
写真1 田んぼの土を一輪車に入れるW氏の奥様

写真2 雨垂れで穿った穴を塞ぐ、均す W氏の奥様

写真3 整枝された屋敷林

写真4 整枝された庭木

ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。
2014年12月21日
W氏の奥様が一輪車を押し田んぼへ(写真1)
スコップを使い始める
現場に着き、なに、なさってんですか
次のよう
田んぼの土を運び、雨だれが穿った穴を塞ぐ(写真2)
凸凹があるとつまづくので(凸凹均しには筆者も納得)
この作業をできるのは、明日22日が冬至だから
冬至は方位方角に関係ない日
屋敷のどこでも修理してよい日、竹木を伐ってよい日
方位方角に無頓着に作業できるのは冬至の10日前から
この習慣は明治生まれの親たちが行ない、教わった
なるほど、途中、屋敷林や垣根の枝を伐った屋敷を散見(写真3・写真4)
その一軒(写真3)、Wさんと同じ集落、T氏の奥様に遇い伺うと次のよう
冬至とは関係ない
先達(神主)さんに聞いたら次の託宣
枝は方角方位に関係なく伐ってよい
根本から伐るのであれば方位方角がある
枝を伐るのは毎年あるいは年末でなく、モサモサしたら伐る
伐っていいか否かを先達に伺って
先達は、これまで異地区の高齢の神官だった
今年の先達は、同じ集落の若い神官
同じ集落の農家でも、継承する行為・習慣は違うのをあらためて知る
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年12月21日 撮影地:埼玉県久喜市