林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

海の海蘊と(夏の自作カホン・第3回 - 外伝 - )

2015年05月29日 12時47分17秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店・駄楽器職人ブルームです。

・夏の新作カホン作成日記 第1話から読む
・春の新作カホン作成日記 第1話から読む


昨晩いつものようにカホン作成日記をブログに書いたのですが
えぇもう、物凄い失敗やらかしてしまいました。

とりあえず、ブログの書き方の説明を。
まずはブログのサイトにログインし、
「新規投稿」っていうページから新しい記事を書いています。
それとは別に、過去に書いたものを編集できる「記事一覧」てページがありまして
今回は前に書いた文章のコピペを使って新しい記事を書こうと思い、
複数のページを同時に開いて編集作業してたのですよ。
(一部だけ文字サイズとか色を変更してあるデータごとコピペすると楽だったので)

いつもはPCデスクトップ上のテキストドキュメントに予め本文を書いておき
適当なタイミングでブログサイトにログインして貼り付けて新規投稿してるのです。
そこで…間違って過去記事の編集してるページにそいつを貼り付けちゃって
気づかずにそのまま投稿。あとで 何か変だぞ? 
って、ああああああああああああ!?

てな訳です。


予め書いてる本文も、基本書く度に上書きしてるので古いのは残ってません。
「夏の新作カホン 第3回」の本文はネットの海の海蘊藻屑と化しました。

貼り付けてある写真の方はブログサイトにアップしたのを貼るから消えてないので
なんとかそれに合わせてダイジェスト風に再掲載してはみましたが…

まぁ、そういうこともあるさ!

もっと血の滴るような(夏の自作カホン・第4回)

2015年05月28日 23時09分38秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店・駄楽器職人ブルームです。
夏の新作カホン作成日記・第4回。

前回の日記から少し空いてしまいましたが
決してサボってた訳じゃないんだからねっ!

今回も例によって地味~~~~な二ス塗り&ヤスリ掛けの日々で
その合間に足を生やしたりロゴデザインを考えたりします。


トップ画像のが今回のロゴ。
最初はもっと血の滴るようなのを刷ってみたんですが
何かイメージと違ってたので変更。
インクジェットプリンター用の転写シールなので、
どうやっても下地の木の色より明るい色が出せないのです。
(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのインクを白い紙の上に重ねて発色させるので
濃い色の下地の上に明るい色の印刷は出来ないのが現状のインクジェットの弱点。白インクさえあれば…)

しかも今回かなり色の濃い木目なので、黒に近い色でないとロゴが目立ちません。
なので、デザインの方向性をホラーっぽいのから少し変えました。
おかげでシート1枚無駄にしちゃった…


前作との比較。

前作の剥がれた打面は模型用のマスキングテープで仮止め中。

全高・全幅、打面の傾斜角度はあまり変わらず。
座面が奥に伸びて座りが良くなった。
前のはケツ半分後ろにハミ出る感じで座ってました

側面。

おそらく世界に一つしかない平行四辺形カホン!
後ろに体重乗せすぎるとコケますが
基本前傾姿勢の楽器なので問題なし。

シンプルな箱構造にしたので、容積アップしつつ重量は少し軽く仕上がりました。
低音や音量はイイ感じです。
さっそく次の演奏に投入したいと思います。

多分ここからまた打面・座面間の角を削ったりの改良を加えながら
まだしばらくは俺と共に成長していくのです。


おしまい。

前作の最終回と同じ〆って言うな~!

・エピローグ 夏の新作カホン作成日記 第3回-外伝- に続く?


例の紐と闇属性(夏の自作カホン・第3回)

2015年05月23日 23時02分03秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店・駄楽器職人ブルームです。

えー、かつてこの頁に書かれてた文章、カホン自作日記第3回、
誤って消去してしまいました・・・orz
ていうか新規で書く内容で上書きしちゃったよ;;

復旧は不可能っぽいのですが、連載記事の第3回ということなので、
なんとか覚えてる範囲で書きなおしたダイジェスト版でご勘弁を!

 …これまでのおはなし。
 第1回・熱い!
 第2回・例の紐と新兵器


では第3回。工作開始~

打面の突板がようやく入荷。今回のは「クスノキ葡萄杢」っていう杢目。

なんだか闇属性だ!


貼り付け完了。

なんだか闇属性だ!


