荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

高橋夜店通り商店街/2017年秋

2017年11月11日 | 散文
高橋は「たかばし」と読みます。
高橋から見る小名木川です。

水運で栄え、下級武士が多く住んだ町でもありました。

高橋夜店通り商店街です。

2015年秋のイベントバナーが残ったまんまです。

「のらくろ~ド」とも言いますすが、人通りがありません。




車も余り通りませんが、日曜日には「歩行者天国」になります。


シャッターが下りている店も多いです。


人より鳩が多く歩いています。


かつては町の中心だったので、商店街脇に小学校があります。
深川小学校です。


数年前までは、校門前に俳句の投書箱が置かれていました。

松尾芭蕉が暮らした街でもありました。

商店街の外れには文化センターがあって、「田河水泡・のらくろ館」があります。

田河水泡が住んだ街でもありました。

街の反対側には深川神明宮があって、「伊東深水誕生の地」の案内板があります。
二人とも、深川の水にちなんだ名前を付けました。

そんな街ではあります。


コメント (2)
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「あしたのジョーのふるさと」の今/2017年秋

2017年11月11日 | 散文
街かどにアンチャンが立っています。

矢吹丈ってこんな顔だったっけ?

ジョーの視線の先は、西日に照らされた「いろは会 ショップメイト」の西口です。


アーケード街を行きます。


相変わらずというか、いっそう閑散としています。


殆どの店がシャッターを下ろして、残った店が細々と営業しています。


開いている店の中には閉まった他の店の前迄商品を並べていますが、如何せん客が来ません。

商品はこんなに小さく小分けしています。
一人暮らしが多い街です。

数年前にこの商店街が「あしたのジョーのふるさと」と銘打って、街興しを行いました。
原作者のちばてつやの作品が至る所にあったのですが、ポスターは全く無くなり、このような立て看板も殆ど無くなりました。


見上げる横断幕も殆ど残っていません。


先ほどから小父さんが前を歩いて行きます。


寂れた商店街をトボトボと行きます。


丁度「丹下段平」が居ました。


商店街の終点が見えて来ました。


ホームレスがたむろしているいつもの光景です。


「いろは会 ショップメイト」の東口脇には、「山谷労働者福祉会館」があります。

「山谷の再開発反対」や「山谷は日雇い労働者の街」等の垂れ幕がありましたが、先の台風でちぎれて飛んで行ったのでしょうか?紐の端だけが残っています。

ここは「日本キリスト教団 日本堤伝導所センター」が運営しています。


炊き出しを行うので、ここにホームレスがたむろしているのです。

彼らは、先の衆議院選挙では何処の政党に投票したのでしょうか?
住民票が無いので投票出来なかったのでしょうか?
企業業績が好調で株価が高騰しているというのに、アベノミクス政治から切り捨てられるのでしょうか?
矢吹丈たちに明日はあるのでしょうか?
切ない・・・。
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