11月25日(月)
三条Pでの朝。曇り空だが雨は降らないだろう。
きょうは、この界隈の祇園・河原町を少し歩いてみよう。
▲ 三条大橋たもとのコインパーキングから鴨川沿いに南へ少し歩いて、四条通に出る手前で左に折れていく。白川南通へ。約200m続く石畳の道。柳が揺れる。
▲ 辰巳大明神まで来た。芸事の上達を願って、舞妓さんたちも参拝するというが、まだ朝早い(笑)。
▲ 朱色の玉垣が並び、紅葉が落ちる。なんとも情緒あるなあ。
白川に掛かる石橋・巽橋もさまになるね。橋を渡って切り通しの先で四条通に出る。
▲ 切り通しも石畳だ。
両脇に店が立ち並び、道が狭いことから切通の名になったのだろう。
▲ ところどころに、裏手に続くと思われる細い通り道がある。
京都の商家の特徴的な建て方で知られているよね。表手の幅の長さで課税された税金対策の結果だったはずだ。
四条通に出て、花見小路通を更に南に下る。
▲ 花見小路の両脇が、祇園と呼ばれる地区のようだ。
▲ この通りには、祇園らしい京料理店やお茶屋のほか、カフェなどが連なる。
レトロな通りは日本各地にあるが、この上品、はんなりな風情はおそらく京都だけだろう。
▲ ポールコーンもプラスチックでなくて、ここでは竹製だ。
花見小路通の突き当りは、建仁寺だ。
▲ 臨済宗大本山・建仁寺 栄西さんの寺。
入ってみよう。
▲ 大雄苑(だいおうえん)
白砂に緑苔と巨岩を配した枯山水の庭。
▲ 手を漱ぐ。
▲ 潮音庭
四方から眺められる枯山水庭園。中央に三尊石を配置。
▲ 俵屋宗達の風神雷神図屏風。これは教科書等でおなじみだろう。
ここに展示されているのは複製で、ホンモノは京都国立博物館にある。
▲ 法堂に入ってみよう
▲ 法堂の天井には、2002年に創建800年を記念して小泉淳作による「双龍」が描かれている。あと何十年かたったら重文になるかも。
▲ decoが顔を出す
建仁寺を出て、右手に回って歩くと安井神社へ。
▲ 正式の名前は、安井金毘羅宮。
主祭神の崇徳上皇がいっさいの欲を断ち切って参篭したことから、悪縁を切って良縁を結ぶ神社として信仰されているとか。恋愛はもちろん、ギャンブルや病気などの悪縁も切れる効果が期待される(笑)。
▲ しかし、拝むだけではだめなので、切りたい悪縁をまず自分でも明確に意識して書き出して、行動的に祈願する必要があるようだ。
▲ 願いを書いた形代(かたしろ)を持って、あの穴をくぐったうえで形代を張り付けるのだ。
ここをくぐるの?
・・・
▲ やったるでー じゃなくて、縁を切りたいさかい、ウチやるわ
▲ ほなら、ウチも
おっとと(^^)
▲ 願い事は絵馬にも書かなあきまへんどすえ
▲ 「脂肪と縁切れますように」か、かわいいね。
しかし、中には夫の会社での不倫相手の実名を挙げて、「夫が早く会社を辞めて〇〇〇〇と二度と会えないようにしてください」と書いている深刻な絵馬もあったよ。
ま、皆さんの(といってもほぼ全員女性のようだが)悪縁切の熱情がほとばしる神社だった。
もう一度花見小路通に戻って、ランチだ。「祇をん 豆寅」へ行って一口サイズの豆すしを食べてみたいと思ったが、予約なしでは叶わなかった。で、その店の前にあるところで食事を。
▲ 彩御膳 2000円
おばんざいを盛りつけたもの、とも見える(笑)。
お腹に入ってしまえば同じで、美味しかったよ。
▲ 板さんの包丁技。カブか大根か分からないが、ずいぶん薄く、延々と切っていたよ。
▲ 花見小路通を起点の四条通まで再度歩いていった。
四条大橋を渡って、先斗町通の入り口へ。
▲ 先斗町通を歩く
店は開いているが、お客さんというか観光客は殆どいない。京都一の繁華街地帯といっても、祇園とか河原町は夜にならなければ賑わいがないのかもしれない。
▲ 細い小路の店にも人影は見えない。
だいじょうぶかな、京都。
▲ 三条通に出てから、今度は隣の木屋町通を南へ下る。
焼き肉屋がよく目立つ。おそらく外人観光客にも焼肉のほうが分かりやすいだろう。でも客は少ない。
更にとなりの河原町通に出ると、二つのデパート、馬鹿でかいユニクロ等が商圏を競っていた。ここらへんになるとやっと新宿、池袋の繁華街レベルに近づく。
商店街めぐりは疲れるし、もう帰ろう。
▲ 三条大橋から鴨川をのぞむ
これは京都だけの、いつまでも風情ある景色だ。
夕方近くなって、晴れてきたな(^^)。
▲ 三条橋のたもとにある、「待ち合わせは三条の土下座像前で」の土下座像へ。
忠臣・高山彦九郎が京都御所に向かって拝礼している像だ。
三条Pは、この土下座像の真後ろだ。
本日の予定は以上で終わり。
今日は少し歩き疲れた。風呂に行って早めに寝よう。
本日の総歩行数 17,500歩
【続く】