例の紐で縛って、

青くないけど俺にとって例の紐っていえばこれなんだよ!

女神ヘスティアへの信心が足らないから、今回のような失態が。

それと、例の紐と某前世紀のダンジョンRPGに出てきたキーアイテム「ブルーリボン」、
俺はこの2つに何らかの関連性があるのではないかと見ている。


そして、重石を乗せて放置だ!

アフタヌーンが良い重石になるのでなかなか捨てらんない。
圧倒的存在感のジャンプ表紙は「E-ROBOT」新連載の号。
わずか11週の打ち切りマンガだが俺は結構好きだったぞ!
(↑この辺の文章は概ね復元出来たと思います)


つづく!

例の紐と新兵器(夏の自作カホン・第2回)

2015年05月18日 09時43分22秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店・楽器職人ブルームです。
夏の新作カホン作成日記・第2回。

カットベニヤ取り寄せからの作成も4台目ともなると
さすがにハイペースで進みます。
しかも今回はまともな設計図すら書いてません(笑)

「設計図は何処かだと?
(側頭部辺りを指先でトントンしながら)
こん中に入っとるわい
って感じで。なんか職人っぽくなってきたな!

実際には、これまでのノウハウと
あとは寸法とかをメモ帳に殴り書き程度です。


さて、作業再開。

先日までにカットした側面と
座面と底面を四角形に接着。

いつもどおり例の紐で縛る。
色は違うが俺にとっては例の紐です。
女神ヘスティアにお祈りするのも忘れないようにね。
※現在話題沸騰中のギリシア神話オリュンポス十二神の一柱。ていうか末席(笑)


ついに今回から、新兵器・自在錐を導入!
(トップ画像のなんだか危険そうな工具)
以前から苦手だった背面サウンドホールも
あっという間に開孔できます。
今までの苦労は何だったのかって言うほどに。

しかし、かなり危険な工具なので取扱い要注意だ!
相当な質量(刃物付き)が高速で回転します。
間違っても片手持ちで回さないように。
半端ない遠心力で簡単に持って行かれるぞ、指とか


そして一晩乾燥させて、ブリッジ&弦を取り付ける。

テンション調整機構は前作の蝶ネジから
前々作のターンバックルに戻しました。
両端のフック部分が回らないようにすれば
片手でも調整しやすいことに気づいたので。

後側は横向きにしてデカい皿ネジで固定、
前側は木の板で連結して回らなくする。
前側のは漫画か何かに出てきた
旧式の木製の手枷を見て思いついた。


背面・打面を仮止めして叩いてみる。

なんか低音がすげードムドム言うし
音量も期待できそうだ


さて、ここで問題発生。
注文している突板(打面装飾用)が届かねぇ!
作業を一時中断せざるを得ない!

to be continued…

熱い!(夏の自作カホン・第1回)

2015年05月16日 07時48分15秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店・カホン担当ブルームです。

熱い!
暑いんじゃなくて熱い!!俺が!!!

仕事場の室温が普通に体温を超えるので
自然と体温も上がるのですが
なんかもうサウナで仕事してる感じで当然半裸
そんな感じのダイエット暮らし。
夏はもう目の前だ!マジ勘弁してくれ!!


てなわけで、夏の新作カホン作成はっじまっるよ~~~!

今回も前作・前々作と同じく斜め打面なのですが
少し発想を変えて、「座面・底面」を傾斜させてみます。

これまでは座面(箱の天面)の前側を詰める形で
打面(箱の前面)を傾斜させていたわけですが
実はこれ、デメリットがありまして…
座面が前後に狭くなって少し座りにくい!
じゃあ逆に底面を前方に伸ばしてはどうよ?
…と、思うじゃん?
それがダメなんですよ。これ以上大きくなると
キャリングバッグに収まんねぇ!

