の土下座像へ。

忠臣・高山彦九郎が京都御所に向かって拝礼している像だ。

三条Pは、この土下座像の真後ろだ。

 

本日の予定は以上で終わり。

今日は少し歩き疲れた。風呂に行って早めに寝よう。

本日の総歩行数 17,500歩 

 

【続く】


紅葉の京都を歩く~南禅寺・永観堂

2019年12月03日 22時34分34秒 | 青い空の日は旅立(全般)

11月24日(日)

 日帰り温泉はなの湯のあと、午後8時を過ぎてから向かい通りのこのコインパーキングへ移動し、車中泊。

 ▲ で、コインパーキングでの朝(笑)。

大通りに面していないので、夜になれば静か。隣が公園で公衆トイレ(和式水洗)がある。朝の7時ごろおっちゃんが掃除に来ていた。ありがとうございます。すぐ近くに交番もある。

 

 ▲ 夜間(pm8;00~am8:00)が最大で300円ぽっきりはお得。

昼間でも最大700円なので、24時間で1000円。あなたも泊まる?

 

さてこのパーキングの夜間料金分は午前8時までなので、8時前には出たほうが良い。で、今朝は朝ドラを見ずに出発。行く先は三条のコインパーキング。実は昨日、延暦寺のあと三条Pに向かったのだが、4時近くで満車で、ここに来たのだ。

 三条Pは、今日は日曜日だが9時前に来ればがら空き。なんなく停めて朝食。朝食後、隣接する地下鉄東西線三条京阪駅に乗って二つ目駅の蹴上(けあげ)駅で下車。220円だったかな。

蹴上駅を下りればすぐここに。

 ▲ 蹴上インクライン

琵琶湖からの運送船を、貨車に乗せてここまで引き上げる(蹴り上げる)ための、傾斜鉄道跡。

 

 インクラインから東に向かって少し歩くと、そこはもう南禅寺。 

 ▲ 1291年、亀山法皇が自らの離宮を禅寺に改めたもので、五山文化の中心的寺院だって。

さあ、入ってみよう。

 

 ▲ 境内に足を踏み入れば、そこは今、紅葉に彩られた別世界!

 

 

 ▲ まもなく、圧倒的な存在感を放つ三門が目に飛び込む。

三門の上には、人が上っている。

 

 

 ▲ 三門の下で、一呼吸いれる。

このあと、われも階段で楼上に上がらんとする。

 

 

 ▲ 楼上から境内を眺む。

ワアーツ。

 

 

 ▲ 荘厳な伽藍へ至る参道は紅葉で包まれている。

 

 

 

 ▲ 伽藍の風鐸と紅葉

 

伽藍の左横には、これまたレトロな水路閣が走っている。

 

 ▲ レンガ造りの疎水橋。

古代ローマの水道橋を模して、明治時代に造られた。

 

 

 ▲ レンガのアーチが美しいね。

 

 

 南禅寺のウリは、三門、水路閣、そして小堀遠州作の枯山水庭園。

 ▲ 方丈。禅の心が感じられる。

 

 

 ▲ 方丈庭園は、江戸時代初期を代表する枯山水庭園。

 

 

 

 ▲ 庭を散策してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲ 庭園と紅葉の共演が見事

 

 

 ▲ 銀杏も、ええよー。

 

南禅寺を終えてランチに。周りの店はどこも長蛇の列。

 

歩き回って、京都動物園まで歩いたがいっぱいで。やはりホテルのレストランへ入った。

 

ホテル平安の森で

 

 

 ▲ 平安の森御膳 をいただきました。

 

さて、ランチのあとはまた東へ歩いて、今度は南禅寺のお隣の永観堂へ。

 

 

 ▲ 永観堂の総門をくぐる。

永観堂(禅林寺)は、浄土宗西山禅林寺派の総本山。しかしそんなことより(失礼)、「もみじの永観堂」といわれ、平安時代にその美しさを詠んだ和歌が残るほど昔から紅葉で有名だった。

 

 どれ、どれ。

 ▲ お堂に入ってみよう。

 

 

 

 

 うむむー

赤、赤、赤・・・

 

 

 

 

 ▲ 最後には、バンザーイですわ。

 

 

 ▲ お地蔵さまも、良かったねー。

 

 

 ▲ 橋の上では、立ち止まらないようにとプラカードをお坊さん?が持って。

混雑ぶりも大変なもので。

 

 ▲ ぼちぼち、出ようかしら。

 

 上で木を彩るモミジも綺麗だが

 

敷き詰められた落ち葉も、綺麗だねえ。

 

 ▲ むしろ、紅葉の落ち葉にこそ、

散りゆくそして去っていく深い秋の情感が込められているはずだが・・。

うmm。ココのはキレイ過ぎる(笑)。

 

蹴上駅へ戻って地下鉄に乗って、再び三条コインパーキングへ戻った。

 

 ▲ 収容台数229台で、広い。しかも京都・洛中のど真ん中。

 

 ▲ 平日なら24時間最大1700円、土日なら2800円。

公衆トイレも併設している。

三条Pに戻ったのは、午後4時ごろ。

ツレが京都に永住を決めた弟さんに連絡。弟さんは、まもなくやってきた。広い駐車場でも、ボクのクルマはすぐ分かる(^^)。

 

河原町三条の行きつけの品のいい喫茶店へ。

 ▲ なんとかのコーヒーと(忘れた)、チョコレートケーキで。

 

 

 ▲ 姉と弟は、ずっと話をしていた。

 

