27日(土)、スパ・フランコルシャン・サーキットで2016年
FIA F1世界選手権第13戦ベルギーGP予選が実施され、
メルセデスのロズベルグがポールポジションを獲得した。
スパではエンジンコンポーネント交換に伴うペナルティを
受けたドライバーが複数おり、中でもメルセデスのハミル
トンは6基目、7基目、8基目のターボチャージャーとMGU
-Hを投入しさらに、内燃機関(ICE)とMGU-Kも6基目に達
したことから合計55グリッド降格処分が科せられる。マク
ラーレンのアロンソは合計35グリッド、ザウバーのエリク
ソンは10グリッド降格が決まっている。
加えて、土曜フリー走行のセッション中に他車の走行を
妨害したとしてハースF1のグティエレスの5グリッド降格ペ
ナルティが下った。
清々しい青空が広がるスパでQ1がスタートした時点の気
温は31℃、路面温度41℃、湿度40%のドライコンディショ
ン。ピットレーンの信号が青に変わると、ハースF1勢がス
ーパーソフトタイヤ、マノーの2台がミディアムタイヤを履い
てコースに入り、エリクソンとナッサーのザウバー勢が続
いた。メルセデスはハミルトンにスーパーソフトを履かせる
一方、ロズベルグのマシンにはソフトタイヤを装着してコー
スへと送り出す。マノー勢はその後すぐにスーパーソフト
に切り替えており、Q1のアタックラップにスーパーソフト以
外のコンパウンドで臨んだのはロズベルグだけだった。
ロズベルグが1分48秒フラットを刻んでトップにつけると、
直後にコントロールラインを通過したフェラーリ勢がそれを
上回り、暫定トップには1分47秒802をマークしたベッテル
が立っている。ライコネンが0.110秒差で2番手に続き、ロ
ズベルグは3番手の位置。最後列スタートが濃厚のハミル
トンは柔らかいコンパウンドながらも、ゆったりとしたペー
スで周回し、ひとまず1分50秒台のタイムを残してピットに
引き上げた。結局、それ以降にコースに出ることはなく、
Q1敗退が決まっている。
アロンソはライバルに10分以上遅れて始動したが、オー・
ルージュを駆け上がったところでマシンを止めてしまい、
タイムを残せぬまま予選を終えた。もともと最後列に並ぶ
ことが確定的だったアロンソのレース出走可否はスチュワ
ードの判断に委ねられるが、107%ルールにより、グリッド
位置はハミルトンよりも後方となるため、出走が認められ
た場合は最後尾のポジションに着く。
Q1でノックアウトされたのは17番手から順にナッサー、マ
ノーのオコン、クビアト(トロ・ロッソ)、エリクソン、ハミルト
ン、アロンソだ。
Q2が始まると同時にマノーのウェーレインがコースに向
かい、ここでもソフトタイヤを選んだロズベルグが続くと、
他の陣営も次々に動き出し、フェラーリの2台とレッドブル
のリカルドがロズベルグと同じコンパウンドでガレージを
離れた。コンパウンドを差を感じさせぬスピードを披露し
たロズベルグは1分46秒999をたたき出して暫定トップに
つけ、同コンパウンドでアタックした他の3人に0.6秒以上
のリードを築いている。
Q2序盤のアタックを終えてリカルドのポジションは9番手
に下がっていたが、レッドブルは下位とのタイム差を踏
まえてガレージに待機させ、最終的にリカルドはソフトタ
イヤだけでQ3進出を決めた。また、フェラーリは最後に
スーパーソフトを投入したものの、ベッテルとライコネン
はともにソフトタイヤでQ2の自己ベストタイムを記録して
おり、レースは同コンパウンドを履いてスタートする。
予選Q2で姿を消したのはグロージャン(ハースF1)、マ
グヌッセン(ルノー)、グティエレス、パーマー(ルノー)、
サインツ(トロ・ロッソ)、ウェーレイン。
ポールシッタ―が決するQ3は全車がスーパーソフトタイ
ヤで挑み、打倒メルセデスを掲げるレッドブルのフェル
スタッペンが1分46秒台に入れる好パフォーマンスを発
揮するも、ロズベルグが0.149秒上回ってトップの座を譲
らない。リカルドはペースに苦しんで伸び悩み、ライコネ
ンはコースを飛び出してラップを断念している。ウィリア
ムズのマッサとマクラーレンのバトンは最初のランに参
加せず、最後のアタックにすべてを懸けた。
結局、最速タイムを塗り替えるドライバーはおらず、1分
46秒744をマークしていたロズベルグがポールポジション
を獲得。0.149秒差の2番手に迫ったフェルスタッペンは
史上最年少でのフロントロースタートを決めている。トッ
プに0.166秒差、2番手のフェルスタッペンとの差はわず
か0.017秒差だったライコネンが3番手に並ぶ。
4番手以下はベッテル、リカルド、ペレス、ヒュルケンベ
ルグ、ボッタス、バトン、マッサのオーダーだ。
メルセデスのハミルトン、マクラーレン・ホンダのアロンソ
が、まさかの最後尾スタート!
ともにチャンピオン経験者、面白いレースになりそうです。