荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「ふいち」が解体された。

2019年04月18日 | 散文
昔、錦糸町の外れで麩屋が営まれていました。
店名は「ふいち」でした。


「ふや町通り」の石碑も在りました。
この石碑を見付けた時はもうこの店1軒だけでしたが、かつては麩屋が軒を連ねた路地が在ったと想像できました。


「ふいち」が廃業してから7年経ちました。
時々店の建物がそのままあるのを確認したりして、気になっていた店です。
ひょっとしたら再開しないかな、などと思っていました。


久しぶりにやって来たら、店が解体されていました。


「ふや町通り」の石碑もありません。
更地が虚しいです。


何ができるんだろうと建築計画を見ると、「ホテル」が建てられるようです。


ここ錦糸町は「ラブホテル街」です。





やっぱりラブホテルなんでしょうね。

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こうづけ掘通りから砂町銀座へ

2019年04月18日 | 散文
東京都江東区北砂に吉良上野介ゆかりの通りが在ります。
下屋敷堀跡が道路になりました。


この一直線の道です。
こんな長い堀に囲まれた屋敷でした。


元禄の泰平期に起こった赤穂浪士の討ち入りで有名になった人物ですが、町興しになると思うのに、誰も記念祭とかを催そうとしません。
それどころか、この堀跡を詳しく知ろうとしません。
かく言う私も、この堀跡の左右どちらに屋敷が在ったのかも知りませんし、調べようとしません。


領地では善政をしいた人物らしいですが、やっぱり世間での敵役は人気にならないですね。


例によって、1本南の路地へ行きます。


東京下町の有名商店街「砂町銀座」です。
店を見ながら行きます。


地区全ての小学校の上履きがあります。


穏やかな春の陽射しの下を行きます。


けっこう賑わう商店街です。


昼間っからカラオケです。
看板を良く見ると、「紘海ハル」とあります。
祭りでもないのに、歌手の営業でしょうか?
服装は一般人です(後で調べたら、シンガーソングライターらしい・・・)。


おばあちゃんが自転車で通ります。


おでん種の店です。


少し前に、西川峰子さんがここで練り物を摘みながら、ワインをがぶ飲みしているTVを見ました。
「このつまみに合うワインを持って来い」とか言って・・・


懐かしい風景が続きます。
郷愁を誘います。


振り返ります。
通行人の平均年齢が高い商店街です。
今日も平和です。




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