「今こそ見直したい 昔ながらの生活を」
3月13日(火曜日) 14時~15時30分
森のイスキア主宰・佐藤 初女さん
「大自然の中に心病める人の憩いの場をつくりたい」という願いを実現させ、1992年に岩木山麓に『森のイスキア』を設立、奉仕活動を行い、多数の著書でも知られる佐藤初女さんをお招きします。
「便利さにとらわれず、自然と共にある生活、昔ながらの暮らしの知恵を生活にとり入れることを一緒に考えていきたいと思います。便利さを基準にした生活に慣れてしまうと、知らず知らずのうちに体が衰えていきます。また、簡単に簡単にという生活が地球を汚染して今や破壊しています。この現実を改革していくことは大きいことですが、小さいと思われる一人の意識の改革にあると思うのです。」
「二人三脚で乗り越えた介護の日々」
3月27日(火曜日) 14時~15時30分
女優・小山 明子さん
夫・大島渚監督が倒れてからは介護に専念。現在は、介護の傍ら日本各地で介護についての講演を行う女優・小山明子さん。著書に『パパはマイナス50点』(集英社)他。
「2001年、夫・大島渚が腹部の緊急手術。5ヶ月の入院中、死を覚悟したこともあり、無事退院できましたが、医者からは「もう立つことは無理かも」と言われました。何ヶ月かしてから、バアーにつかまり、立てた時の喜び。食事の制限はしないで好きな物、珍しい物を、量は少なくしていろいろ食べさせ、今日一日を大事にと過ごしています。」
「顔の中の口の役割と口元の美学~疾患の治療と化粧」
3月29日(木曜日)14時~16時
大阪大学大学院歯学研究科教授・古郷 幹彦さん
フェイシャルセラピスト・かづき れいこさん
美しい顔とは人によって異なっているようですが、かみ合わせの医療の領域ではある程度統一したコンセンサスがあり、それに基づいて治療が行われています。口唇口蓋裂の治療や受け口の治療でも、医療的観念が用いられています。一方化粧は、顔の形態を大きく変えることなく人を美しくします。このような口元やかみ合わせの医療と化粧の意義について、リハビリメイクの第一人者と25年口唇口蓋裂や受け口の治療にかかわってきた専門家が、皆様と一緒に考えてみます。