義弟が帰ったあと、7時になった。お風呂へ行こう。

 三条Pから歩いて10分ほどのところにある銭湯。

 ▲ 孫橋湯。350円。シャンプー、ボディソープ有り。

一人ではパーキングに帰れないというので、出るときに番台越しに声をかけて一緒に出た。

しかし、それはさすがに昭和風で恥ずかしいので、翌日も入ったが、スマホで呼び出した(笑)。

夕食は、帰りコンビニで買ったおでんとおにぎり。

 

では、また明日ということで。

 

本日総歩行数 12,800歩 

 

 【続く】

  

 


先ずは 比叡山延暦寺に詣でる

2019年12月02日 14時31分14秒 | 青い空の日は旅立(全般)

11月22日(金)

 大津の道の駅に泊まった夜。先のブログ記事をアップした頃、シンガポールの息子よりLINEビデオ通話が入った。

 ▲ Mayちゃんの顔を見ながら、孫に話しかけるdeco。

話すと言っても、1歳のMayちゃんは「バーバー」と繰り返しているだけだが(笑)。

9月にシンガポールに赴任した息子は、週末になると時々LINEビデオをかけてくる。それは京都にいてもどこにいても、無料でリアルタイムで通じる。便利な世の中になったものだ。我々が30年前に海外にいたときは・・ これが隔世の感というものだな。長く生きていて良かった。(大げさだよ)

 

 

11月23日(土)

 

 ▲ 道の駅・びわ湖大橋米プラザの朝。

朝ドラを見た後、すぐ出発した。

目指すは、後ろの山影の左方に位置する比叡山延暦寺だ。

 

すぐに、仰木ゲートから比叡山への有料道路に入って

 ▲ 途中で展望台があったので寄って

地元の高齢夫婦と娘さんの先客があった。

霧がかかっていて、おお水墨画みたい。さすが京都(笑)。

 

 ▲ 琵琶湖大橋が見えた。

道の駅は左手の橋のたもとだった。

 

 「横川地域」は通過して「西塔地域」へ進む。

 

 ▲ 西塔地域へ到着。駐車場はがら空きだった。

 

 

 ▲ 同じ形の常行堂と法華堂を渡り廊下でつないだ「にない堂」をくぐり抜けると、

 

 階段下に

 ▲ 釈迦堂がある。

比叡山延暦寺の中で最古の建物ということで。

 

比叡山延暦寺は、788年に伝教大師・最澄が平安京の鬼門にあたる北東に開山した天台宗総本山。境内には150を超える堂塔伽藍が点在している。

 ▲ 山域は、「横川」「西塔」「東塔」の3エリアの建物群に分かれる。延暦寺は3エリアの総称。

 右上の横川エリアから入って、西塔エリアの釈迦堂を今観て、これから山域中心の東塔エリアに行く。そのあと下山。田の谷ゲートを出て京都市内へ向かう予定だ。

 

 東塔エリアへ到着。

 ▲ 左手に大講堂を見て、向こう中央の鐘楼へ。

 

 

 ▲ 祈願しながら、鐘をつく。

 何を願ったのか尋ねたが、教えてくれなかった。

 

 延暦寺の中心の、その名も「根本中堂」(総本堂)へ行こう。

 ▲ あらら・・

根本中堂は改修中だ。2016年から2026年まで10年かけて屋根の葺き直し、全体の塗装彩色の修理。

 

 工事の様子は見れる。

 ▲ 回廊部分の屋根は「とち葺き」。

 

 

 ▲ 右側の屋根がこれからの葺きなおしのようだ。

 

お堂の中へも入れる。撮影禁止。

 

 

お堂の中央には、本尊の薬師如来像が安置されているのだが、それより有名なのは上記写真の三つの灯篭?。「不滅の法灯」だ。創建以来、一瞬たりとも灯を消さないように油を注いできた法灯。「油断」するな、の語源はここから。

比叡山は、多くの名僧、宗祖を輩出した日本仏教の母山。

 ガイドの僧侶さんが、「延暦寺は、皆さんにあの世とはどういうところか教えるところではありません。皆さんが今何をすべきかを見つけていただくところです」と説明したのが印象的だった。「一隅(いちぐう)を照らす」という最澄の教えだ。

 

 ▲ 我も少しは自己鍛錬をと、急階段を登り続けるdecoでして。

 

 

 ▲ その上には、文殊楼があった。

 

 自己鍛錬とはいうものの、やはりお腹は空くわけでして。

 ▲ 延暦寺会館で、真正の精進料理を頂きました。

 

 

 ▲ 会館から望んだ琵琶湖。

 

 

 ▲ 最後に、東塔・阿弥陀堂も観て。

 

 

 駐車場(延暦寺バスセンター)に戻ると、

 ▲ 400台のキャパがあるとかの駐車場(無料)は満車。

 

 

 ▲ 空きを待つクルマが、延々と下まで続いていた。

この人たち、4時までに入るのは無理だろう。今日は土曜日でもあるからか。お気をつけを。

「やはり『早起きは三文の得』だね」、と卑俗なことしか言えないSoraでした。

 

 

下山して、京都市内に入って、今回もこの立ち寄り湯へ来た。

 ▲ 入浴すれば6時間は無料は同じだが・・さらに夜間am1:00~am9:00 は最大300円ぽっきりが無くなっている! 1時間300円で課金されていく!

 

 

 ▲ ままよ、まずは入浴してからだ。

 

 

 ▲ 入浴後、おばんざい定食800円も、食べて。満足(^^)。

 さあ、これからどうしたか・・

 

 本日総歩行数 16,700歩

【続く】