ホッケンハイムリンクで27日(土)、2019年FIA F1世界選手権第11戦ドイツGP予選が実施され、トラブルに見舞われたフェラーリが両翼を失う中、メルセデスのハミルトンがポールポジションを獲得した。
初日は猛暑に見舞われたものの、土曜日は気温も路面温度も下がっており、コンディション変化への対応を求められる中で行われた土曜フリー走行はフェラーリのルクレールが最速タイムを刻み、レッドブルのフェルスタッペンが2番手に食い込んでいる。
ピレリがC2からC4のドライタイヤを用意したドイツの一戦では予選Q3用としてソフトタイヤにあたるC4を1セット確保するよう義務付けられた。気温28℃、路面温度45℃、湿度52%のドライコンディションで始まった予選Q1はウィリアムズのクビサが先頭でコースに向かい、チームメイトのラッセルが続いた後、他のチームのドライバーも順次、始動していった。
ソフトタイヤを履いてガレージを出発したフェラーリのベッテルはアウトラップの途中で「トラブル発生。パワーを失っている」と報告。タイムを残すことなくピットに引き上げ、すぐさまフェラーリクルーが問題の確認と修復作業に取り掛かったが、すでにQ1の残り時間は10分を切っていた。
ベッテル不在の中、相棒のルクレールは1分12秒229を刻んでトップに立ち、フリー走行からの好調をキープしているようだ。ルクレールには及ばないものの、フェルスタッペンもこれまでのペースを維持して2番手に飛び込んでおり、3番手にはアルファロメオ・レーシングのライコネンがつけていたが、メルセデスのハミルトンが2度目のアタックラップで1分12秒台に入れて3番手に浮上。
トップ5にルクレール、フェルスタッペン、ハミルトン、ライコネン、ボッタス(メルセデス)と並んだところで、フェラーリのガレージではコックピットに座ったまま作業の様子を見守っていたベッテルが走行を断念してマシンを降りた。ベッテルはノータイムで予選を終えることになり、レースへの出走可否はスチュワードの判断に委ねられるが、フリー走行のタイムを踏まえて決断されるため、決勝は最後尾、もしくはピットレーンからのスタートとなる可能性が高い。
トラブルに見舞われたベッテルのほか、ルクレールとフェルスタッペンの上位2台は終盤のアタックに参加せず。18分で争われたQ1で予選順位を確定させたのは16番手から順にノリス(マクラーレン)、アルボン(トロ・ロッソ)、ラッセル、クビサが19番手だ。
15番手でQ2に進んだクビアト(トロ・ロッソ)とノックアウトされたノリスはわずか0.055秒のギャップしかなく、9番手タイムを刻んだグロージャン(ハースF1)と比べても0.187秒差と大混戦のQ1となった。
Q1でルクレールのタイムを上回るドライバーは現れず、フェルスタッペンも2番手をキープ、ハミルトン、ガスリー(レッドブル)、ライコネンがトップ5に名を連ねている。
Q2はミディアムタイヤを履いたメルセデスコンビが先陣を切り、同様にミディアムを選んだルクレールがすぐ後を追いかけた。先にアタックラップに入ったハミルトンが1分12秒149をたたき出し、ボッタスも1分12秒487をマークしてメルセデスが1-2態勢を築く。ソフトタイヤではルクレールに引き離されていたメルセデスだが、ミディアムタイヤでは好ペースを発揮している。それでも、ルクレールがハミルトンに0.195秒差で2番手に飛び込み、ソフトタイヤを履いたガスリーが3番手、ボッタスは4番手に下がった。
フェラーリやメルセデスより遅れて動き出したフェルスタッペンもミディアムタイヤでガレージを後にしたものの、アウトラップを終えた直後にパワーロスを訴えて緊急ピットイン。この時点で残り時間は7分強だったが、数分後にはフェルスタッペンが再びコースに姿を見せ、アウトラップでマシンの状態を確認してからソフトタイヤでアタックラップを開始している。理想的なタイヤ戦略を断念せざるを得ない中でも4番手タイムを記録したが、ステアリングを握るフェルスタッペンは思うように走れなかったようだ。
