2月25日に「寺山修司とその時代―疾走せよ、さよならだけが人生だ―」が大阪(中之島)教室で開催されました。
寺山修司の元夫人・九條今日子さんと編集者の白石征さんに、寺山修司について対談していただきました。
九條さんは昭和10年生まれで、体力的に自信がなくなってきたので最近は講演も控えてきているというところを、今回このためだけに大阪まで来ていただいたのですが、とてもそうとは思えないほどパワフルでほがらかなお話を聞くことができました。
また、全国から集まった130名の寺山ファンは20歳代から80歳代。いつまでたっても衰えない人気ぶりを感じさせました。
「人生はただ一問の質問にすぎぬと書けば2月のかもめ」
という短歌が寺山にはありますが、講演の中の印象に残っているエピソードにこんなものがありました。
寺山は2匹の亀を飼っていたが、その名前は「質問」と「答」だった。本当に「答」の方がどんどん成長して大きくなっていったので、「ほら、言った通りだろ」と九條さんに語ったそうです。
「おでん屋の屋台を引くように」、これからも劇団運営に協力して欲しいと口説かれ、離婚後も寺山修司を支え続けた九條さんと、著作に関わり続け、現在でも本を出し続けている白石さんによる当時の興奮の伝わる2時間でした。
写真は講座後のサイン会風景
寺山修司の元夫人・九條今日子さんと編集者の白石征さんに、寺山修司について対談していただきました。
九條さんは昭和10年生まれで、体力的に自信がなくなってきたので最近は講演も控えてきているというところを、今回このためだけに大阪まで来ていただいたのですが、とてもそうとは思えないほどパワフルでほがらかなお話を聞くことができました。
また、全国から集まった130名の寺山ファンは20歳代から80歳代。いつまでたっても衰えない人気ぶりを感じさせました。
「人生はただ一問の質問にすぎぬと書けば2月のかもめ」
という短歌が寺山にはありますが、講演の中の印象に残っているエピソードにこんなものがありました。
寺山は2匹の亀を飼っていたが、その名前は「質問」と「答」だった。本当に「答」の方がどんどん成長して大きくなっていったので、「ほら、言った通りだろ」と九條さんに語ったそうです。
「おでん屋の屋台を引くように」、これからも劇団運営に協力して欲しいと口説かれ、離婚後も寺山修司を支え続けた九條さんと、著作に関わり続け、現在でも本を出し続けている白石さんによる当時の興奮の伝わる2時間でした。
写真は講座後のサイン会風景