こんばんわ。
アップルビデオ高津店 駄楽器職人ブルームです。
冬休みの宿題・カホン製作日記第3回。
前回までに出来上がった側面・天地の4面の箱に
打面と背面を貼りますが、その前に重要な作業。
それが弦張り。
いつもと同じように張ります。
弦のテンション調整機構も前作5号カホンと同じ。
弦周りのボンドを乾かしてる間に打面と背面の加工。
今回は打面に突板は貼らないで、染色塗装にします。
この板が、
こんな感じに。
この後の二ス仕上げでもう少し濃い色になる。
次に背面。
背面の板にサウンドホールを開ける。
これも昔は非常に手間と時間のかかる工程でしたが
秘密兵器・自在錐を使うとあっという間に穴が開く。
重ねて言うけど、こいつは超危険な工具。
決して片手持ちでは扱わないようにね。持ってかれるぞ、指とか。
ホールのフチを厚くするために小さい板を貼り重ねる。
古代インドの投擲武器・チャクラムではない。
フチを厚くすると低音の鳴りが良くなる。
ヘルムホルツ共鳴器である。
アレだ、ビール瓶の口を横から吹くと
ボオオオオオって言うアレと同じ原理ね。
で、それぞれ加工の終わった打面・背面を貼りつける。
斜めの箱なので重石を使うよりも、
例の紐で作業台に縛り付ければ良いってことに
今更気が付きました。
これが乾いたらエッジを丸める作業に移るのです。
休暇中なので電動サンダーを使いまくれるから捗るはずだ。
つづく。