

写真1 街路脇のトキワサンザシ
写真のように常磐色(濃緑)の葉に果実の真紅が炎のように燃え、我々を奮い立たせるトキワサンザシ(常磐山査子、ピラカンサ)。新年に相応しい。
茎や枝には棘がつき、バラ科の特徴をもつ。この棘と炎のごとく燃える果実に因み、学名(ラテン語)や英名は、炎・燃える(Pyro、Fire)と棘(acantha、thorn)の合成語。
そもそも、本種はヨーロッパ南部から西アジア原産の常緑樹。2~5㍍ほどの高さに生長する。明治期に我が国に渡来。春に白い花をつけ、秋から冬に真紅の果実をつける。
学名:Pyracantha coccinea 英名:Firethorn バラ科
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年11月25日 撮影地:埼玉県久喜市