林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

カホンバッグ改造日記・最終章

2017年02月21日 09時00分00秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 箱運び係ブルームです。


これまでに何度か改造してきたカホンバッグ。

・肩掛け型では重いので、背負えるバッグに交換。
 →やっぱ重い。おっちゃんヒザ弱いからな!

・カートを使ってみる
 →タイヤ2輪だとバランス悪い&括り付けるのに時間ががかる。

・特殊な6輪カートに変更。

 →括る手間は未解決。カート自体が重い。
  荷物の重心が高くなり斜めに傾けて運ぶのが難しい。

そもそもこの手のカートって斜めに傾けないと曳けない構造で
しかも曳くことは出来ても押すことができません。
結構な体積の荷物なので、曳くより押すほうが視界的な意味でも運びやすくなる。

その後、バッグ自体をカート化するというアイデアをひらめいたのですが…

・バッグ底面に台車の車輪を付けてみる。
 →転がりは良いが握り手の位置が低すぎる。

・大径タイヤに変更してみる。
 →タイヤのゴムが硬すぎて騒音が増えた。
  (いつものホムセンでは大径で柔らかいタイヤのが無かった)
 →ラバーマウント化で騒音低減を試みるも効果は微妙。


と、色々と試行錯誤を繰り返してきましたが、
快適なカホン運びライフのためにここで妥協はできません。
そんな時に良いアイデアを思いついたので改造開始です。
今度こそ最後のファイナル改造になりますように。



まず、押入れで眠っていた軽量小型(&安価)な半プラ製カートを発掘。

4輪に見えるが前輪部分はただの飾りだ!ちくしょう騙された!

握りの部分がスーツケースのような伸縮式なので
コレをバッグに移植してしまおう!という目論見。


だがしかし!バラして握り手部分を取り出そうとしたところ、
タイヤ&シャフトが外れない。


例のネジザブロウを持ってしても無理。
金属用の鋸でシャフトの切断を試みるも全然ダメ。

さて、困った。


つづく。


カホンの打面を張り替えよう その4

2017年01月27日 20時07分32秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DA★楽器職人ブルームです。


裏側から割れた打面を張りかえるついでに
接着式からネジ式にしてメンテナンス性を高める今回の試み。

前回までに新しい打面を張ったところで
最後に新打面の外周を箱形状に合わせて削る工程。

幼女養生テープで保護し、カンナとヤスリで削り開始なのですが

飛び出たネジが予想以上にジャマ。
先にネジ穴を仕上げることに。

今までは4~5穴だったのが今回20穴。
だがしかし、上辺以外は叩く場所じゃないので割と気楽に削れる。

で、この段差をカンナでガシガシと削る。

仕上げはヤスリ。#80から120、240、320と順に。



完成~。ロゴが入ってない?今回は打面外せるし
ステンシル型を丁寧に作ってみようかと思い保留です。


音の方は完全乾燥までもうしばらくは掛かりますが
今までよりもスネア音が出やすくなったような気がします。
板の反りも良い感じなので、エッジのパチンって音も出やすいです。


打面が取り外せるようになったので、もう少し厚い板や
木材以外にもアクリル板鉄板などもそのうち試してみたいですね。



カホンの打面を張り替えよう その3

2017年01月24日 08時58分20秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 駄楽器職人ブルームです。

カホン打面の張替え日記、第3回。

張替え用の打面のベニヤと突き板の貼付けの次は
いよいよ割れた打面を取り外す作業です。

取り外すという表現は適切ではなく、
むしろ引っぺがす!という感じ。
下辺と側辺下から3/4までが接着してあるので
いかに本体側の木材を傷つけずに剥がすかが重要。

側辺上部は接着してないので、そこからノミとハンマー、
並行して背面の穴から適当な角棒をあててハンマーでコツコツと。


打面取れました。


この後、カンナとヤスリで平らにします。


ついでに結構凹んでいた木製ブリッジをアルミ製に交換。
今後は打面の取り外しが効くので
こういったワイヤー周りのメンテも可能である。



次に、剥がした打面と新しい打面を重ねてネジ穴を開ける。
新しい打面はまだ本体よりも少し大きいので、
旧打面を使ってネジ穴の位置を決めておく。
さらに旧打面をゲージにして本体側にも下穴を開けておきます。
ていうか、これ剥がす前にやっておくべきでしたね…




新打面をネジで仮止め。
ここから外縁を本体に合わせて削っていきます。



つづく。



カホンの打面を張り替えよう その2

2017年01月20日 12時08分09秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 駄楽器職人ブルームです。

