名古屋ふれあいユニオン委員長酒井徹さんのブログの紹介です。
連帯の意味をこめて。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
地域労組、トヨタグループ3社に抗議行動
――ジェイテクトから団交応諾回答勝ち取る!――
http://imadegawa.exblog.jp/8528134/
■地域共闘の力で団交の扉を切り開いたぞ!
愛知県の個人加盟制労働組合・名古屋ふれあいユニオンは6月25日、トヨタ自動車海外
営業拠点やジェイテクト本社などトヨタグループの中枢機能の集中する名古屋駅前で、愛
知製鋼(旧豊田製鋼)・豊田スチールセンター・ジェイテクト(旧豊田工機)のトヨタグ
ループ3社による団交拒絶・引き延ばしに抗議する行動を行なった。行動には友好労組の
ユニオンみえや管理職ユニオン東海などからの応援者を含め約20人が参加した。
抗議行動はまず、トヨタグループの総合商社・豊田通商の株主総会に合わせ、会場とな
る豊田センチュリービル前で展開された。豊田通商は、名古屋ふれあいユニオン組合員の
中国人正社員女性に対してトヨタ自動車出身の専務がパワハラ・人種差別発言を行なった
疑いがもたれている豊田スチールセンターの親会社である。ユニオンを通じて上司のパワ
ハラ・人種差別発言を告発した当該組合員は、その後、これまでの業務とは全く違う部署
に配置転換されてしまった。名古屋ふれあいユニオンは、彼女に対する専務のパワハラ・
人種差別発言疑惑と配置転換とについて、これまで再三にわたる団体交渉申し入れを行
なっているが、豊田スチールセンターはこれを明確に拒絶している。名古屋ふれあいユニ
オンは豊田通商株主の方々に、子会社における人権侵害事件への注目を呼びかけ、労働者
の声に耳を傾けていただけるよう訴えた。
その後抗議行動は、ジェイテクト本社やトヨタ自動車海外営業拠点の集う名古屋駅前
ミッドランドスクエアに終結。ジェイテクトや愛知製鋼に対し、速やかに団体交渉に応じ
るよう呼びかけた。
ジェイテクトは直接雇用の日系ブラジル人労働者が名古屋ふれあいユニオンに加盟した
にもかかわらず、5月15日の団体交渉申し入れ以来、1ヶ月以上立った抗議行動当日に
なっても団体交渉開催に向けた具体的な回答をユニオンに対して行なわなかった。また愛
知製鋼は、労働者の命に関わる職場の安全・労災の問題についても、「派遣労組に就業先
への団交権はない」と公然と居直っているのである。
名古屋ふれあいユニオンは両社に対し、自分たちのやっていることにやましいところが
ないのであれば、正々堂々と団体交渉のテーブルに付くよう呼びかけた。また、応援に駆
けつけた管理職ユニオン東海の堰代委員長もマイクを握り、トヨタ下請・中央発條におい
ておこった沖縄の派遣難民使い捨て事件、いわゆる「サンワスタッフ事件」について訴え
た。
こうした行動が功を奏し、これまで3度にわたる団体交渉申し入れに対し書面による
「問い返し」を繰り返して団交応諾を引き延ばしてきたジェイテクトが、6月26日付でつ
いに団体交渉開催の回答を名古屋ふれあいユニオンに寄せた。働く者の団結とコミュニ
ティユニオンの地域共闘の力が、ついにトヨタグループの工作機械メーカー・ジェイテク
トをして団体交渉を開かせる結果となったのだ。
■次は愛知製鋼・豊田スチールセンターだ!
労働者の命に関わる職場の安全の問題に関し、派遣労組には就業先への団交権は存在し
ないと言いきった愛知製鋼に対しては、すでに愛知県労働委員会に不当労働行為救済申立
を行ない、真っ正面から闘っている。あとは、労働者の訴えに耳を貸さず、そればかりか
パワハラを告発した当該労働者を今までとは全く違う部署に配置転換を強制した豊田ス
チールセンターである。
豊田スチールセンターは、昨年10月26日以来、実に4度にわたる労組の団交申し入れを
明確な表現で拒絶している。上司のパワハラは労働者に対する重大な人権侵害であり、ユ
ニオンを通じ勇気を振り絞ってそれを告発した労働者に対する突然の配置転換は不当労働
行為の疑いも濃厚である。
名古屋ふれあいユニオンは、組合員に関する労使間の紛争を労使の話し合いによって解
決することを本分としている。それだけに、団体交渉の拒絶は不当労働行為の最たるもの
として強い姿勢で臨んでいる。豊田スチールセンターが今後も団体交渉拒絶の意思を翻す
ことがないのであれば、名古屋ふれあいユニオンは地域共闘・全国共闘の力で第二・第三
の抗議行動、また愛知県労働委員会への不当労働行為救済申立も辞さない覚悟だ。
豊田スチールセンターは、トヨタ自動車出身専務の「パワハラ」疑惑に関し、労働組合
との話し合いに応じよ!当該労働者の配置転換について団体交渉を行なえ!
【参考記事】
愛知製鋼:構内下請労組、不当労働行為救済申立
http://imadegawa.exblog.jp/6205214/
トヨタ系 愛知製鋼:「派遣労組に団交権なし」と主張
http://imadegawa.exblog.jp/8233645/
トヨタ系ジェイテクトに4回目の団交申し入れ
http://imadegawa.exblog.jp/8443678/
連帯の意味をこめて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
地域労組、トヨタグループ3社に抗議行動
――ジェイテクトから団交応諾回答勝ち取る!――
http://imadegawa.exblog.jp/8528134/
■地域共闘の力で団交の扉を切り開いたぞ!