ちゅうことで、台形じゃなくて平行四辺形だ!
要は直方体をグニッと後ろ側にずらしたような感じ。
重心ギリギリで後ろに倒れないか不安ではありますが。


2日前に発注した板材が入荷したのでさっそく工作開始。
もう4回も同じとこ(ネット通販)で買ってますが
納品がすごく早いのでありがたい。
が、毎回総額の3割くらいが送料&代引き手数料…

まずは枚数とサイズのチェック。

……問題なし。


続いて最初の工程、側板のカット。
平行四辺形なので長辺じゃなくて短辺のカットなので楽ですが
上下2辺カットするので結局手間は2倍以上だ。

当然、手挽きじゃい!
丸ノコ盤欲しいなぁ~…


カット完了。
と、ここまでの作業は前作の日記のコピペ改変。


今回はシンプルな箱の構造にして
過去最大級の容積を目指そうかと思います。
前作が思ったより音が小さかったので。

四隅に補強用の三角棒を接着して箱組みするのですが
これから調達に行くので今日はここまで。

to be continued…

春の新作カホン作成日記・第6回

2015年04月04日 09時26分24秒 | カホン自作
こんばんわ。
アップルビデオ高津店・木工職人ブルームです。
春の新作カホン作成日記・第6回。
前回の日記から1週間も空いてしまいましたが
決してサボってた訳じゃないんだからねっ!

先週のオケ屋演奏での起動実験の結果、
座面のエッジをもっと丸めることにして、
さらに1週間くらいずっと、
地味~~~~な二ス塗り&ヤスリ掛けの日々

その合間に足を生やしたり


ロゴデザインを考えたりします。

こん中に採用されたデザインがあるけど解るかな~?

初めて使うインクジェット用の転写シール

こんなのあったのか…知らなかった…

内部のラベルに日付をいれる。

組み立て後は貼りにくいが、
先に貼ると日付が入れらんないジレンマ。

で、無事完成~

本日天候次第では今年初の路上ライブ決行なので
とりあえず間に合ってよかった。

そして、これから使ってくうちに
二スが完全に乾燥したり、再度塗り重ねたり、
まだしばらくは俺と共に成長していくのです。

おしまい。

・続編 の新作カホン作成日記 第1話から読む

春の新作カホン作成日記・第5回

2015年03月24日 21時42分54秒 | カホン自作
こんばんわ。
アップルビデオ高津店・DIY担当ブルームです。
春の新作カホン作成日記・第5回。

今朝も早く起きてエッジ落としの続き。
木材ってのは普通、木目の方向を考えながら削りますが、
相手は縦目横目交互に重なってるベニヤ板。
そんな木工のルールなど通用するはずもなく、
もう地道に少しずつ削るしかないのです…


すっかり角が落ちて丸くなりました。
この丸まったところの断層の美しさをみると、
これまでの苦行が報われる気がしますね。

続いて塗装。
木材ってのは塗料が染み込む。
道管っていう水分の通り道があって
塗っても塗っても小さな穴が埋まらない。
なのでまずは下地剤(シーラー)でそいつを塞ぐ。

主に削った部分に刷毛でペタペタと。

乾燥したら一度軽くヤスリかけて2~3度塗り重ねる。

ここで乾燥待ち時間ができるので、
あきらめて会社に仕事しに行く。



帰宅後、ヤスリかけ&2度目のシーラー塗り。
1時間ほど乾燥させてヤスリかけ。
シーラー塗りはこのへんにして二ス塗り開始。
ほぼ最後の工程ですが
これもまたものすごく時間がかかります。

そのままだと濃すぎるので専用のシンナーで希釈して、

刷毛で塗る完全に乾燥させるヤスリかけ

ていうのを3~4回くりかえす。
作業時間こそ短いものの、非常に待ち時間のかかる工程。

とりあえず1回目塗ったので
今日はここまでにして放置プレイ。

つづく。
次回、いよいよ完成か?


春の新作カホン作成日記・第4回

2015年03月23日 21時37分26秒 | カホン自作
こんばんわ。
アップルビデオ高津店・DIY担当ブルームです。
春の新作カホン作成日記・第4回。

昨日までに6面体のうち5面まで接着が完了し
かなり「箱」になってきました。

最後の面を貼る前の大事な工程、それが弦張り。

いつもより多めに張ってある。

そしていよいよ打面の貼付け。
打面は四辺すべてネジ止めする人も多いみたいだけど
極力金具を使用しないのがVROOOMWORKS流。
下から3/4ほどを接着します。

と、実はここまで昨日のうちに済ませといたので
今夜からエッジのヤスリ掛け工程に入る!

