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サヒブ・シハブの Oktav Record(復刻盤)

2024-11-10 | JAZZ
澤野工房から発売されているサヒブ・シハブとデンマークのジャズ・グループの演奏集です。

「SAHIB SHIHAB and THE DANISH RADIO JAZZ GROUP」 OKTAV OKLP 111

1. DI-DA
2 Dance Of The Fakowees
3. Not Yet
4. Theth Lament
5. Mai Ding
6. Harwey's For Cries
7. No Time For Cries
8. The Crosseyed Cat
Sahib Shihab (bars, fl, cowbell) Bent Axen (p) N.H.O.Pedersen (b) Alex Riel (ds)
and Others
録音 1965年8月18,21日 

14人編成によるレコーディングで、録音日によって一部メンバーが入れ替わっていますが、リーダーのサヒブ・シハブ (bs) 、トランペッターのアラン・ボッチンスキーの他、リズム陣のベント・アクセン (p)、N.H.O.ペデルセン (b)、アレックス・リール (ds) 以外は知らないミュージシャンばかりです。
一部の曲はジャケット裏面にソリストの順番と名前が記載されていることから、これも参考にしながら聴きました。

レコードのA、B面の共に最初の曲が特に印象深く、ペデルセンの4つを刻むベースに導かれて静かにスタートする「DI-DA」は、ヴィブラフォンとミュート・トランペットによるスタッカートでの歯切れの良いテーマでスタートする爽やかな演奏となっていて、ベント・ヤディグ (ts)、パレ・ミッケルボルグ (tp)、サヒブ・シハブ (bs) とソロが受け渡されて行きます。
また、“Here we go”の掛け声と、リーダーのカウベルによる連呼で始まる「Mai Ding」は、シハブのバリトン・サックスを中心にビックバンドらしい豪快なフル・オーケストラのサウンドが楽しめる1曲です。

その他A面の中では、アップ・テンポによる「Not Yet」が、ベースとドラムスのソロも交えた軽快な曲で、3つのパートから構成されている「Theth Lament」では、もう一人のバリトン・サックス奏者のリブ・レナードがフューチャーされています。
一方B面では「No Time For Cries」のバラード演奏で、オーケストラをバックにシハブが印象深い演奏を披露しており、「The Crosseyed Cat」では、ベント・ヤディグのフルートによる軽快な演奏と、テナーサックスに持ち替えての2つで好演しています。

この丁抹のラジオ・ジャズ・グループを蘭のボイ・エドガー率いるビック・バンドと比較してみると、より洗練されているサウンドのように聞こえます。

なお、Oktavb盤はレアな1枚ですが、多くの曲でソロを取るサヒブ・ハシブの演奏が聴けることも貴重なアルバムです。


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