9月9日(金)名古屋地方裁判所にて、ジェイテクトの従業員で、地位保全の救済を求めていた田中光太郎さんの、第3回の和解協議が行われ、金銭和解の方向で大筋合意を得ました。細目は次回の和解協議で詰めることになっています。
当日は、ATUの組合員を始め、他労組からも応援を頂き、和解協議の行方を見守り、田中さんを激励しました。提訴してから丸2年が経過してますが、この間、給料が貰えず厳しい生活の中、たくさんの人たちに支えられて裁判を闘うことができました。皆さんにお礼を申し上げます。
事の発端は、
トヨタグループ企業のジェイテクトで、うつ病疾患にかかり、その後職場復帰しょうと申し出たが、断られたために休職満了で退職を余儀なくされたために、2009年7月10日名古屋地方裁判所に「地位保全のため」提訴していました。
職場に、成果主義賃金が導入されるようになってから、にわかに増え始めた「精神疾患」患者は、増えることはあっても、減ることはないのが現状で、職場環境の改善が求められています。ATUが団体交渉をしているD社では、メンタルの産業医が2名から今では10名に増員して対応したり、復職制度の充実を図り、辞めずに復職めざしている従業員がいるまでになっています。