先ほどのテーピングを剥がす。

結構段差があるが気にしない。
なぜならこれから全てのエッジを丸めてゆくからだ。

塗装前の最後の工程。
カンナ、電動サンダー、手ヤスリを駆使して
6面体の12辺を丸くしてゆく。

特に座面の4辺は念入りに。
目立つとこだから、とにかく丁寧にね。
カホン作り全工程で一番時間のかかる部分だ。
とにかくひたすら削る。もうほとんど己との闘い

途中、ある程度削ったところで
打面上辺をネジで留める。

ネジ穴を作る工程。非常に慎重な作業。
なんせ素手で叩く部分なので
少しでもネジ頭が飛び出てると危ない。

この専用工具で皿ネジが飛び出さないように
ネジ穴を「Y」字型に加工するのですが、
ただでさえ非常に薄い板、掘りすぎて「V」字型になったり
「U」字型に貫通させてしまうと完全にアウト
このネジはチューニングの役割も果たすので
ほんと、とにかく慎重にね。

無事ネジ止め完了。

て、あたりで今日の作業は中断。
電動サンダーがとてもうるさいので、夜間作業は控えてます…


つづく。


春の新作カホン作成日記・第3回

2015年03月22日 14時51分31秒 | カホン自作
こんばんわ。
アップルビデオ高津店・DIY担当ブルームです。
春の新作カホン作成日記・第3回。

先日の仕事帰りに渋谷のハンズまで買い出し。
実は前作の反省点が打面の材質だったのです。
打面は薄いベニヤを使用した方が反応が良く
弱く叩いてもいい音がするのですが、
側面などに使ってるベニヤ板よりも
違う種類の板だともっと薄いのがあったので
そっちにしてみたら案外質が良くなかったのです。
やっぱ通販に頼り切っては駄目ってことですな…

それで今回はもっと質の良い板を探すのですが
主に模型用に使われる「航空ベニヤ」と呼ばれる
非常に上質そうな薄いベニヤ板を発見。


前作と同じく打面には「突板」という
木材を薄~くスライスしたシート状の板を貼ります。
前回使用したゼブラウッドという
濃淡ハッキリした縞木目の突板が残ってましたが、
ハンズの売り場で航空ベニヤの隣に置いてあった
「タモ杢目」の突板を衝動買い。

では、工作再開~。

箱のサイズに合わせて航空ベニヤをカット、
水で薄めた木工ボンドを刷毛で塗布し
突板を乗せ、アイロンがけで圧着。
最後は重石をのせて放置。

アフタヌーンが良い重石になるので
なかなか捨てられない…
雑誌の下のカホンは今作ってるのとは別のカホン。
その下で突板を貼った打面板をプレス中。

先日、両側面・座面・底面の4面を組んだ箱の
打面と背面を接着する面のフチを平らにする。

ここが今日の一番重要な個所。
サウンドにモロに影響する部分だし、
前側は斜め打面なので特に難所である。

打面・背面を貼り付ける前に
上下のブリッジを接着して乾燥させる。


その間、背面にサウンドホールを開ける。
何気に苦手な工程だ。

これも「自在錐」っていう専用工具を買い足せば
物凄く楽になるんだろうけど…

接着する前に一度仮止めして叩いてみる。
バス音はこの時点でも完成時に近い音がする。
うむ、良い音だ~


で、背面を接着&バインド。


あとは重石乗せて一晩放置プレイ

これで組み立ての半分以上は終わり。


つづく。


春の新作カホン作成日記・第2回

2015年03月21日 00時00分57秒 | カホン自作
こんばんわ。
アップルビデオ高津店・DIY担当ブルームです。
春の新作カホン作成日記・第2回。

発注した板材が入荷したのでさっそく工作開始。
まずは枚数とサイズのチェック。

……問題なし。

次に斜め打面のために、側板のカット。
前回はこの斜めカット済みを取り寄せましたが
手持ちの機材、カットの指示と工賃を考えると
自分でカットした方が良さそうだったので
今回は安く作れます。


当然、手挽きじゃい!
丸ノコ盤欲しいなぁ~…

カット完了。

そして、側面・座面・底面の組み立て。
4枚の板を形状に接着。
何気にここがカホン作りのキモ。
ドラムだと胴(シェル)にあたる部分であり、
カホンとしてはイスの役割も果たすため、
打面・背面よりも厚い板で頑丈に作ります。

歪みが出ないように細心の注意を払いましょう。
綺麗な箱になるかどうか、ここにかかっているのだ。
昨日作った内部パーツも治具としてフル活用しつつ
専用の道具でバインド。

あとは一晩放置プレイ。

つづく。