混戦の中団グループのバトルはQ2で一層の激しさを見せ、0.01秒のギャップで11番手に終わったジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)ほか、マグヌッセン(ハースF1)、リカルド(ルノー)、クビアト、ラストロール(レーシング・ポイント)がQ2敗退となった。
8番手でQ3進出を決めたルノーのヒュルケンベルグと、13番手だった相棒のリカルドのタイムはわずか0.33秒しか違っておらず、この差に6台がひしめき合っている。
トップ10入りを決めたドライバーたちが次の走行準備を進める一方、ルクレールのフェラーリガレージではメカニックたちが慌ただしく作業しており、不穏な空気がただよっていた。ルクレールの問題はこの時点で判明していなかったが、フェラーリはベッテルを襲ったトラブルがターボへのエアフローに関するものだったと明かした。
その間に始まったQ3はソフトタイヤを装着したメルセデスコンビをはじめ、フェルスタッペンやガスリーらも早々に動き出し、順にアタックラップに入っていく。ハミルトンが1分11秒767をたたき出した頃、予選中の修復がかなわないと判明したフェラーリマシンからルクレールが離脱、セッションを終えることになった。
Q3序盤は6台がタイムを残し、ハミルトン、フェルスタッペン、ボッタス、ガスリー、グロージャン、サインツの順でタイムシートに名前を刻んだ。
フェラーリ不在の状況で迎えたラストアタックではボッタスとガスリーが自己ベストを更新するもポジションを上げられず、タイムを伸ばせなかったもののハミルトンがポールポジションを手に入れ、フェルスタッペンがフロントローを確保している。ボッタスは0.016秒足りずに3番手となり、ガスリーに次いでライコネンが5番手、グロージャン、サインツ、ペレス(レーシング・ポイント)、ヒュルケンベルグが9番手、Q3では一度もコースに出られなかったルクレールが予選10番手となった。
レッドブル・ホンダは、フェルスタッペンが2番手のフロントロー、ガスリーが4番手で2列目。メルセデス勢のミディアムタイヤに対して、レッドブル・ホンダはソフトタイヤで決勝スタートしますが、どちらが有利か楽しみですね!
初日は猛暑に見舞われたものの、土曜日は気温も路面温度も下がっており、コンディション変化への対応を求められる中で行われた土曜フリー走行はフェラーリのルクレールが最速タイムを刻み、レッドブルのフェルスタッペンが2番手に食い込んでいる。
ピレリがC2からC4のドライタイヤを用意したドイツの一戦では予選Q3用としてソフトタイヤにあたるC4を1セット確保するよう義務付けられた。気温28℃、路面温度45℃、湿度52%のドライコンディションで始まった予選Q1はウィリアムズのクビサが先頭でコースに向かい、チームメイトのラッセルが続いた後、他のチームのドライバーも順次、始動していった。
ソフトタイヤを履いてガレージを出発したフェラーリのベッテルはアウトラップの途中で「トラブル発生。パワーを失っている」と報告。タイムを残すことなくピットに引き上げ、すぐさまフェラーリクルーが問題の確認と修復作業に取り掛かったが、すでにQ1の残り時間は10分を切っていた。
ベッテル不在の中、相棒のルクレールは1分12秒229を刻んでトップに立ち、フリー走行からの好調をキープしているようだ。ルクレールには及ばないものの、フェルスタッペンもこれまでのペースを維持して2番手に飛び込んでおり、3番手にはアルファロメオ・レーシングのライコネンがつけていたが、メルセデスのハミルトンが2度目のアタックラップで1分12秒台に入れて3番手に浮上。
トップ5にルクレール、フェルスタッペン、ハミルトン、ライコネン、ボッタス(メルセデス)と並んだところで、フェラーリのガレージではコックピットに座ったまま作業の様子を見守っていたベッテルが走行を断念してマシンを降りた。ベッテルはノータイムで予選を終えることになり、レースへの出走可否はスチュワードの判断に委ねられるが、フリー走行のタイムを踏まえて決断されるため、決勝は最後尾、もしくはピットレーンからのスタートとなる可能性が高い。