カホン打面の張替え日記、第2回。

まずは替えの打面を用意しなければ始まりません。
4号カホンで使用した航空ベニヤと呼ばれる
硬くて質のよいベニヤ板があるのですが、
これがなかなか売ってないのです。
画材系やホビー系のネット通販サイトで見かけますが
やはり実店舗で実物を吟味してから買いたいもの。

そんな訳で、俺の知ってる限りで唯一の販売店舗である
東急ハンズ渋谷店へ向かいます。

例の大晦日の足指の骨折の2日後だったので
遠くはないのですが非常に大変な道程でした。
正月2日なのに人多すぎだし…

300×600mmの航空ベニヤを無事ゲット。
厚さは4号と同じく2mm。

(画像は4号作成時のもの)

次に表面の装飾に貼り付ける突き板を調達します。
木材を0.2~0.3mmくらいにスライスしたシート状の板です。
4号の時は航空ベニヤの売り場に良いのがあったのですが
5号の打面はハンズで売ってる突き板のサイズ(300×450)より
縦幅が30mmほど大きいため使えません。

これこそ売り場で実物を見てから選びたかったのですが
ほかに売ってるところを知らないので
5号の突き板を買った通販サイトで探すことに。

カエデ鳥眼杢をチョイス。



今回は綺麗に貼りたいので専用の熱硬化性の木工ボンドも合わせて購入。
本来業務用として20kg単位で販売しているものを
ここのショップは500mlの小分けで扱ってます。
これはもっと早く気づくべきでした…

ということで、突き板が届いたので作業開始。


貼り付け完了。
ボンド塗り&アイロン使用中はスマホとか触りたくないので
作業中の写真は無いです。


つづく。


カホンの打面を張り替えよう その1

2017年01月17日 08時56分09秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 駄楽器担当ブルームです。


どうも最近カホンの音がなんだか良くないな~って思ったら
なんと打面裏が割れているではないですか。


この5号カホン、一応の完成形として1年半くらい使ってましたが
やはりカホンの打面って消耗品なのですね…


完全自作機を5台ほど作ってきましたが
未だに打面だけはベストな材質・厚さに辿り着いておりません。

現在、俺的に本体形状の完成形である5号と
ポーダブル化した4号の2台だけが残存しており
他は全て解体しました。

4号は打面に硬質で高価なベニヤを使用しており、
小型化した現在も5号より音質が良いのです。
容積が小さいので音量や低音の弱さはどうにもならないのですが。


そして、これまでの全ての自作機は、
打面と本体の接続方法として、上辺をネジ止め(&フローティング)、
側辺の下から2/3までと下辺を接着する構造でした。
しかし4号で初めて使用した高級ベニヤは
表面が滑らかすぎなのか、本体への接着強度に難があり
演奏中の打面剥がれが発生する事件を機に
5号で再び普通のベニヤに戻したのです。



突板の杢目が気に入っていたのですが
ヒビ割れを修復するのは難しい上に
そもそも打面を外さないと始まらない。
なので、思い切って張り替えることにします。

張り替えのついでに接続方法を接着から
総ネジ止めに変更を兼ねて改造することに決定。

生音楽器である以上は、ネジ止めよりも接着のほうが
音は良いはずなんですが、メンテナンス性を考え直してみることにます。
ネジ止め式にすることで、高級ベニヤも問題なく張れるわけで
むしろ音は今までのよりも良くなるんじゃないか?

つづく。


改良を重ねる

2016年11月08日 19時14分47秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DIY系打楽器奏者ブルームです。


前回の改造で、ラバーマウント化したカホンバッグのタイヤ。

はい、早速切れました。

やはり体重掛けては駄目だったらしい。
ぷちっといきました。


そんな訳で、改良を重ねていきます。

まずはネジ穴のエッジを面取り。
これだけでもかなり効果があるはず。



上が改造前、下が改造後。

そして太いタイラップに交換。

4.8mmから7.6mmに。無駄に長いのでゴミは増える…


これでまたしばらく様子を見ることに。

つづく。


大きいことは良いことだ。その2

2016年09月16日 19時55分01秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 D.I.Y.系打楽器奏者ブルームです。


私の担当パートのパーカッション。
やはり大きな楽器なので持ち運びが大変です。
以前はカートに括りつけて運んでましたが、
あるとき閃いたのがバッグ自体に車輪を付けること。

