ソニー・ロリンズが憧れを抱いていたコールマン・ホーキンスとの共演アルバム「ソニー・ミーツ・ホーク」、
ことの起こりは、1963年7月のニューポート・ジャズ祭において、ロリンズのカルテットにホーキンスがゲスト出演し共演したのが切っ掛けとなり、その企画がそのままスタジオに持ち込まれました。
共に男性的で豪快なトーンを鳴らすサックス奏者の演奏を、ステレオ盤とモノラル盤で聴き比べてみました。
ますはステレオ盤、
左チャンネルにコールマン・ホーキンスとピアノ、右チャンネルにソニー・ロリンズとベース、ドラムスが配置されていて、その「音」を聴かずとも2人がはっきり聞き分けられます。
「SONNY MEETS HAWK!」 RCA LSP 2712
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続いてモノラル盤、
「音」が中央に集まっているのは当然のこととして、
代わる代わる登場する2人のサックス奏者は、ソロを取るほうが前に出てきて吹いているような音取りになっていて、「音」が一層密になり迫力があります。
「SONNY MEETS HAWK!」 RCA LPM 2712
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1. YESTERDAYS
2. ALL THE THINGS YOU ARE
3. SUMMERTIME
4. JUST FRIENDS
5. LOVER MAN
6. AT McKIES’
SONNY ROLLINS(ts) POUL BLEY(p) HENRY GRIMES(b) ROY McCURDY(ds)
GUEST ARTIST : COLEMAN HAWKINS(ts)
録音 1963年7月15日、18日 RCA Victor Studio NY
1曲目の「イエスタディズ」、
先発のホーキンスを意識してか、ロリンズはトリッキーなソロも織り交ぜて対抗します。
2曲目の「オール・ザ・シングス・ユー・アー」、
ホーキンスがリーダーのライブ盤でも演っていますが、こちらのほうが豪快なプレイです。
後半で2人のデュエットとなり、先発のホークにロリンズが絡みますが、2人はモノラルでもハッキリ聴き分けられます。
と、どちらかというとミデアム・テンポ以下の曲が多い中で、最後にロリンズのオリジナル「アット・マッキーズ」は早いテンポで演奏されます。
ここではロリンズが先輩を出し抜いた格好で、モダンなフレーズを次から次へと吹くのですが、続くホークが負けじと張り合っています。
サックスやトランペット、はたまたピアノ同士の演奏集は数多くありますが、中でもこのアルバムは単なるブロー合戦とはならず充実しています。
そして、ステレオ、モノラルそれぞれに特徴があり、甲乙つけがたいです。
なおピアニストのポール・ブレイは、バッパーから脱皮しつつあった時期のものですが、ここでは神妙にピアノを弾いているところが面白いです。
2人のベーシスト、3, 4, 6番目の3曲を担当しているヘンリー・グライムスがメリハリの利いた音を出しており、「サマー・タイム」でのソロも良いです。
ソニー・ロリンズのRCA盤はオムニバスを除いて6枚ありますが、他にも優れた作品があるので、機会をみて取り上げてみたいと思います。
ことの起こりは、1963年7月のニューポート・ジャズ祭において、ロリンズのカルテットにホーキンスがゲスト出演し共演したのが切っ掛けとなり、その企画がそのままスタジオに持ち込まれました。
共に男性的で豪快なトーンを鳴らすサックス奏者の演奏を、ステレオ盤とモノラル盤で聴き比べてみました。
ますはステレオ盤、
左チャンネルにコールマン・ホーキンスとピアノ、右チャンネルにソニー・ロリンズとベース、ドラムスが配置されていて、その「音」を聴かずとも2人がはっきり聞き分けられます。
「SONNY MEETS HAWK!」 RCA LSP 2712
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続いてモノラル盤、
「音」が中央に集まっているのは当然のこととして、
代わる代わる登場する2人のサックス奏者は、ソロを取るほうが前に出てきて吹いているような音取りになっていて、「音」が一層密になり迫力があります。
「SONNY MEETS HAWK!」 RCA LPM 2712
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1. YESTERDAYS
2. ALL THE THINGS YOU ARE
3. SUMMERTIME
4. JUST FRIENDS
5. LOVER MAN
6. AT McKIES’
SONNY ROLLINS(ts) POUL BLEY(p) HENRY GRIMES(b) ROY McCURDY(ds)
GUEST ARTIST : COLEMAN HAWKINS(ts)
録音 1963年7月15日、18日 RCA Victor Studio NY
1曲目の「イエスタディズ」、
先発のホーキンスを意識してか、ロリンズはトリッキーなソロも織り交ぜて対抗します。
2曲目の「オール・ザ・シングス・ユー・アー」、
ホーキンスがリーダーのライブ盤でも演っていますが、こちらのほうが豪快なプレイです。
後半で2人のデュエットとなり、先発のホークにロリンズが絡みますが、2人はモノラルでもハッキリ聴き分けられます。
と、どちらかというとミデアム・テンポ以下の曲が多い中で、最後にロリンズのオリジナル「アット・マッキーズ」は早いテンポで演奏されます。
ここではロリンズが先輩を出し抜いた格好で、モダンなフレーズを次から次へと吹くのですが、続くホークが負けじと張り合っています。
サックスやトランペット、はたまたピアノ同士の演奏集は数多くありますが、中でもこのアルバムは単なるブロー合戦とはならず充実しています。
そして、ステレオ、モノラルそれぞれに特徴があり、甲乙つけがたいです。
なおピアニストのポール・ブレイは、バッパーから脱皮しつつあった時期のものですが、ここでは神妙にピアノを弾いているところが面白いです。
2人のベーシスト、3, 4, 6番目の3曲を担当しているヘンリー・グライムスがメリハリの利いた音を出しており、「サマー・タイム」でのソロも良いです。
ソニー・ロリンズのRCA盤はオムニバスを除いて6枚ありますが、他にも優れた作品があるので、機会をみて取り上げてみたいと思います。