トラブルに見舞われたベッテルのほか、ルクレールとフェルスタッペンの上位2台は終盤のアタックに参加せず。18分で争われたQ1で予選順位を確定させたのは16番手から順にノリス(マクラーレン)、アルボン(トロ・ロッソ)、ラッセル、クビサが19番手だ。
15番手でQ2に進んだクビアト(トロ・ロッソ)とノックアウトされたノリスはわずか0.055秒のギャップしかなく、9番手タイムを刻んだグロージャン(ハースF1)と比べても0.187秒差と大混戦のQ1となった。
Q1でルクレールのタイムを上回るドライバーは現れず、フェルスタッペンも2番手をキープ、ハミルトン、ガスリー(レッドブル)、ライコネンがトップ5に名を連ねている。
Q2はミディアムタイヤを履いたメルセデスコンビが先陣を切り、同様にミディアムを選んだルクレールがすぐ後を追いかけた。先にアタックラップに入ったハミルトンが1分12秒149をたたき出し、ボッタスも1分12秒487をマークしてメルセデスが1-2態勢を築く。ソフトタイヤではルクレールに引き離されていたメルセデスだが、ミディアムタイヤでは好ペースを発揮している。それでも、ルクレールがハミルトンに0.195秒差で2番手に飛び込み、ソフトタイヤを履いたガスリーが3番手、ボッタスは4番手に下がった。
フェラーリやメルセデスより遅れて動き出したフェルスタッペンもミディアムタイヤでガレージを後にしたものの、アウトラップを終えた直後にパワーロスを訴えて緊急ピットイン。この時点で残り時間は7分強だったが、数分後にはフェルスタッペンが再びコースに姿を見せ、アウトラップでマシンの状態を確認してからソフトタイヤでアタックラップを開始している。理想的なタイヤ戦略を断念せざるを得ない中でも4番手タイムを記録したが、ステアリングを握るフェルスタッペンは思うように走れなかったようだ。
混戦の中団グループのバトルはQ2で一層の激しさを見せ、0.01秒のギャップで11番手に終わったジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)ほか、マグヌッセン(ハースF1)、リカルド(ルノー)、クビアト、ラストロール(レーシング・ポイント)がQ2敗退となった。
8番手でQ3進出を決めたルノーのヒュルケンベルグと、13番手だった相棒のリカルドのタイムはわずか0.33秒しか違っておらず、この差に6台がひしめき合っている。
トップ10入りを決めたドライバーたちが次の走行準備を進める一方、ルクレールのフェラーリガレージではメカニックたちが慌ただしく作業しており、不穏な空気がただよっていた。ルクレールの問題はこの時点で判明していなかったが、フェラーリはベッテルを襲ったトラブルがターボへのエアフローに関するものだったと明かした。
その間に始まったQ3はソフトタイヤを装着したメルセデスコンビをはじめ、フェルスタッペンやガスリーらも早々に動き出し、順にアタックラップに入っていく。ハミルトンが1分11秒767をたたき出した頃、予選中の修復がかなわないと判明したフェラーリマシンからルクレールが離脱、セッションを終えることになった。
Q3序盤は6台がタイムを残し、ハミルトン、フェルスタッペン、ボッタス、ガスリー、グロージャン、サインツの順でタイムシートに名前を刻んだ。
フェラーリ不在の状況で迎えたラストアタックではボッタスとガスリーが自己ベストを更新するもポジションを上げられず、タイムを伸ばせなかったもののハミルトンがポールポジションを手に入れ、フェルスタッペンがフロントローを確保している。ボッタスは0.016秒足りずに3番手となり、ガスリーに次いでライコネンが5番手、グロージャン、サインツ、ペレス(レーシング・ポイント)、ヒュルケンベルグが9番手、Q3では一度もコースに出られなかったルクレールが予選10番手となった。
レッドブル・ホンダは、フェルスタッペンが2番手のフロントロー、ガスリーが4番手で2列目。メルセデス勢のミディアムタイヤに対して、レッドブル・ホンダはソフトタイヤで決勝スタートしますが、どちらが有利か楽しみですね!
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