あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

チェット・ベイカーの諸作を聴く(Baby Breeze)

2024-02-09 | JAZZ
4回目はチェット・ベイカーが5年のヨーロッパ巡業を経て、米国に戻って録音したもので、ここに掲載したのは国内盤ですが、オリジナル盤に3曲が追加(*) された徳用盤となっています。

「Baby Breeze」 EmArcy 195J - 10084
  
 1. Baby Breeze
 2. Born To Be Blue
 3. This Is The Thing
 4. I Wish You Love
 5. Everything Depends On You
 6. One With One
 7. Pamela's Passion
 8. The Touch Of Your Lips
 9. Comin' Down
10. You're Mine
11. Sweet Sue(*)
12. Taste Of Honey(*)
13. Think Beautiful(*)
Chet Baker (flh, vo) Frank Strozier (as, fl) Phil Urso (ts) 
Hal Galper (p) Mike Fleming (b) Charlie Rice (ds)
Bobby Scott (p) Bob James (p) Kenny Burrell (g)
録音 1964年1月20日、11月14, 20日

このアルバムに関して、ジャズ批評の記事によると、チェット・ベイカーはパリのクラブでトランペットが盗難に遭い、急遽友人から譲り受けたフリューゲル・ホーンを持ち帰って帰国したそうで、このアルバムではその楽器を使って録音に臨んだというエピソードが書かれています。

アルバムは3つの異なった編成による演奏が収められていて、ケニー・バレル (g) と、ボビー・スコット (p) の2人をバックに歌うセッションでは、「Born To Be Blue」「Everything Depends On You」の他、ギターだけの伴奏で歌う「You're Mine」「Sweet Sue」に至っては、まだ若い時代の歌声を聴くことが出来ます。

また、ボブ・ジェームスのピアノ・トリオをバックにカルテットで演奏される「I Wish You Love」「Think Beautifu」や、ゆったりしたテンポで歌う「The Touch Of Your Lips」等、小編成での演奏においてチェットの歌とラッパが堪能できます。

そして、フランク・ストロージャー(as)、フィル・アーソ(ts)を加えたセッションでは、リチャード・カーペンターの2曲「Baby Breeze」「Comin' Down」がアンサンブルと編曲の良さも加わって良い出来となっています。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チェット・ベイカーの諸作を... | トップ | チェット・ベイカーの諸作を聴... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

JAZZ」カテゴリの最新記事