まぁ、手持ちの布製スーツケース見て思いついたんですが。


で、これがスーツケースと違って長い持ち手が無いので
延長グリップとか取り付けようかとも考えておりましたが、
ここは少し違うアプローチで。

それは車輪の大径化

これまでの車輪サイズ75mmから
100mmに交換してみました。


右が75mm、左が100mm。


うむ、丁度良い高さになった。
たった1インチの違いとはいえ侮れないものです。

マレットホルダーを作ろう

2016年09月13日 19時51分03秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DIY系打楽器奏者ブルームです。


先日の農家ライブ、みなさんありがとうございました。

さて、トップ画像のは今回より私のセットに加わった新アイテム。
7月のライブから「マレット」を試験的に導入したのですが
カホン奏者は基本的に素手なので
素早くマレットに持ち替えるためには
置き場と言うか、収納場所が必要です。

前回のライブでは腿ポッケから取り出して叩いてましたが
これが仕舞うのが難しい。よって使用後は適当に放ってました。
腿ポッケって聞き慣れない単語かもしれませんが、
私は普段カーゴパンツしか穿かないのです。


ということで、こんなのを作ってみました。


正体はバイク用品店で買って来たドリンクホルダー。
今時フレイムパターンなんてダサ過ぎる。最高だ。
まぁバイク乗り人口も高齢化してるしね…


落ちないようにダクトテープで小改造してあります。

本来、取り外し式になっていないボルト2本留めなので
片側をタイラップ、もう片側を蝶ナットにしてますが
取り付けが少し面倒なので改造したいところ。



デンキ街の打楽器屋さん

2016年07月19日 08時47分17秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 アキバ系打楽器奏者ブルームです。


毎年恒例のライブイベント HOT ROCKING NIGHT も無事終了。

そして、先日先々日の記事にもありますが
今回の俺の新兵器、その名もマレット
トップ画像のがまさにソレなんすが、
まぁ、打楽器奏者なら誰もが知ってるごく普通の叩き棒です。
カホン奏者は基本的に素手で叩くのであまり使いませんが、
要所要所でシンバルを叩くのに使ってみようかと思って導入しました。
ただコレは少し特殊で“シンギングボウル”用として売ってた短めのモノ。

オープニング時のSE的なスプラッシュシンバル音
より面白くするために仕入れてみたのですが
コレが思ってた以上に銅鑼っぽいイイ音が出まして、
もう1本仕入れて二刀流での連打が出来れば更に面白くなると思い
もうライブ当日のリハーサル後からずっと、
「今日帰ったらすぐにもう1本注文する!」
って息巻いておりましたところ…


在庫ねぇし!



いつものamaz○n以外でも
普通の楽器屋のサイト探しても全滅。
出て来やしねぇ。


マジでコレ状態。おのれボッタクル商店め!
…え~、はい。わざわざこのネタのために画像用意しましたとも。

そもそもこの“シンギングボウル”って楽器がマイナー過ぎ。

まぁ、どっちかっつうと楽器っていうより仏具だし。


しょうがないので、久々にアキバへ行くことにしました。
何故にここでアキバ?現実逃避なのか?
って思われる方も多いと存じますが、
実はあるんですよアキバに。打楽器専門店が!

1年くらい前に“デンキ街の楽器屋さん”と題して書きましたが
まさにアキバ系パーカッショニストの聖地とも呼べるショップです。
ちなみにこの記事のタイトル“デンキ街の楽器屋さん”は
当時アニメ放映してた漫画タイトルのパロディ。とても今更なのですが。

さすがに聖地と云えど同じものは無かったのですが
代わりになるモノは有りました。さすが聖地

まぁ何の変哲もない普通の柔らかめのマレットです。
でもマレットひとつとってみても、品揃え豊富な良いお店ですよ~

玉の部分が非常に柔らかく、
シンギングボウルマレットよりも良い音が出るので結果オーライ範義

少し“柄”が長いので、そのうちカットするかも。


つづく。



ボロボロと崩れたり(冬の自作カホン・第4回)

2016年01月08日 20時43分44秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 駄楽器職人ブルームです。

冬休みの宿題・カホン製作日記第4回。

前回の日記から空いてしまいましたが、
えー、実はあまり作業が進んでないのです。
冬休みの宿題のつもりで始めたのに終わってないっていう。

今回なんか板の質が良くないのです。

カンナかけるとボロボロと崩れたり…

あと、寒すぎてニスとか全然硬化しません。

かなり形にはなってきてんだけど

ロゴ印刷しようと思ったら印刷失敗で凹んだりしております。

つづく。