◆操られている感じ

正直、これほどまで自分の人生が他人に操られていると

感じたことはありませんでした。




まず、仕事についてですが、



窓際族に追いやられた後に待っていたのは、左遷でした。





関連子会社への出向の辞令です。





ウマが合わない社長に、言うことを聞いてくれない部下、

それに窓際でやり仕事がない状況を意図的に作らされて

しまいには子会社への出向です。





自分ではどうにもできないことばかりで、発狂しそうでした。




そして




この辞令を出されることを知った時に、私の中である決意

が固まったのです。




それが




『中国珠海工場』への赴任でした。





またゼロから人生をやり直すためには、環境をかえるしか

ない。





そう考えたといえば、カッコよく聞こえますが、




正直なところ、日本での嫌な記憶や最悪の環境、周囲から

の冷たい目線




これらから逃れたいという一心で中国に逃げたというほうが

真実に近いと思います。





当時は、それくらい精神的にもまいっていました。





ストレス解消に、ソープに誘われていざいってみたものの、




やはり、大事なところは、無反応で必死にたたせようとして

くれる姿をみながらとてもみじめな気分になってしまいまし

た。





女遊びで気晴らしができないのは人生の楽しみの半分、





いや、それ以上、失った感じで鬱憤がたまる一方でした。





だから、中国にいって全てをやり直したかったんです。






続く