利益優先をする火事場泥棒との声も有る
トヨタは、5月に行われた労使懇談会で、夏場の電力不足に対する対応として、「平日のピーク電力の抑制に取り組む方針として、7月から9月の休日を木・金曜日に変更する」と決めて、現在進行中です。
ところが、8月に入って「9月は毎週木曜日を出勤にする」と決定しました。しかも10月以降も土曜日の出勤が目白押しで、来年の3月まで続ける、新たなカレンダー変更を決定しました。
当労働組合は、8月9日付で豊田章男社長に「要請書」を出しました。要請内容は、
1、9月から木曜休日を稼働日にする計画を撤回すること。
2、どうしても実施する場合は、休日割増手当てを支払うこと。
3、取引関係会社の従業員にも休日割増手当てを補償すること。
を検討して、8月31日までに回答を求めましたが、9月に入っても回答は寄せられていません。
社会的に約束したことは、自動車産業とトヨタは守るべきでしょう。
電力制限解除
経産省は東電・東北電力の電力制限(節電)を前倒して解除した。理由は電気が余っているから。東電では何と1500万kw=原発13基分も余るという(東電発表供給5500万kw、需要4000万kw強、差し引き1500万kwも余る)。
今年4月頃には、『夏が大変、1000万kw不足』と言っていたのに、実際は1500万kwも余る。合計すると2500万kw(原発25基分)の誤差だ。
東電や政府(経済産業省)は一体、結果とはいえ、どういう計算をしていたのだろう。こうした判断があるのなら、日本自動車工業会は説明をするべきです。