愛知県の個人加盟制労働組合・名古屋ふれあいユニオンは6月25日、トヨタ自動車海外
営業拠点やジェイテクト本社などトヨタグループの中枢機能の集中する名古屋駅前で、愛
知製鋼(旧豊田製鋼)・豊田スチールセンター・ジェイテクト(旧豊田工機)のトヨタグ
ループ3社による団交拒絶・引き延ばしに抗議する行動を行なった。行動には友好労組の
ユニオンみえや管理職ユニオン東海などからの応援者を含め約20人が参加した。
抗議行動はまず、トヨタグループの総合商社・豊田通商の株主総会に合わせ、会場とな
る豊田センチュリービル前で展開された。豊田通商は、名古屋ふれあいユニオン組合員の
中国人正社員女性に対してトヨタ自動車出身の専務がパワハラ・人種差別発言を行なった
疑いがもたれている豊田スチールセンターの親会社である。ユニオンを通じて上司のパワ
ハラ・人種差別発言を告発した当該組合員は、その後、これまでの業務とは全く違う部署
に配置転換されてしまった。名古屋ふれあいユニオンは、彼女に対する専務のパワハラ・
人種差別発言疑惑と配置転換とについて、これまで再三にわたる団体交渉申し入れを行
なっているが、豊田スチールセンターはこれを明確に拒絶している。名古屋ふれあいユニ
オンは豊田通商株主の方々に、子会社における人権侵害事件への注目を呼びかけ、労働者
の声に耳を傾けていただけるよう訴えた。
その後抗議行動は、ジェイテクト本社やトヨタ自動車海外営業拠点の集う名古屋駅前
ミッドランドスクエアに終結。ジェイテクトや愛知製鋼に対し、速やかに団体交渉に応じ
るよう呼びかけた。
ジェイテクトは直接雇用の日系ブラジル人労働者が名古屋ふれあいユニオンに加盟した
にもかかわらず、5月15日の団体交渉申し入れ以来、1ヶ月以上立った抗議行動当日に
なっても団体交渉開催に向けた具体的な回答をユニオンに対して行なわなかった。また愛
知製鋼は、労働者の命に関わる職場の安全・労災の問題についても、「派遣労組に就業先
への団交権はない」と公然と居直っているのである。
名古屋ふれあいユニオンは両社に対し、自分たちのやっていることにやましいところが
ないのであれば、正々堂々と団体交渉のテーブルに付くよう呼びかけた。また、応援に駆
けつけた管理職ユニオン東海の堰代委員長もマイクを握り、トヨタ下請・中央発條におい
ておこった沖縄の派遣難民使い捨て事件、いわゆる「サンワスタッフ事件」について訴え
た。
こうした行動が功を奏し、これまで3度にわたる団体交渉申し入れに対し書面による
「問い返し」を繰り返して団交応諾を引き延ばしてきたジェイテクトが、6月26日付でつ
いに団体交渉開催の回答を名古屋ふれあいユニオンに寄せた。働く者の団結とコミュニ
ティユニオンの地域共闘の力が、ついにトヨタグループの工作機械メーカー・ジェイテク
トをして団体交渉を開かせる結果となったのだ。
■次は愛知製鋼・豊田スチールセンターだ!
労働者の命に関わる職場の安全の問題に関し、派遣労組には就業先への団交権は存在し
ないと言いきった愛知製鋼に対しては、すでに愛知県労働委員会に不当労働行為救済申立
を行ない、真っ正面から闘っている。あとは、労働者の訴えに耳を貸さず、そればかりか
パワハラを告発した当該労働者を今までとは全く違う部署に配置転換を強制した豊田ス
チールセンターである。
豊田スチールセンターは、昨年10月26日以来、実に4度にわたる労組の団交申し入れを
明確な表現で拒絶している。上司のパワハラは労働者に対する重大な人権侵害であり、ユ
ニオンを通じ勇気を振り絞ってそれを告発した労働者に対する突然の配置転換は不当労働
行為の疑いも濃厚である。
名古屋ふれあいユニオンは、組合員に関する労使間の紛争を労使の話し合いによって解
決することを本分としている。それだけに、団体交渉の拒絶は不当労働行為の最たるもの
として強い姿勢で臨んでいる。豊田スチールセンターが今後も団体交渉拒絶の意思を翻す
ことがないのであれば、名古屋ふれあいユニオンは地域共闘・全国共闘の力で第二・第三
の抗議行動、また愛知県労働委員会への不当労働行為救済申立も辞さない覚悟だ。
豊田スチールセンターは、トヨタ自動車出身専務の「パワハラ」疑惑に関し、労働組合
との話し合いに応じよ!当該労働者の配置転換について団体交渉を行なえ!
【参考記事】
愛知製鋼:構内下請労組、不当労働行為救済申立
http://imadegawa.exblog.jp/6205214/
トヨタ系 愛知製鋼:「派遣労組に団交権なし」と主張
http://imadegawa.exblog.jp/8233645/
トヨタ系ジェイテクトに4回目の団交申し入れ
http://imadegawa.exblog.jp/8443678/